▪はじめに
みなさんはtotoというくじをご存知ですか?
totoとはリーグなどの男子プロサッカーリーグの勝敗もしくは各チームの得点数を予想して投票し、当たると当選金がもらえるというシステムのスポーツくじで、宝くじ売り場やテレビCMなどで見たことがあるという方もいると思います。
今回はこのtotoに関する記念日や雑学について紹介していきましょう。
目 次
totoの日とは
totoの日は、毎年10月10日にあります。
この記念日は、2001年(平成13年)にJリーグのサッカーくじ「toto(トト)」を運営している日本スポーツ振興センターが制定しました。
▪意味
totoの日には、サッカーくじ「toto」のことを多くの人にPRする目的があります。
▪由来
totoの日が10月10日になったのは、「10(ト)10(ト)」という語呂合わせが由来となっています。
▪イベント
totoに関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。
totoの雑学
<totoってどんなくじ?>
totoとは正式名称を「スポーツ振興投票」という男子サッカーが対象のくじで、名前の由来はイタリアのサッカーくじ「トトカルチョ(totocalcio)」です。
totoは2000年(平成12年)に2回の試験販売を経て、2001年(平成13年)から男子サッカーの日本プロリーグ(Jリーグ・Jリーグカップ・天皇杯(Jリーグ加盟チーム同士の試合のみ)を対象として全国で発売されるようになったくじで、現在では海外サッカーの試合も対象とされています。
totoには「スポーツ振興に必要な財源の確保」という目的があり、助成金はサッカーだけに限らず地域のスポーツ施設の整備・総合型地域スポーツクラブの活動支援・地方公共団体やスポーツ団体が行うスポーツ教室や大会への支援・トップレベルの選手の国際的競技力向上のための環境整備・国際的スポーツ活動への支援・スポーツ指導者の養成及び資質の向上などのために使われています。
でも、「スポーツで賭け事をするなんて違法行為じゃないの?」と思いませんでしたか?
じつはtotoは、「スポーツ振興投票の実施等に関する法律」によって定められたもので、文部科学省管轄の合法的な賭け事なのです。
スポーツを賭け事の対象にすることは青少年の健全な育成をゆがめる可能性がありあまり好ましいことではないとして立案前はかなりの反対意見もありましたが、やはりスポーツを支援するための財源確保は重要なので立案に至ったようですね。
現在totoには「toto」「mini toto」「toto GOAL3」「toto GOAL2」の4種類のくじがあって、いずれも売り場やコンビニ、インターネットなどで購入可能です。
海外サッカーが対象のものやキャリーオーバーもあるので興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
<海外のスポーツ振興くじとは?>
日本以外の国でのスポーツ振興くじとはどのようなものがあるのでしょうか?
スポーツ振興くじの歴史は宝くじに比べるととても浅く、世界初のスポーツ振興くじは1923年(昭和3年)にイギリスで発売されたサッカーくじでした。
そのほかでは、1946年にイタリアでサッカーくじのトトカルチョが容認、1948年に戦後のスポーツ施設等の復興目的でドイツでサッカーくじの導入されました。
イタリアはサッカーくじ「トトカルチョ」が有名なのでスポーツ振興くじ発祥の地と思われがちですが、じつは違ったのですね。
ヨーロッパではほかにもスイス・フランス・スペイン・ノルウェー・スウェーデンなどで認可され、オセアニアではオーストラリアとニュージーランド、アジアでは日本と韓国で認可されています。
ほとんどの国がサッカーくじのみなのですが、イタリアではF1もスポーツ振興くじの対象となっています。
これはF1大国イタリアならではともいえるでしょう。
スポーツ振興くじの運営は各国それぞれで、日本と同じように政府が運営している国、政府とNGOのスポーツ関係機関が合同で運営している国、スポーツ団体が運営して税金だけを政府に納めている国、スポーツ振興くじの収益を全て国庫に納付する国などに分かれています。
いずれの場合も助成金は、スポーツや芸術、慈善事業、文化遺産、その他の国の事業などの分野に配分されています。
▪まとめ
totoと同じようなサッカーくじがいろんな国にあり、国庫を賄う一部になっている国もあるということにびっくりしました。
私たちも利用したり参加したりしたことのある、スポーツ施設やスポーツ大会などにも助成金が使われているのかもしれませんね。
totoに興味のある方は、販売店やインターネットで購入してみてはいかがでしょうか。
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