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貴族階級・称号 雑学・豆知識・疑問解決

貴族階級の爵位とは?順位や違いは。日本とイギリス(英国)で比較

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映画やアニメなどで、「伯爵」や「男爵」という言葉を耳にしたことが一度はあるのではないでしょうか。

何となく偉い人で、貴族の人達・・・といった漠然としたイメージしかないのでは?

 

お笑い芸人で一時ブレイクした「髭男爵」、バイクのお店である「レッドバロン」、猫の恩返しに出てくる猫の「バロン」というのは、実は全部「男爵」という貴族の爵位(しゃくい)なんですね。

 

貴族と言われる人たちは、爵位というさらに細かに分類される地位があり、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵と大きく5つに分かれます。

では、どのような順位で偉いのか、それぞれにどのような違いがあるのでしょうか説明していきます。

 

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爵位(しゃくい)とは

爵位とは君主制に基づく国家において、貴族の段階別を示す栄誉称号のことで、世襲(子孫に受継がれる)される場合が多いです。

 

現在の日本では、貴族や身分制度というのはありませんが、実は歴史的につい最近まであったものなのです。

 

日本でも古代の大和政権時代、君主が大王(おおきみ)となり、豪族たちが貴族の地位になっていったと考えられ、平安時代に貴族が栄華を極める時代が来ます。

室町時代などの中世では、貴族制度は公家制度の中に残り、将軍が政治をする武士の時代にも根付いていました。

 

明治時代には、中国の周時代の諸侯を公・侯・伯・子・男に分けて爵位を授けたことを基に、西欧の貴族制度を参照して日本の貴族制度を作り、公家や大名などを華族とし爵位を与えました。

 

その時にできたのが、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の爵位なのです。

 

第二次世界大戦後に日本国憲法が制定されたことにより、華族制度は廃止され、皇族を除く貴族という身分は日本からなくなりました

 

貴族階級の順位とは

日本とイギリスの階級比較表(第二次世界大戦前の制度です)

  イギリス(英国) 日本での呼び名

Emperor(エンペラー.) 皇帝(こうてい)※天皇
King(キング.) 国王(こくおう)※該当なし
Grand Duke(グランドデューク.) 大公(たいこう)※該当なし

Duke(デューク.) 公爵(こうしゃく)
Marqui(マーキス.) 侯爵(こうしゃく)
Earl(アール.)・Count(カウント:英国以外.) 伯爵(はくしゃく)
Viscount(ヴァイカウント.) 子爵(ししゃく)
Baron(バロン.) 男爵(だんしゃく)

Baronet(バロネット.) 准男爵(じゅんだんしゃく)
Knight(ナイト・騎士.) 士爵(ししゃく)

 

日本における貴族の爵位では、

公爵

侯爵

伯爵

子爵

男爵

という順番に高い身分になります。

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しかし、ヨーロッパにおける爵位というのは、領地に属するもので、日本の様に家柄に属するものではなかったようです。

家督ではなく、その領地を相続していく貴族がその爵位を持つ事になり、中には一人で複数の爵位を持つこともあったのです。

 

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階級における役割、爵位の違いとは

君主・・・国家を治める統治者

皇帝

複数の国家や、複数の民族の支配者のことをいい、その支配領域を帝国といいます。

帝王というのも皇帝の別名で、emperor(エンペラー)と同意になります。

 

皇帝の配偶者のことを皇后(こうごう)、跡継ぎの子は皇太子(こうたいし)、その他の子は皇子(おうじ)・皇女(おうじょ)と言います。

 

皇帝が女性の場合は女帝(じょてい)ともいい、日本であれば推古天皇などの女性天皇、中国であれば武周朝の武則天(則天武后:そくてんぶこう)のような女性の皇帝になります。

皇帝の詳細はこちら

 

国王(王)

一つの国の君主を国王(王)と呼び、King(キング)と同意になり、その支配領域を王国と言います。

国王の配偶者を王妃、跡継ぎの子は王太子、その他の子は王子・王女と言います。

 

