芒種(ぼうしゅ)と一言でいってもわかる人は少ないですよね。
芒種は24節気のうちの一つです。
24節気の小満の次がこの芒種です。芒種の頃に梅雨に入ることが多く、ムシムシして時期になるのが特徴です。
今回はそんな芒種についてご紹介していきます。
目 次
2023年の芒種はいつ?
2023年の芒種は6月6日(火)となります。
毎年の目安は小満から15日目頃と言われています。
この時期になると全国的に梅雨に入っていることが多く、台風もでき始めるので天気の具合にも注意が必要です。
芒種の意味や由来は?
芒種は24節気のひとつで、9番目の24節気になります。
芒種という言葉を紐解いていくと「芒」は「のぎ」読みます。
「芒」とは、「稲や麦の穀物の穂先にある植物の実の外側の硬いトゲのような毛」のことを指します。
「種」はみなさんご存じの「種子」という意味の種です。
この二つを合わせることによって、「稲や麦の穀物の種子を撒く頃」という意味合いになります。
実際は芒種よりかは早く種まきをしますが、梅雨時ともあるので芒種を目印にする農家さんもいます。
芒種の時期にぜひ食べたい旬の食べ物は?
芒種の時期になると、早いところでは夏野菜が出回っていることがあります。
とくに葉野菜や鞘豆類が旬と言われることが多く、「さやえんどう」や「明日葉」、「紫蘇(しそ)」や「三つ葉」といったものがさらに美味しいと言われています。
さらに芒種の頃になると梅をスーパーなどで見かけ、梅酒を漬ける方が多いとされています。
6月中旬ごろになると黄色い梅が出始めますが、6月上旬ではまだ青いのが多く、梅酒を仕込むのにはうってつけと言われています。
お酒の好きな方にはぜひ目安にご参考ください。
梅雨の時期になると湿度や気温の変化が激しいので体調を崩す方が多いです。
そのようなときに、少しでもこのような栄養価が高い旬の野菜を食べることによって、健康を維持することにもつながりますので、ぜひ皆さんも召し上がってください。
6月にあるお勧め行事・イベント
芒種は梅雨である時点でなかなか外に出かけにくいですが、日本中ではさまざまな行事・イベントが行われていますのでご紹介します。
6月第1日曜日 プロポーズの日
特に女性の方は気にかけている方が多いと思いますが、「6月に花嫁になると幸せになれる」という言い伝えが日本で広まっていますよね。
これに合わせて全日本ブライダル協会では、6月の第1日曜日を「プロポーズの日」と定めています。
この月以外に結婚されても幸せになっている方が多いと思いますが、プロポーズをしようかどうか迷っている方はぜひロマンチックにあやかり、6月にしてみるのはいかがですか。
6月 赤玉杉池まつり
新潟県佐渡市にある赤玉神社では6月になると赤玉杉池まつりが行われます。
ここでは様々な舞や踊りが披露されます。
鹿のカップルを表した小鹿舞や、花笠をかぶった幼児の花笠踊りなどが行われて心を和ませてくれます。
閲覧料も無料ですので、ぜひお立ち寄りできる方は観に行ってみてください。
6月 あやめ・ラベンダーのブルーフェスティバル
埼玉県久喜市では6月になるとあやめ・ラベンダーのブルーフェスティバルを行っています。
菖蒲総合支所庁舎周辺で行われていますが6月いっぱいを楽しむことができるのが特徴です。
6月上旬から中旬までがあやめ(花菖蒲)、中旬から下旬までがラベンダーが見ごろとされています。
近くにいるだけでもあやめやラベンダーのいい香りが漂い、心を落ち着かせてくれます。
お花好きやそれ以外の方にもぜひお勧めのイベントです。
他の二十四節気についてはこちら
二十四節気とは2020年のいつ?意味や使い方と節気一覧。
このように日本中ではいろいろなイベントや行事がありますが、先ほどもあげたように梅雨に入っていることが多く、体調を崩しやすい時期でもあります。
健康でいることが人生を楽しむための必須条件でもありますのでぜひみなさんもお体にはお気を付けください。