「城の日」というのを聞いたことがあるでしょうか?
日本には全国各地にたくさんの城がありますが、いったどのような記念日なのでしょうか。
由来と併せてイベント等の紹介もしていきます。
目 次
城の日とはいつ?意味や由来は?
「城の日」とは、4(し)6(ろ)で「しろ」の語呂合せより、毎年4月6日にあります。
公益財団法人日本城郭(じょうかく)協会が、1974年度(昭和49年度)の事業として4月6日を「城の日」と定めました。
1992年(平成4年)に全国的な普及キャンペーンを行い、現在では各地の城で天守の無料開放などの行事を行うことが多くなっています。
一般社団法人日本記念日評議会に2013年(平成25年)公式認定されています。
公益財団法人日本城郭協会HP
姫路市の城の日
兵庫県姫路市が1990年(平成2年)に、日本三大名城の一つ姫路城を中心として市の復興の為に4月6日を城の日に制定しました。
しかし、2007年(平成19年)以降は姫路城が世界遺産に登録された「12月11日」を姫路市においての城の日としています。
入場料無料としていた姫路城での入場者数が非常に多く、安全のため入場制限を行うなどといった状況が続いてしまった為です。
現在の姫路市では12月11日に姫路城以外にも好古園、姫路市立動物園、姫路市立美術館、姫路文学館の無料開放も行われています。
1912年に国宝に、1993年に世界文化遺産に指定された姫路城は、1333年(元弘3)年に赤松則村によって築かれました。
現在の形になったのは1619年で、西国統治の重要拠点として羽柴秀吉、池田輝政、本多忠政が城を拡張しました。
五層六階の大天守と三つの小天守があり、その色や形から白鷺城とも呼ばれています。
外観は5重ですが、石垣でかこまれた部分をふくめると大天守の内部は7重です。
日本三大名城
日本国内において名城とされる城の上位3つを挙げたもののことですが、どの城かは時代や定義によって選定が変わってくるようです。
江戸時代の将軍徳川家の居城であった江戸城は、当時最大規模で知られていますが、それが理由で別格とされることもあります。
パターン別にいくつか紹介していきます。(江戸城除く)
【城郭の規模】
姫路城
名古屋城
大坂城
【設計者による機能美】
名古屋城
大坂城
熊本城
江戸時代初期の城造りの名手と言われた加藤清正、藤堂高虎が普請した城のうち、特に機能や技術に優れた3つの城です。
これは荻生徂徠(おぎゅうそらい・江戸時代中期の儒学者・思想家・文献学者)の記した鈐録外書(けんろくがいしょ・江戸時代の軍学書)の記述によります。
姫路城は池田輝政の手によるものなので、この三名城に該当しません。
【江戸時代の天守】
名古屋城
姫路城
熊本城
1665年(寛文5年)に天守が落雷で焼失していた大坂城は外され、著名な姫路城を入れたものと考えられます。
城の日は、桜が咲く時期でもあり全国各地の城で天守の無料開放等のイベントが行われているようです。
観光名所であったり地域の城等、様々ありますが、この日にちょっと注目し足を運んでみてはいかがでしょうか。
以上、城の日についてでした。
4月6日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります!