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リサイクルの日とはいつ?意味や由来、イベントは。10月は3R推進月間

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「10月20日  リサイクルの日」

■はじめに

資源ゴミなのか、燃えないゴミなのか、あるいはゴミ置き場には出せないゴミなのか。

大きさや材質によって微妙なものも多く、そのたびに市役所に電話しています。

もっと細かく、世の中にあるもの全てを網羅した一覧表が欲しいと思いますね。

 

リサイクルの日とは

1990(平成2)年にリサイクル関係のNPOが、10月20日を「リサイクルの日」に制定しましたが、その後、通産省をはじめとする関係8省庁が毎年10月を「リデュース・リユース・リサイクル推進月間」(3R推進月間)と定めて、広くイベントを開催し、普及に力を入れたため、「リサイクルの日」は影が薄くなって、その役目は事実上終わっているようです。

 

3R推進とは、次の3つの頭文字から命名されています。

リデュース(Reduce)とは廃棄物の発生を抑制

リユース(Reuse)は製品・部品の再使用

リサイクル(Recycle)は再生資源の利用

ちなみに10月20日の日付ですが、これは「ひとまわり(10)ふたまわり(20)」の語呂合わせからだそうですが、説明が必要なのであまりいい出来とは言えませんね。

 

■リサイクルの日の意味と由来

大量生産、大量消費、急速な工業化といった高度経済成長時代を迎えるに伴い、ゴミ処理や産業廃棄物の問題が顕在化し、有毒廃棄物による公害が深刻な社会問題となりました。

この対策として、排出事業者に処理を義務づける廃棄物処理法が1970(昭和45)年に制定され、1974年にはリサイクル運動市民の会が発足し、ここから「リサイクル」という言葉が広く浸透することになります。

 

その後のバブル期には、さらに生産、消費は拡大し、増加する廃棄物の種類も大型家電やペットボトルなどに広がって、廃棄物の最終処分場の不足が言われ始めましたが、有効な対策もなく、事態は深刻化する一方でした。

1991(平成3)年になって、政府は資源の消費を抑え、環境汚染を低減するため、廃棄物処理法を改正して「循環型社会」を目指すこととし、国民にも広く協力を求めています。

 

■リサイクルの日のイベント

イベントは「リサイクルの日」ではなく、「3R推進月間」として毎年10月に全国各地で実施されていますが、8省庁が旗振り役となっているためか、会場も役所内やスーパー、工場、振興会館、学校、ホテル、公園など様々です。

定番のポスターコンクール、啓発パネル展、マイバッグ持参割引が目立ちますが、中にはリサイクルプラントの見学会や、リサイクルの科学実験などの興味深いイベントも企画されています。

 

リサイクルの日の雑学

▽ゴミを34種に分別する町

未来の子どもたちにきれいな空気やおいしい水を残そうと、「ごみゼロ宣言」を旗印に生活ゴミを34種類に分別、収集車の回収ではなく、住民自らが「ごみステーション」に搬入している町があります。

ステーションには、ゴミの種類ごとにコンテナが置かれ、それぞれにリサイクル後の製品も記されています。

また、不要になった服や備品を持ち込むことで、欲しい人が自由に入手できるシステムは、ゴミの減量にも役立っており、ステーションは住民交流の場にもなっています。

 

このシステム導入時には全国的な話題となり、「ゴミを分別するために生きているようだ」という住民の声もニュースで採り上げられましたが、さて、あの人は順応したのか、転居したのか…。

この「ごみゼロ宣言」、志や良し!とは思いますが、人口が1500人に満たない徳島県・上勝町だから可能であって、都会の共稼ぎでは時間もなく、ステーション搬入ができる交通事情でもなく、コミュニケーションが求められるとも思えません。

やはり、地域の特性や事情を勘案した施策でなくてはなりません。

 

▽リサイクルからリユースへ

リサイクルは確かに資源消費を抑制できますが、再利用には洗浄や分解といった工程が必要なため、一から作るよりコストがかかってしまうこともあって、それほど安価にはなりません。

リサイクル品は中古に近いというイメージを持たれているせいか、資源節約よりもつい値段に気を取られてしまい、思うような売れ行きではないようです。

 

また、プラスチックを溶かして再生するには、燃料として石油を消費することにもなり、製品の種類によってはリサイクルに疑問も生じ、リユースが重視されるようになっています。

リユースが広く浸透しつつあるのは、ヤフオクやメルカリの急成長からも見て取れますね。

 

■最後に

次々に便利な製品が生み出され、それを追うように容器包装(1997年)家電(2001年)食品(2001年)建設資材(2002年)自動車(2005年)小型家電(2013年)などのリサイクル法が施行されてきました。

手間や費用が発生して面倒だとつい思ってしまいますが、便利や快適を享受するには、廃棄にかかわる義務を負うことも必要なんですね。

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