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ゼロ戦の日とはいつ?意味や由来、イベントは。歴史を振り返って

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■はじめに

7月から、8月に入るといよいよ本格的な夏を意識するシーズンです。

お住まいのエリアによっては、すでに夏のイベントや行事の準備を始めているところも多いですよね。

そんな7月の始まりは私達、日本人の技術と平和への思いの象徴、ゼロ戦の日があります。

 

ゼロ戦の日とは

ゼロ戦の日は毎年7月6日にあります。

この日がゼロ戦の日とされたのは、1939年(昭和14年)にゼロ戦の試作機の試験飛行が始まったことに因みます。

 

■意味

ゼロ戦の日は、ゼロ戦を通して歴史を振り返ってもらいたいという意味合いがあります。

そして、ゼロ戦に用いられた技術は、日本の精巧な物作りの原点であり、それが世界に知られることとなった機体であることを表す日でもあるんですね。

例えばゼロ戦の展示や記念飛行などが、今でも各地で行われています。

 

■由来

1937年(昭和12年)から三菱重工業の堀越二郎らが設計を行い、1939年7月6日にゼロ戦の試作機による試験飛行が始まりました。

このことから、ゼロ戦の日は7月6日に制定されました。

 

■イベント

現在、国内では十数機のゼロ戦が現存し、各地で展示等が行われています。

 

山梨県・鳴沢村の富士桜高原内にある【河口湖自動車博物館・飛行舘】では、「21型」と「52型」の完成機、21型のスケルトン状態で内部構造がわかる機体の合計3機が展示されています。

こちらは、毎年8月のみの開館期間となっていて、2018年もこの1ヶ月間限定で展示が行われました。

他にも、始動可能なゼロ戦のエンジン「栄」や一式戦闘機「ハヤブサ(隼)」、機銃などの部品や戦争関連の貴重な資料を見ることができます。

 

ちなみに、陸軍機であるハヤブサはゼロ戦に次ぐ総生産数を誇り、旧日本軍の主力戦闘機として海軍のゼロ戦に並んで陸軍のハヤブサと称されていました。

この2機を同時に見られるのはこちらだけとのこと。

詳細はこちら

 

国内のみならず、海外でもゼロ戦の展示や飛行イベントが開かれています。

また、太平洋やアジア、オセアニアの各地にはまだゼロ戦が眠っているとのことで、これから更に修復や復元作業が進められる可能性もあります。

 

7月6日や夏休みなどのレジャーに、ゼロ戦の情報をぜひチェックしてみるのはいかがでしょうか。

 

ゼロ戦の雑学

ゼロ戦の日にちなんだ雑学をご紹介します。

 

□ゼロ戦の活躍

ゼロ戦は零式艦上戦闘機の略称で、第二次世界大戦期に連合国の米英側の戦闘機に対し優勢に戦った戦闘機です。

その功績から、連合国側の敵パイロットからは「ゼロファイター(Zero Fighter)」と呼ばれていました。

“小回りが利き、飛行距離の長い戦闘機を”という海軍からの難題に応えるべく、設計に立ち向かったのが堀越二郎でした。

 

時速は533km、航続距離は3,500kmにもなり、速力、上昇力、航続力を満たすための軽量化が徹底されました。

それは、材質で強度を確保し、機体骨格だけでなくボルトやねじに至るまで肉抜き穴を開けるなどの高度な技術によるものでした。

日本で最多の1万機以上が生産されたゼロ戦は、日本最後の艦上戦闘機でもありあす。

 

□ゼロ戦はなぜ零式!?

当時、日本の軍用機は採用年次の皇紀下2桁を名称に冠する規定になっていました。

ゼロ戦が制式採用された1940年(昭和15年)は皇紀2600年にあたり、下2桁が“00”であることから「零式」という名称がつけられました。

 

■まとめ

ゼロ戦の日についてご紹介させて頂きました。

ゼロ戦は、戦後の航空機などの技術の元となったと言われていて、日本の技術や歴史を象徴する戦闘機です。

後世に語り継ぐために、たくさんの修復、復元などの活動が進められていることが今回、調べていて分かりました。

毎年7月6日ゼロ戦の日には、ゼロ戦を通して平和について考えてみるのはいかがでしょうか。

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