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豆の日とはいつ?意味や由来、イベントに「豆の日シンポジウム

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▪はじめに

豆には色々な種類があり、世界中で食べられています。

私たち日本人にとっても豆類は重要で、そのまま使うだけでなく、味噌や醬油などの調味料としても使われている食生活になくてはならない大切な食材です。

そこで今回は、豆に関する記念日や歴史、豆類の栄養素などについて調べてみましたので紹介していきましょう。

 

豆の日とは

豆の日は、毎年10月13日にあります。

この記念日は、旧暦の10月13日が「豆名月(まめのめいげつ)」と呼ばれていたことに因んで、全国豆類振興会によって2010年(平成22年)6月に制定されたものです。

 

全国豆類振興会では、会員の14団体が「豆の日」普及推進協議会を組織し、豆類に関する普及・啓発活動を行っています。

 

▪意味

豆の日には、健康によい、栄養豊かな豆類をもっと生活に取り入れてもらいたいという思いが込められており、料理教室などのイベントなどを通じて普及・啓発活動が行われています。

 

▪由来

豆の日が10月13日なのは、旧暦の10月13日の十三夜は「豆名月」とも呼ばれ、この時期に収穫される豆をゆでて食べる風習があったことに由来しています。

十三夜は新暦だと毎年日付が変わってしまうため、新暦のこの日と制定されました。

 

▪イベント

豆の日を制定した全国豆類振興会や豆の日普及推進協議会では、毎年豆の日に色々なイベントを行っています。

過去には、東京都中央区築地の浜離宮朝日ホールにて、豆類の栄養や機能性、豆料理などについて知る「美味しく健康・豆料理 豆の日シンポジウム」が開催されました。

その他にも、10月3日(火)には、山形県山形市の山形グランドホテルにて、豆類の栄養や和菓子の健康性について知る「豆の日イベント 和菓子を愉しむ集い」が行われます。

このイベントでは、全国和菓子協会の藪専務による「豆類が生み出す和菓子の健康性」についての基調講演や、山形県内の和菓子職人による実演会などが行われます。

 

また、豆の日普及推進協議会では、毎年「豆の日」に因んで北海道産豆と北海道農産加工品をセットでプレゼントするキャンペーンを予定しています。

過去には、北海道産豆と北海道産薄力粉「きたほなみ」北海道産強力粉「キタノカオリ」がプレゼントされます。

 

プレゼントの応募開始は豆の日普及推進協議会ホームページ内で詳細の発表と受付が開始されますので、応募したい方はチェックしてみてください。

豆の日普及推進協議会HP https://mame-no-hi.jp/

公益財団法人日本豆類協会HP  https://www.mame.or.jp/

 

 

豆の雑学

<豆は米よりも早く食べられていた?>

日本では、太古の昔から豆類を日常的に食べてきました。

その歴史は古く、今から約5000年~6000年前の紀元前4000年ごろ(縄文時代中期)の遺跡から、大豆の原種と言われるツルマメが出土しています。

これは、日本に米が伝わったとされる約3000年前(縄文時代後期)よりも前のもので、日本人は米よりも早く豆を食べていたと考えられている証となっています。

 

大豆は中国が原産で、日本には約2000年前の弥生時代初期に伝わり、奈良時代に味噌や醤油の製造方法が伝わったとされており、鎌倉時代には日本各地で大豆の栽培が行われるようになりました。

 

小豆は、縄文時代から古墳時代前期までの遺跡から小豆の炭化種子が発見されていることから、この頃には食べられていたとされています。

小豆の名前が史実上初めて登場したのは奈良時代初期に書かれた「古事記」の中で、日本では古くから色々な地域で栽培されていたと考えられています。

小豆は中国から伝わったと考えられてきましたが、小豆の先祖野生種と考えられているヤブツルアズキが日本に太古の昔から自生していたことが最近分かったので、中国から伝わったとされる以前から食べられていたとも考えられるようになっています。

 

その他にも、西アジアが原産のソラマメとエンドウ豆は中国経由で8世紀(奈良時代から平安時代初期)ごろに、メキシコやグアテマラが原産のインゲンマメは中国経由で17世紀(江戸時代)ごろに、南米が原産とされる落花生(ピーナッツ)はフィリピン・中国経由で1706年(宝永3年)に日本に伝わったとされています。

 

<豆の栄養素とは>

豆類には、次のような栄養素が豊富に含まれています。

 

・たんぱく質

豆類には豊富なたんぱく質があります。

とくに日本でよく食べられ、味噌や醤油などに加工される大豆に多く含まれており、「畑のお肉」とも呼ばれるほどです。

豆類全般に含まれるたんぱく質は、約20種類あるアミノ酸の組み合わせで構成されているため、人間の体内で分解された後、筋肉や内臓、皮膚、血液などを作る材料となります。

 

・炭水化物

豆類の中でも、小豆やインゲン豆などには炭水化物が多く含まれています。

炭水化物は体内で糖質となり、脳や体を動かしたり、体温を維持したりするためのエネルギー源となります。

特に脳は糖質のみをエネルギー源としているため、豆類に含まれる炭水化物は脳の働きを高めるために積極的に摂取するとよいとされています。

 

・アミノ酸

豆類には、人間の体内で充分な量を合成できない「必須アミノ酸」のうちの「リジン」や

スレオニン」が多く含まれています。

 

リジンは、抗体やホルモン、酵素などを作る働きがあり、体の組織の修復や成長に関与しているアミノ酸です。

リジンには、疲労回復効果、集中力を高める効果、カルシウムの吸収を促進し骨を丈夫にする効果、肝機能を高める効果などがあるとされています。

 

スレオニンは、体内のたんぱく質やコラーゲンの材料となり、成長を促進させる働き働き美肌効果があるとされています。

そのほかにも、胃酸の分泌バランスを整え胃炎を予防したり、肝臓の脂質代謝を促進しや脂肪肝を予防したりする効果もあるとされています。

 

・ビタミン

豆類には、美容に良いとされるビタミンB2や糖質をエネルギー源に変える材料となるビタミンB1が、多く含まれています。

そのため、豆類はアンチエイジングやダイエットによいとされています。

 

・食物繊維

豆類には、食物繊維がほかの食品よりも飛びぬけて多く含まれています。

食物繊維には、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える働きや、消化管の動きを活性化して便秘を改善する働き、水分と一緒に有害物質を吸着し排出する働きなどがあるとされています。

 

・ポリフェノール

小豆や花豆など豆類に含まれる色素や苦み・渋みなどには、ポリフェノールが含まれています。

ポリフェノールには、動脈硬化や心臓病などの予防効果、免疫力の増強、抗アレルギー作用などがあるとされています。

 

 

▪まとめ

豆類は栄養豊富な食材で、古代から食べられてきました。

東洋医学では昔から「豆には五色あり、各々、五臓に入る。それ故、よく腎を補し、心を静める」食べ物といわれ、薬としても用いられてきました。

これから成長していく子どもからアンチエイジングや生活習慣病が気になる大人まで家族みんなで食べてください。

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