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花粉対策の日とはいつ?意味や由来、これから花粉症対策を

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▪はじめに

花粉症とは植物の花粉が原因で起こるアレルギー性疾患のことで、現在毎年春や秋に悩まされる人は日本国民の約25%にも及ぶとされています。

原因になる主な植物は、春はスギ・ヒノキ、夏はシラカンバ・コメ、秋はブタクサ・カナムグラなどがあり、とくに春の花粉症は日本の風物詩になるほどです。

そんな花粉症に対抗するため、早くから対策することを呼びかけるために作られた記念日が1月にあるのです。

 

花粉対策の日とは

花粉対策の日は、毎年1月23日にあります。

この記念日は、花粉症問題対策事業者協議会が2015年(平成27年)12月に制定した記念日です。

 

花粉症問題対策事業者協議会とは、「花粉問題対策にオールジャパンの力を結集して社会貢献」というキャッチコピーのもと、花粉問題に取り組む企業や研究機関などで結成された組織です。

 

▪意味

花粉対策の日には、花粉飛散量の低減や受粉の防御など適切な花粉対策を早めに行うことを啓蒙する目的があります。

 

▪由来

春の花粉症対策は1月・2月・3月がポイントになることと、「1・2・3」と覚えやすい数字が並ぶことが由来となって1月23日に制定されました。

 

▪イベント

花粉対策の日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。

 

花粉対策の雑学

<なぜスギの花粉が花粉症の原因になるの?>

日本には昔からスギがたくさん生えていましたが、花粉症にかかっている人はあまりいませんでした。

花粉症自体が日本では1960年代まで病気として認知されていなかったということもあるかもしれませんが、昔は大丈夫だった人が突然発症することも珍しくはなく、やはり現代の日本では花粉症にかかる人が増えているといえるでしょう。

 

なぜ、スギの花粉が花粉症の原因となってしまったのでしょうか?

それは次のような理由が挙げられています。

 

  • 1960年代に家や家具の材料として大量に植林されていたスギがあまり使われなくなり、花粉を飛ばすくらいまで成長して花粉の量が増えたこと
  • 地球温暖化の影響で花粉の飛散量が増えたこと
  • 車の排気ガスや工場から排出される化学物質が花粉に付着し花粉が汚染されたこと
  • 食生活が欧米化したことや、生活のリズムが崩れたり過度のストレスを受けたりすることで日本人の体がアレルギーを起こしやすい体質になってしまったこと

 

植林されたスギに関しては、行政が対策として花粉量の少ない品種のスギに植え替えを行っていますが、残念ながらこの品種は木材としての実績が薄いためあまりスムーズに進んでいないのが現状のようです。

 

これらの理由をみてみると、私たちが個人的に発症しないように予防するのは難しいようですね。

まさに花粉症は、現代病の1つなのです。

 

<適切な花粉症対策とは?>

つらい花粉症、少しでも軽くするためには具体的にはどのような対策をすればよいのでしょうか?

花粉症問題対策事業協議会では、次のような「花粉症しっかり対策3ヶ条」を提案しています。

 

花粉症しっかり対策3ヶ条

  • 花粉情報をしっかり入手!

症状が出る前の対策が大事

  • 花粉をしっかり防御!

屋外ではマスク、メガネ、室内では空気清浄機やクリーナーが必須アイテム

  • 症状に合った治療をしっかり継続!

症状がないときも服薬を

 

1つ目の花粉情報は、ニュースの天気予報コーナーやインターネットで花粉が飛散し始める時期や例年に比べての飛散量、花粉が飛ぶ時期の毎日の飛散量予報などをお知らせしてくれるので、こまめにチェックしてみてください。

また、今はまだ花粉症になっていない人も、どんな症状が出るのか事前に知っておくと発症したことが分かり適切な対処ができますし、周りにいる花粉症の人に適切な手助けができるのでおすすめです。

 

2つ目のしっかり防御は、外出時に花粉を通しにくいマスクや保護メガネ(ゴーグル)を隙間を空けずしっかりと装着することや、室内で空気清浄機などを正しく使うことが大切です。

また、洗濯物は室内干しにしたり乾燥機にかけたりするか、外干ししたときにはしっかりはたいてから取り入れるとよいでしょう。

服に花粉が付くのを抑える方法としては、花粉は静電気に引き寄せられるので柔軟剤や静電気防止スプレーなどを使用すると静電気の発生を抑えられ、花粉が付きにくくなります。

それでも花粉がまったく付かないということはないので、外出後家に入る前には手で払ったり衣服用の粘着ローラーを使ったりして花粉を家の中に持ち込まないようにするとよいでしょう。

 

3つ目の治療を継続とは、お医者さんの指示に従ってきちんと薬を飲むことが大切ということです。

花粉症の薬は、花粉が飛散する1~2週間前症状から飲み始めるものや、症状が出なくても処方された分を全てのみ切らないといけないものがあります。

これらの薬はきちんと飲まないと治療の意味がなくなってしまいますので、お医者さんの指示に従ってきちんと治療してください。

 

ほかにも、掃除をこまめに行って花粉が部屋に溜まらないようにすることや、煙草やアルコールを控えることも花粉症の症状を抑える有効な手段ですので実行してみてください。

 

▪まとめ

一口に花粉症といっても、症状や重症度は人によってまちまちですよね。

さらに花粉症の原因となる植物は、現在約60種類もあるといわれていますから、季節も葉春だけに限らず、人によっては1年中悩まされる人もいるのではないでしょうか?

私もスギやヒノキは大丈夫ですが、秋のブタクサのアレルギーは昔から持っていて、昔は花粉症と分からず苦労しました。

やはり大切なのは、花粉症という病気やその対策に対する正しい知識と実行です。

正しい知識を身に付けて、少しでも楽になるように対策してください。

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