■はじめに
3月といえば皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
卒業式やホワイトデーなどイベントごとがたくさんありますね。
その中でも3月3日と言えば・・・桃の節句ではなく、桃の日ですね!
今回は桃の日について紹介させていただきます。
目 次
■桃の日とは
桃の日は毎年3月3日にあります。
制定されたのは1996年3月3日でした。
制定した団体はなんと、日本たばこ産業株式会社です。
タバコの会社がなぜ桃の日の制定をしたのでしょうか。
■意味
由来に記載するとおり、「桃の節句」に「桃の天然水」をかけてRPしようという意味合いがあります。
桃の天然水は日本たばこ産業株式会社(通称:JT)が発売していた清涼飲料水です。
制定された年である1996年~2015年までは日本たばこ産業株式会社が発売していましたが、飲料部門から撤退したため、現在はサントリーフーズが製造販売しているそうです。
「桃の天然水 SPARKLING」、「桃の天然水 ライト」、「桃の天然水 クリア」、「桃の天然水 ホット」などさまざまなバリエーションの商品がありました。
CMで一番有名なのは華原朋美さんが出ていたものではないでしょうか。華原さんがCM内で連呼していた「ヒューヒュー」は、当時の流行語にもなったそうです。
■由来
3月3日と言えば、ひな祭りが行われる「桃の節句」ということで、日本たばこ産業株式会社の商品である「桃の天然水」をPRするために制定したそうです。
販売当初はほとんど売れていなかったようです。しかし、上記にもありますが、華原さんのCMで人気に火がついて固定ファンも増えていったようです。
■イベント
現在、桃の日に行われている定期的なイベントはないようです。
桃の天然水の販売が桃の日を制定した日本たばこ産業株式会社からサントリーフーズに移行したのも、定期的なイベントがないことにつながっているかもしれません。
■桃に関する雑学
・ひな祭りを桃の節句というのはなぜ??
古くから中国では桃の木には体の中の悪いものを取り除く力があると考えられており、その考え方が日本に伝わったことで、「ひな祭り」のときに桃が使われるようになったという説があります。
また、3月上旬は、旧暦では桃の花が咲く時期とも重なり、桃の花の可憐な美しさが、女の子のイメージにつながったのではないかという説もあります。
他にも中国で昔から信じられている仙女の西王母(せいおうぼ)の誕生日を祝う会で食べるはずだった桃を孫悟空が食べてしまったという逸話があり、その西王母の誕生日というのが、3月3日だったからという説もあります。
「ひな祭り」が「桃の節句」と呼ばれる理由は、ここにあったのかもしれません。
・「やまなし桃の日」というとても類似した記念日もある?!
今回のテーマである桃の日とは別に、「やまなし桃の日」という記念日も存在しているようです。
その記念日は7月19日だそうです。「百」は「もも」とも読むことができますよね。
7月19日は、1月1日から数えると、200日目にあたることが多いそうです。「百」が重なる日ということで、やまなし桃の日に制定されたとのことです。
他にも理由があり、桃の出荷時期がこの時期であるということも理由の一つだそうです。
この記念日を制定したのは山梨県果樹園芸会という団体です。
■まとめ
今回は桃の日についてご紹介させていただきました。
なんでたばこの会社が桃の日を制定するのだろう・・・と思いましたが、納得の理由でしたね。
桃の天然水は一時期、姿をみなくなりましたが、最近はコンビニや自動販売機などでも見かけるようになりましたね。
すっきりとしたほどよい甘さが癖になる飲料なので、飲んだことのない方はぜひ一度試していただきたいです。
3月3日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります!