▪はじめに
男性の方にとって、ヒゲは思春期以降ずっとお付き合いしていくものですよね。
時にはヒゲが邪魔になったり時にはオシャレの1つだったりしますが、いずれにしても髭剃りは男性にとって必需品です。
そこで今回は、髭剃りメーカーが制定した記念日やヒゲについての雑学などをご紹介していきます!
目 次
髭の日(ヒゲの日)とは
髭の日は、毎年8月8日にあります。
髭の日は、1978年に髭剃りメーカーの日本ワーナー・ランバート株式会社(現シック・ジャパン株式会社)が制定した記念日です。
▪意味
髭の日は、日本ワーナー・ランバード株式会社が日本におけるシェービング普及を目的として制定されました。
▪由来
髭の日は、漢数字の「八」が口髭の形に似ていることから8月8日になりました。
これは、日本ワーナー・ランバード株式会社が「ヒゲに注目する日としてもっともふさわしい日」を一般公募して選ばれたものです。
▪イベント
髭の日に因んだイベントは残念ながら見つけることができませんでした。
ヒゲの雑学
<江戸時代はヒゲを生やすことは罪だった?>
日本では、昔から貴族や武将・政治家などの肖像画に見られるように多くの男性がヒゲを生やしていました。
これは現代のようにオシャレの一環ではなく、権力や力強さなどの男らしさを示すためにヒゲを生やしていたようです。
しかし、不思議なことに江戸時代初期以降の江戸時代、浮世絵などにはヒゲを生やしている男性がほとんど見られなくなりました。
これはこの時代の流行というわけではなく、幕府がヒゲを生やすことを禁止したためなのです。
これには大きな理由がありました。
そもそも徳川家康が戦国時代に終止符を打ち江戸幕府を開いた時に、戦国武将たちはみんなヒゲを剃ってしまいました。
戦国武将たちにとってヒゲは強さの象徴であり、戦う意思を示しているようなものでした。ですからヒゲを生やし続けることは幕府に対する忠誠心を持っていないとみられる恐れがあったのです。
そこで戦国武将たちは、幕府への忠誠心を示すために皆ヒゲを剃ったのでした。
しかしこういったことにあまり関係のない町人や下級武士の間では、逆にヒゲを生やすことが流行しました。
特に、鼻の下から横に大きく広がった「鎌ひげ」と呼ばれるスタイルが大流行し、江戸の男性たちはこぞってヒゲを生やしたのです。
ところがこのヒゲの流行を良く思っていなかった幕府は、4代将軍家綱の時に「大髭禁止令」を出しました。
ヒゲを生やすことで男たちの気性が荒くなり、また戦国時代のように争いが絶えなくなると考えたからです。
しかし、平和な世の中が続いていくとまた少しずつヒゲを生やす男性が増えていき、「大髭禁止令」発令から10年ほど経った時に再び江戸でヒゲが大流行しました。
そこで幕府は再び「大髭禁止令」を出します。
前回の「大髭禁止令」には罰則がなかったため、今度は罰金を払わなければならないという罰則を付けたのです。
こうして江戸時代にはヒゲを生やした男性がほとんどいなくなってしまいました。
ただし、老人や医師・神官・占い師・山伏などはヒゲを生やしてもあまりうるさく言われなかったとか。
戦う意思や力が無いからと思われていたり、宗教上の理由などがあったりしたのかもしれませんね。
<新感覚!冷やしシェービングとは?>
最近、夏になると美容院のサービスで「冷やしシャンプー」を行う所が増えてきていますよね。
これと同じように、理容店では「冷やしシェービング」というサービスを行うお店が増えてきているようなんです!
「冷やしシェービング」とは、冷蔵庫で冷やしたアイス枕を首に後ろ首に置いて首周りを冷やしながら、メントール入りの冷やしたシェービングフォームを使い髭剃りをするというものです。
この「冷やしシェービング」は、山形県山形市にある「ヘアーサロン梅津」の店長・加藤由美さんが考案したもので、2010年7月からサービスの提供が始まりました。
加藤さんがこのサービスを思いついたのは、山形県はかつて日本一夏に気温が高くなる県であり、現在も夏はとても暑くなるので、暑い山形の夏を快適に過ごして貰いたいという気持ちからだったそうです。
また、「冷やしシェービング」は、顔の引き締め効果も期待できるとのことで徐々に他の地域にも広がっています。
▪まとめ
いかがでしたでしょうか?
昔はヒゲというものが今よりも重要な意味が込められていたのですね。
また話題の「冷やしシェービング」、じつは市販のシェービングフォームとシェーバーを冷蔵庫で冷やすだけで家でも手軽に行えるので、ヒゲの日のある暑い夏の日にはぜひご家庭でも体験してみてください!
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