■はじめに
まもなく初夏を迎える4月から5月に入る時期は、春の交通安全運動が行われるなど環境の変化から事故や事件により警戒するシーズンになりますよね。
お住まいの地域によっては、警察官の姿をよく目にするところも多いのではないでしょうか。
そんな4月の下旬には、私達の生活を守ってくれる婦人警官記念日があります。
目 次
婦人警官記念日とは
婦人警官記念日は毎年4月27日にあります。
婦人警官記念日が制定されたのは戦後のこと。
GHQ(連合国軍最高司令部)の指示によって日本で初めての婦人警官が警視庁に採用されたことから制定されました。
■意味
婦人警官記念日は、市民の安全を守る警察官として女性が活躍していることを知ってもらいたいという意味合いがあります。
警察官はその業務内容から危険を伴う可能性が高く、男性のイメージが強い職業かと思います。
しかし、女性ならではの対応や捜査も必要とされている現状があり、採用も年々増加しています。
各警察署では様々なイベントが行われていますが、女性向けの採用セミナーなどを行うところもあります。
■由来
1946年(昭和21年)4月27日にGHQの指示により、日本で初めての婦人警官が東京の警視庁に採用されました。
募集は2月21日から始まり、1,300人以上もの応募者のうち62名が採用されました。
このことから、婦人警官記念日は4月27日に制定されました。
ちなみに当時の婦人警官の仕事は事務が多く、逮捕権もなかったそうです。
■イベント
2017年から、埼玉県警察にて【カジュアルスタイル】採用セミナーが開催されています。
これは、女性警察官のリアルを知ることができる、女性限定の説明会です。
2019年も2月3日に埼玉県警察学校で開催され、女性の働きやすい環境づくりについての説明や子育て中の職員の体験談、ブース別のフリートーク、施設や警察学校の見学も行われました。
参加者からは、気軽に参加することができた、やりがいや待遇の充実さを実感できたといった声が上がっていました。
職員もプライベートのカジュアルな服装での参加ということもあり、リラックスして話ができると好評なイベントとなっています。
警察官志望ではなくても職業研究としてであったりグループでの参加もOKとのことですので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
他にも、全国の警察署などで様々なイベントが開催されていますので、お近くの情報もご覧になってみてはいかがでしょうか。
婦人警官の雑学
婦人警官記念日にちなんだ雑学をご紹介します。
□婦人警官とは!?
婦人警官は当初の呼び名であり、現在は女性警察官と呼ばれています。
2000年(平成12年)の男女雇用機会均等法全面改正に伴って改名されました。
ただ、婦人警官を略した「婦警さん」は、今でも馴染みのある呼び方ではないでしょうか。
以前は交通課への配属が原則とされていましたが、女性被疑者の増加や性犯罪が多発していることから女性の能力も必要とされるようになり、刑事課や生活安全課に女性捜査員が配属されるなどの多様性が近年は見られるようになりました。
□警察官になるための条件
警察官になるためにはまず採用試験を受けることになりますが、一般企業と大きく違うのは身体要件があるということです。
女性は身長154cm以上、体重45kg以上とおおむねですが決められています。
■まとめ
婦人警官記念日についてご紹介させて頂きました。
女性警察官の採用が増加傾向であると共に活躍の場が広がり、女性刑事も増えてきているなど注目されている職業の一つですよね。
毎年4月27日婦人警官記念日には、採用セミナーやイベントをチェックしてみたり、私たちの生活を守ってくれている女性警察官に敬意を持って過ごしてみるのはいかがでしょうか。
4月27日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります!