処暑(しょしょ)はなかなか聞くことがないかもしれませんが、24節気のひとつです。
位置付けとしては立秋の次なので秋の知らせが訪れた後の節気となります。
今回はそんな秋の知らせを受けた後のお勧めの過ごし方も兼ねて、処暑についてご紹介していきます。
目 次
2023年の処暑はいつ?
2023年の処暑は8月23日となります。
処暑は立秋の後の節気になりますが、実際はまだ9月に入る前の8月下旬頃になります。
そのためまだ最近では、地球温暖化の影響もあり、この時期でも暑さが残っているところもあります。
ただお昼頃は暑いかもしれませんが、朝夕になるとかなり涼しくなり始めるので、少しずつ秋を感じれるのも特徴です。
処暑の意味や由来は?
処暑は二十四節気のうち14番目に当たります。
処暑の意味は読んで字のごとく、「暑さ」が「止む、留まる様」を表しており、「暑さがおさまってくる頃」が意味合いとなります。
先ほども挙げたように、8月下旬も過ぎ、いよいよ9月、10月の秋に向けて四季が進み始めるのでだいぶ暑さがおさまって涼しさを感じやすい頃となります。
処暑の時期にぜひ食べたい旬の食べ物は?
処暑では夏が過ぎてだいぶ秋になりつつあるので、デパートやスーパーでは並んでいるものが変わっていくようになっていきます。
特に早いところは9月に入ったら並ぶところもありますが「さんま」です。
秋の魚の代名詞ともいわれる秋刀魚は、旬の時期になると脂の乗りも違うのでまた一段と美味しいですよね。
さんま以外にも秋ナスや山芋なども旬の食べ物と言われます。
さらにきのこ類もこの時期になると旬の時期になるので肉厚になり、食べごたえのある食材になるのも魅力です。
旬の時期に旬の食べ物を食べることによって、普段より栄養をたくさん体内に取り入れやすくなり、体調を崩しにくくなるのでぜひみなさんも買い物する時は気にかけてみてください。
8月にあるお勧め行事・イベント
処暑になると、立秋の時に比べてやや日が暮れるのが早くなってきますがまだまだイベントが多い時期でもありますのでご紹介していきます。
8月下旬 飛鳥光の回路
奈良県にある高市郡明日香村では夜に光の回路が現れます。
これは飛鳥寺から始まり、資料館や古墳までもロウソクの灯りでライトアップされます。
ロウソクの光が辺りを幻想的に包み込むのでロマンチックな空間を楽しむことができます。
8月23・24日 地蔵盆
三重県などで行われる地蔵盆は、その名の通り瑞龍寺境内のお地蔵を供養するためのお祭りと言われていますが、商店街を包んで露店で盛り上がる人気のお祭りです。
人が身動き取れなくなりやすいほどの人混みですが、その人の賑わいも楽しめるほど辺りは熱狂して賑わっています。
露店では王道グルメだけでなくご当地のグルメも堪能できるのでお勧めです。
8月下旬 ひたちなか祭り
茨城県のひたちなか市では、毎年8月下旬になると行われるひたちなか祭りがあります。
これは商店街を中心に行われるお祭りで、2日間にかけて行われるのが特徴です。
なかでも、花火大会や神輿・ダンスパレードが披露されるのでとても賑やかな一夜にしてくれるのでお勧めです。
8月 大石不動院八朔祭
三重県の松阪市では8月末になると大石不動院八朔祭が行われます。
これは豊作や慰安などの祈りを込めて松坂市の人中心で行われる行事ですが、ほかの県からも家内安全や五穀豊穣などを祈りに来る人がいるほどの例祭です。
道沿いには露店が開かれているので、歩きながらでも飽きの来ない風景を楽しむことができるのが魅力でもあります。
「二十四節気とは?意味や使い方、二十四節気一覧」
二十四節気とは2022年のいつ?意味や使い方と節気一覧。
このように処暑ではさまざまな行事やイベントがあるので、まだまだ日本の四季の移り変わりを楽しむことができます。
ただ、季節の変わり目は体調を崩しやすいのでみなさんもお気を付けください。