■はじめに
人間は生まれてもって「権利」というものを持っています。
権利には色々なものがあり、人々を守るためにも「人権」という権利もあります。
人類にとって権利は、とても大切なものであり、生きていく上でも必須になります。
そこで今回は、「人権擁護委員の日」という記念日をご紹介しようと思います。
目 次
■人権擁護委員の日とは
人権擁護委員の日が制定されたのは、1949年のことです。
毎年6月1日を「人権擁護委員の日」と定め、人権擁護委員の方々が日本の皆さんの相談に応じる存在として、各市町村に配置されることを知らせるとともに、人権尊重の大切さを呼びかけることをしています。
■由来について
人権擁護委員の日は、1949年の6月1日に施行されたことを記念して、6月1日になったそうです。
日本の人々の相談や、自分たち人権擁護委員の存在を高めるためにも、この記念日を作ったのが由来だそうです。
国民の人権を保護したいという思いが、だんだんと現実化してきたとも言えます。
■意味について
人権擁護委員の日をつくった意味としては、やはり国民の皆さんからの認知度を目的や、昔は戦争があったりした時代でしたから、1人1人の人権、命を守ることが大切になってきたのではないかと思います。
人権は、大人よりも子供を守る上で重要なことです。
実際に、どのようなイベントや企画を行っているのかご紹介します。
■どのようなイベントが行われているのか
人権擁護委員の日では、それに伴う人権フェスタイベントというイベントを行っています。
どういった内容かというと、人権に関するメッセージやチラシを配ったり、子供も加わって体操をしたりしているイベントです。
虐待などがある世の中で、やはり子供の大切さは重要視されつつあります。
ゆるキャラなどを用いて、人々と一緒に人権擁護委員の認知度を広める企画も行っているそうです。
他には、毎年6月1日には、人権擁護委員が人々の暮らしや個人のプライバシーなど、差別や、学校のいじめについての相談にも応じることもしています。
相談は気軽にすることができ、無料で行っています。
今後を生きていくにあたって、個人情報でもあるので重要になっています。
1人では中々解決できないようなことも、人権擁護委員の方々に相談をすることによって、不眠やうつ病になるのを防ぐこともできます。
■人権についての雑学
人権擁護委員についての雑学は、調べた限りではそれといったことは見つかりませんでした。
しかし、人権についての雑学がいくつかあったので、そちらをご紹介しようと思います。
一つ目は人権にも関わるであろう、テレビで手錠にモザイクがかけられている理由についてです。
皆さんは、自宅などでテレビを見ている時にこんな光景を見たことはありませんか?
「手錠にモザイクがかかっている」という事です。
なぜモザイクがかけられているのか、それは容疑者の人権を守るためにあります。
逮捕された時点では犯罪者として確定されておらず、あくまでも「容疑者」になるのです。
なので、手錠にモザイクをかけることで、この人はまだ犯罪者ではないという事を表しています。
二つ目は、人の人権に関する名言を言った福沢諭吉についてです。
福沢諭吉の名言として有名な「天は人の上にして人をつくらず」という言葉です。
意味合いとしては「人は生まれながらにして平等ですよ」というようにとらえられていると思います。
しかし、福沢諭吉が伝えたかったことは別にあります。
福沢諭吉は「平等の差は勉強によって生まれるからちゃんと勉強に励もう」ということを伝えたかったのであり、人が生まれながらにして平等などとは一言も思っていませんでした。
■まとめ
人権擁護委員の日を決めることによって、改めて人権の重要さ、子供の大切さまでも教えてくれる、そんな日だと思います。
人権擁護委員の方々が行っていることは、日本にとっては大きな一歩だと思いますが、若者にとってはあんまり身近にないものでもあります。
人権は守られてこそ、一人の力が発揮することができたり、人から人へ物事を伝えられることができるなど、今後を生きるためにも「人権」に重点をおくべきであります。
人権擁護委員は、国民の相談を聞いているようなものなのであり、感謝するのに一言では到底足りません。
生きがいや、たとえ小さな趣味でも感じ、一つや二つ持つことでも全然変わるので、試しに一回で「人権」を意識して生活してみてはいかがでしょうか。
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