▪はじめに
「愛菜(あいさい)」とは「野菜を愛する」という意味の言葉で、カゴメ株式会社が記念日を制定した際に名付けたものです。
今回は、野菜を積極的に食べて欲しいという願いが込められた「愛菜(あいさい)の日」という記念日と野菜に関する雑学などについて紹介していきます。
目 次
愛菜(あいさい)の日とは
愛菜(あいさい)の日は、毎年1月31日にあります。
この記念日は、野菜生活100など野菜を使った商品を製造・販売しているカゴメ株式会社によって制定されたものです。
▪意味
愛菜(あいさい)の日には、野菜の摂取量が少なくなりがちな冬の時期に、もっと野菜を食べ、健康的な食生活を送ってもらいたいという思いが込められています。
▪由来
愛菜(あいさい)の日は、「1(アイ)31(サイ)」という語呂合わせから1月31日が記念日として制定されました。
▪イベント
愛菜の日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。
冬野菜に関する雑学
<冬野菜は体を温める?>
昔からよく「夏野菜は体を冷やして、冬野菜は体を温める」と言われていますが、これは本当なのでしょうか?
実はこの説には科学的根拠はなく、冬野菜でも体を冷やすものがあるのです。
体を冷やす野菜とは水分を多く含んだ野菜のことで、例えば冬野菜の代表ともいえる大根や白菜は水分を多く含んでおり、体を冷やす野菜に分類されます。
これは、大根や白菜が原産地の環境に合わせて進化してきたからです。
大根はもともと地中海地方や中央アジアの暑く乾いた土地が原産地といわれていて、その土地で生きていけるよう水分を多く含むように進化したとされています。
ですから、冬が旬の野菜が必ずしも体を温めるとは限らないのです。
しかし、これらの体を冷やす冬が旬の野菜も生で食べると体を冷やしてしまいますが、加熱調理すると体を温めてくれます。
これは、野菜に含まれる水分が温まって、温かいスープを食べているのと同じ状態だからです。
その他の体が温まる野菜といわれる根菜類も、基本的には加熱調理して食べるので体を温める効果があるとされるのです。
また、同じく冬が旬のネギや年中食べられる生姜は、含まれる辛み成分に体を温める効果があるため他の野菜と一緒に食べると更に体が温まるのでおすすめです。
<冬に野菜を美味しく食べる方法>
冬は夏に比べて野菜の摂取量が減るのはなぜでしょうか?
その理由の一部に、「野菜を食べると体が冷える気がする」や「寒くて生野菜を食べる気にならない」といった意見があるようです。
これは、「野菜を沢山食べる料理=サラダ」といったイメージが強いからだと思われます。
しかし、野菜をたくさん食べる料理はサラダだけではありません。
そこでここでは、寒い冬でも野菜をたくさん食べる方法を紹介していきましょう。
冬に美味しく野菜を食べる方法は次のようなものがあります。
蒸し野菜
蒸し野菜は、シンプルに野菜を温めて食べる料理です。
蒸し野菜にすると、野菜の旨みが凝縮されてより美味しく野菜を味わうことができます。
また、煮たり茹でたりする調理方法と違って、水溶性ビタミン(ビタミンB群・ビタミンC)が水の中に溶け出すことを防げるので、野菜の栄養をより沢山摂取することができるのも蒸し野菜のメリットです。
蒸し野菜は蒸し器を使わなければならないというイメージがありますが、フライパンや電子レンジでも簡単に調理できます。
肉や魚と一緒に蒸しても美味しいのでおすすめです。
味噌汁に入れる
味噌汁は、日本の家庭で毎日のように食べられている和食の1つです。
味噌汁に色々な野菜を入れて具だくさんにすると、沢山の野菜が食べられるだけでなくわざわざ別の野菜料理を作る手間を省くことができます。
さらに、水溶性ビタミンが野菜から溶け出してしまっても、汁を飲めばある程度栄養を摂取することができるのも野菜の味噌汁のメリットです。
また、サラダやおひたしは苦手でも味噌汁の具になれば野菜の甘みや旨みが増して青臭い匂いなどが和らぐため、野菜が苦手な人でも比較的食べられることが多いとされているので、野菜が苦手な人にもおすすめの調理法です。
スープ
味噌汁と同様に、沢山の野菜を使ったポトフやミネストローネのような野菜たっぷりのスープは、野菜の旨みを丸ごといただけて、体が温まる冬におすすめの調理方法です。
肉やベーコンなどを一緒に入れて調理するので、野菜だけでなく肉やベーコンなどの旨みも一緒に味わえるので、野菜が苦手な人にもおすすめの調理法です。
鍋物
冬といえば鍋物が美味しい季節です。
その鍋に、白菜や大根、きのこ類などの野菜をたっぷり入れると野菜がたくさん食べられるだけでなく、鍋の味も深みを増します。
最近では、醤油ベースや味噌ベースだけでなく、カレーやトマトベースの鍋出汁などもあるので、大人から子供まで美味しく野菜を食べられるのでおすすめです。
また、出汁に溶けだしたビタミン類も摂取するために雑炊やうどん、ラーメンなど鍋物のシメまでぜひ美味しく食べてください。
▪まとめ
愛菜の日は、冬の寒い時期にも野菜をたくさん食べて欲しいという思いから制定された記念日です。
我が家でも、冬の時期は確かに生野菜を食べる量が減りがちになっているかもしれません。しかし、野菜は旬の時期に一番栄養価が高くなるとされているので、紹介したような温かい料理などで冬でも野菜を美味しく食べるようにしましょう。
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