王が女性の場合は女王と呼ばれ、イギリスには今も女王がおります。

「アナと雪の女王」の女王のイメージがしっくりきやすいのではないでしょうか。

 

日本では皇族女子の称号の一つとなり、複数の女王がいることになります。

 

国によって国王や皇帝なので捉え方が異なりますので、一つの定義にまとめるのは難しいようです。

国王の詳細はこちら

 

貴族・・・特権を備えた名誉や称号を持つ者

公爵(こうしゃく)

王家の分家にあたる者で、王家の親戚一同といったところでしょう。

日本でいうなら江戸時代の親藩(徳川家の親戚)のようなものです。

江戸時代の15代将軍徳川慶喜の後を継いだ徳川将軍家や、徳川慶喜別家、水戸徳川家が華族制度の公爵にあたるようです。

公爵の詳細はこちら

 

侯爵(こうしゃく)

公爵と同じこうしゃくと読むため混同しやすいため、「ソウロウコウ」と言われていました。

市立(しりつ)と私立(しりつ)を分けるために、「私立→わたくしりつ」と言うのと同じようなものですね。

 

国王との主従関係にある領主の中で、有力な者がなりました。

日本でいうと江戸時代の譜代大名・外様大名などです。

侯爵の詳細はこちら

 

伯爵(はくしゃく)

国王や皇帝の側近、城代、地方都市の有力者などがなりました。

日本でいえば大名の中でも力の弱い者になります。

イギリスでは自国の伯爵をEarl(アール)、外国の伯爵をCount(カウント)と呼びます。

 

「きかんしゃトーマス」に出てくる、ウルフステッド城に居住するロバート・ノランビー伯爵などご存知でしたら、イメージしやすいかもしれませんね。

 

ちなみに、ベルガモットで柑橘系の香りをつけた紅茶の「アール・グレイ」ですが、チャールズ・グレイ伯爵(Charles Grey)のグレイ伯爵:Earl(アール)+ Grey(グレイ)から由来しているそうです。

伯爵の詳細はこちら

 

子爵(ししゃく)

伯爵の副官という地位で、国王の直臣で力のあまりない者や、有力領主の跡取りなどに与えられます。

子爵の詳細はこちら

 

男爵(だんしゃく)

アニメや映画などでもよく耳にする男爵ですが、貴族の中では一番低い身分になるようですね。

地方の有力者や、王国から派遣された役人などに与えられる称号です。

 

一代限りで叙勲される男爵があり、現在では首相や国会議長など国家に貢献した者に与えられるようです。

明治時代に、川田龍吉男爵がイギリスから持ち込んだじゃがいもの品種を「男爵芋」と言われるのも、男爵から来ています。

お笑い芸人の髭男爵や、猫の恩返しに出てくる猫のバロンは貴族ではありましたが、帰属としては低い身分なのでした。

男爵の詳細はこちら

 

準貴族・・・貴族と平民の間に位置する者

準男爵(じゅんだんしゃく)

またまた「きかんしゃトーマス」ですが、トーマスたちの鉄道を運営しているオーナーのトップハム・ハット卿は、この準男爵にあたるようです。

今で言うと、地方で有力な会社の社長といった具合の人物になるようですね。 

準男爵の詳細はこちら

 

士爵(ししゃく)

英国では、国家的な功労や功績を残した叙勲者に与えられる、中世の騎士階級に由来した称号です。

ナイトの称号は、政治家や軍人、役人などが対象でしたが、現在では経済人、芸能人、スポーツ選手などにも送られるようになりました。

 

英国人だけでなく、日本人でも豊田章一郎(トヨタ自動車会長)、松下正治(松下電器産業会長)、盛田昭夫(ソニー会長)など多数の方が授賞しています。

士爵の詳細はこちら

 

日本にはあまり馴染みのないような貴族ですが、実は戦前まで残っており、日本の歴史にも根深いものだったのです。

伯爵や男爵は聞いたことがあるという人も、全部の称号はなかなか知らなかったかもしれません。

 

このような階級があり、今もイギリスなどでは形として残っているということをわかってもらえればと思います。

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