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八十八夜2023年はいつ?意味や由来や行事。この日の新茶は珍重!

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みなさんは「茶摘み」という歌をご存知ですか?

「夏も近づく八十八夜~~」という歌いだしでお馴染みの文部省唱歌ですね。

 

八十八夜という単語ばかりが印象に残りがちですが、タイトルは「茶摘み」です念のため。

さて、この八十八夜というのは土用などと同じく雑節のひとつですが、実のところ何なのでしょうか。

 

八十八夜2023年はいつ

立春から88日目というのはだいたい5月の上旬、5月1~3日がそれにあたります。

2023年は5月2日が八十八夜となります。

2024年は5月1日です。

 

八十八夜とは?意味や由来は

八十八夜というのは立春から数えて88日目(87日後)、文字通りの八十八夜です。

「米」という漢字を分解すると八十八になる(88歳のことも米寿と言いますね)ことから、農業に携わる人にとっては大変重要な日とされてきました。

 

彼の歌にもある通り、まさしく「野にも山にも若葉が茂る」頃ですね。

 

若葉が茂るという歌詞からも分かるように春から夏に移る時期にあたり、八十八夜を迎えたら夏の準備を始めます。

実際、数日後には立夏を迎える、昔は八十八夜を目安に種まきなどをしていたそうです。

 

八十八夜の行事

現在においても農家では、霜よけのよしずを取り払ったり、苗代の籾巻きを始めるというような慣しを行っているところが多いようです。

 

農作業の開始を祝う神事が行われて来た他、瀬戸内海では豊漁の続く時期としての「漁の目安」とされたり、沖縄地方の島では「とびうお漁」の開始の時期ともされたそうです。

 

このように、農業だけでなく、海においても重要な節目とされてきました。

 

八十八夜に飲んでおきたい一番茶の新茶

その年で最初に新芽を摘んで淹れたお茶を「一番茶」または「新茶」といいますが、八十八夜に摘まれた新茶は、栄養価が高いとされ珍重されていました。

 

新茶には冬の間に蓄えられた成分が詰まっており、そのためお茶のうまみとなるテアニンなどの成分が豊富に含まれています。

香りもとてもいいので、昔は特に有り難がられたのもうなずけます。

もちろん実際のところは、産地の気温などによって茶の成熟度も変わるので、茶摘みの時期は変わっていきます。

 

以上、八十八夜についてでした。

 

この初夏になろうかという時期ですが、遅霜(おそじも)が降りて農作物に被害を与えることがあります。

これを「八十八夜の別れ霜」といいます。

 

八十八夜以降は霜の心配がなくなる、という解釈もあるそうですが・・・。

とにかく、農業と結びつきの強い雑節の1つだということでした。

 

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