■はじめに
年度が切り替わる3月から4月に入ると、いよいよ本格的に引っ越しのピークを迎える時期になります。
新生活を迎えるのに合わせて、新居や家具の準備で慌ただしく過ごしている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな4月の始まりは、私達の住まいに欠かせない建具の日です。
目 次
■建具の日とは
建具の日は毎年4月10日にあります。
建具の日が制定されたのは、1985年(昭和60年)のこと。
一般社団法人全国建具組合連合会によって制定されました。
全国の建具業に関わる55の組合や企業などが、正会員や賛助会員として加盟しています。
■意味
全国建具組合連合会は建具業界の認知を促進し、建具製作の技能向上を通して国産業経済の発展に寄与することを目的とした事業を行っています。
建具は住宅の中で重要な役割を果たしています。
建具の日がある春には、住宅の新築や増築が行われ、より注目される時期であることから建具のアピールにつなげるといった意味合いがあります。
全国の企業や販売店などでは、イベントや地域への寄贈などの活動が行われています。
■由来
4月10日は、「よ(4)いと(10)」と読むことができます。
この語呂合わせから、建具の要となる「戸」を掛けて「良い戸の日」は、建具の日として4月10日に制定されました。
■イベント
全国建具組合連合会主催で毎年【全国建具展示会】が開催されています。
これは、建具業界の士気や技術の向上を通して伝統技術の探求、新商品開発につなげることを目的としたイベントです。
全国持ち回りで関連企業や一般にもPRできる場として開催されています。
第52回目を迎える2018年も【 建具フェア・さいたま大会】と題し、8月30日~31日にかけて大宮ソニックシティにて一般公開されました。
テーマは「不変と変化」で、半世紀以上の歴史がある技術や将来に向けた内容の展示が行われたとのことです。
他にも、静岡県大川市では毎年【春の大川木工まつり】が開催されています。
第9回目となる2018年も大川産業会館や市内のショールームなどで4月14~15日にかけて行われました。
抽選会や子ども達のアイデアによる家具のコンテストなどが行われるなか、地元内外の建具や家具などの関連企業による出展があり、名産市と共に賑わいました。
4月10日に合わせてであったり通年通して建具に関連するイベントが各地で開かれていますので、購入を検討さている方やご興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
■建具の雑学
建具の日にちなんだ雑学をご紹介します。
□建具とは!?
建具の読み方をご存知でしょうか?
筆者も迷ってしまいましたが、こちらは「たてぐ」と読みます。
建具は開口部に設けられている開閉機能を持った仕切りのことで、内部に使われるものと外部に使われるものの2種類に大別されます。
例えば、内部の建具としては障子やドアなどの個室の出入り口に使われるもの、クローゼットやお風呂場の扉、押し入れの襖などがあります。
外部の建具では玄関のドアやガラス戸、雨戸などがあります。
□建具の種類
建具と言ってもたくさんの種類がありますが、材質だけでも木、プラスチック、アルミなど様々なものがあります。
代表的なものとしてはやはり「開き戸」でしょうか、一般的にドアと呼ばれるものです。
デザインもですが取っ手にもたくさんの種類がありますので、ご自身に合ったものをカスタマイズしやすいですよね。
他にも開き戸に比べ気密性は落ちますが、小スペースで開閉しやすい「引き戸」やクローゼットによく使われる「折れ戸」、「両開き戸(観音開き)」と呼ばれるものなどがあります。
■まとめ
建具の日についてご紹介させて頂きました。
建具が庶民の暮らしに取り入れられるようになったのは平安時代と言われていて、現代の建物には必ずといって良い程設けられ重要な役割を果たしています。
毎年4月10日建具の日には、お家の建具のメンテナンスをしたり、購入をお考えの方はイベントなどをチェックしてみてくださいね。
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