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計量記念日はいつ?意味や由来、イベントに計量記念日式典

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▪はじめに

計量とは、長さや体積、質量、温度などの数量をはかることで、私たちの生活のあらゆる場面において必要不可欠なことです。

そんな計量に関する記念日は、秋が深まる11月の初めにあります。

 

計量記念日とは

計量記念日は、毎年11月1日にあります。

計量記念日は、元々1951年(昭和26年)6月7日に「計量法」が公布されたことに因んで1952年(昭和27年)に通商産業省(現・経済産業省)によって制定された記念日で、6月7日にありました。

しかし、1992年(平成4年)に計量単位を国際単位系(SI)に統一する計量法に改正され、1993年(平成5年)11月1日に施行されたため、法改正以降の計量記念日も11月1日に変更となっています。

 

また、経済産業省は計量記念日のある11月を「計量強調月間」としています。

 

▪意味

計量記念日には、多くの人に計量の大切さを見直して貰いたいという目的があります。

また、計量強調月間には、計量制度の普及や社会全体の計量意識の向上を目指すという目的があります。

 

▪由来

計量記念日が11月1日になったのは、新しい計量法が1993年(平成5年)の11月1日に施行されたことに由来しています。

 

▪イベント

計量記念日を制定した経済産業省では、毎年11月1日に「計量記念日式典」を開催しています。

式典では、計量関係功労者(計量関係事業者・計量関係団体)を対象にした経済産業省大臣表彰や、計量制度運営等貢献者(計量士国家試験功労者・適正計量管理事業所計量管理貢献者・その他の計量制度の運営等の関係者)を対象とした産業技術環境局長表彰が行われます。

 

また、一般社団法人・日本計量振興協会主催で「計量啓発標語」の応募や小学生を対象とした「何でもはかってみようコンテスト」が行われ、これらの最優秀作品賞の表彰式も計量記念日式典で行われるので、夏休みの自由研究に活用してみるのもおすすめです。

 

「計量強調月間」である11月には、日本各地で計量に関するイベントが開催されるので、各自治体のホームページなどをチェックしてみてください。

経済産業省HP(普及啓発:計量記念日) 

 

計量の雑学

<計量制度の歴史>

「計量」は大昔から人間が生活していく上で、とても重要なことでした。

 

人間の歴史が始まって間もない頃、1番初めに計測されたのは時間であったとされていて、太陽の位置や月の満ち欠けを基準に計測していたとされています。

その他にも、重さや長さなどは、豆1粒分の重さや指や腕などの体の1部を基準に計測していましたが、個体差があったので正確性には欠けていました。

文明が進んでいくと、約7000年前にはエジプトで重さを測るための天秤が誕生し、その後もより正確に計量ができる道具や単位、方法が次々に使われるようになり、計量制度も整えられるようになっていきます。

 

日本では、約1300年前の701年(大宝元年)に制定された「大宝律令」の中で初めて、唐(当時の中国)に倣って作られた「尺・升、斗」を用いた計量制度「度量衡制度」が制定されました。

(「度量衡制度」の「度」は長さとものさし、「量」は体積とます、「衡」は質量とはかりです。)

しかし、計量単位は日本全国で統一されておらず、各土地で違いがありました。

 

このバラバラだった計量単位を統一したのが豊臣秀吉です。

秀吉は、1590年に太閤検地を実施した際に正確に田畑の面積を調べるために、全国で計量単位を統一化したのです。

さらに秀吉は、当時京都で使われていた京桝を米などを計るための基準とし、江戸時代に入ると徳川家康が秀吉のころより一回り大きな新京枡(または江戸枡)以外の枡を使うことを禁止し、米などの体積の単位を全国で統一させました。

新京枡1杯は1升(約1,800㎤)で1升の1/10が1合です。

この単位は現在でも米や酒などを計る単位として使われています。

 

1875年(明治8年)に世界中で計量単位を統一するためのメートル条約がフランスで成立し、日本も1885年(明治18年)にメートル条約に加盟します。

そして、1891年(明治24年)に国際度量衡局から送られたメートル原器とキログラム原器を標準とする尺貫法である新しい度量衡法が公布され、戦後まで西洋のメートル法と日本の尺貫法の両方が使われていました。

戦後は、日本の生活や社会状況が欧米式に変化していくことに伴い、1951年(昭和26年)6月7日に計量法を公布、1956年(昭和34年)には尺貫法を取引や証明において使用禁止として完全にメートル法に統一となりました。

その後、はかりなどの計量器具の電子化したことや国際単位(SI)の導入を行うためなどの理由から、1993年(平成5年)11月1日に新しい計量法が施行され、現在に至ります。

 

<赤道上と北極・南極では重さが変わるって本当?>

月に行くと重いものでも軽くなるといわれていますが、じつは地球上でも場所によって重さが変わるのです。

実際に地球のあらゆる場所で重さを測ってみると、赤道上で最も軽くなり、北極や南極では最も重くなります。

これは全て、「遠心力」と「地球の引力(万有引力)」が大きく関係しているのです。

 

重さとはすなわち「重力」のことです。

重力とは地球上の物体が地面に引っ張られる力のことです。

 

この世の全てのものには物体同士が引っ張り合う力(引力)をもっていて、地球も常に地上の全ての物体を引っ張っています。

また、地球は常に自転をしているので、外側に向かう力(地球の引力を打ち消す方向にはたらく力)である遠心力が発生しています。

 

この二つの力、遠心力と地球の引力を足したものが重力です。

自転軸から遠くなるほど大きくなるので、自転軸に最も遠い赤道上では重さが軽くなり、自転軸から最も近い北極や南極では重さが重くなり、実際にも同じ物体でも北極・南極と赤道上とでは0.5%ほどの差が出ています。

月は地球よりも小さい星で引力も地球より小さく、重力は地球の1/6とされています。

ですから、月に降りた宇宙飛行士は、歩くだけで跳ねるようになってしまうのです。

 

また、日本は縦に長い国なので、北海道と沖縄では約0.15%の重力の差があり、沖縄で測った方が軽く計測されます。

 

▪まとめ

計量は私たち人間が生活していく上でとても重要なことで、歴史とともに進化し続けてきました。

計量記念日や計量強調月間である11月には、各都道府県で行われているイベントに足を運んで計量の大切さを見つめ直してみてはいかがでしょうか。

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