■はじめに
3月になると、卒業シーズンだったり、新年度に向けて様々な動きが活発になっていったりするような時期でもありますね。
卒業シーズン、春休みもあるということで、旅行など行かれる方も多いかと思います。
そんな3月の5日は、飛行機には欠かすことのできない、「スチュワーデスの日」という記念日があります。
目 次
■スチュワーデスの日とは
スチュワーデスの日とは、毎年3月5日にある記念日です。
制定された年、制定した団体などは、調べてみましたが、わかりませんでした。
現在は、客室乗務員のことをスチュワーデスではなく、キャビンアテンダント(CA)と呼ぶのが一般的ですが、スチュワーデスの日という名称は変わっていないため、今回の記事ではスチュワーデスと呼称させていただきます。
■意味
由来の項目にて後述しますが、日本初の採用試験の結果発表が3月5日だったから3月5日がスチュワーデスの日となったようです。
当時はスチュワーデスという呼び名ではなく、エアガールまたはエアホステスと呼ばれていたそうです。
その当時の日本では、交通機関としての飛行機は運賃がとても高額であり、乗客は外国人や富裕層に限られていたため、高級クラブなどのような雰囲気であったそうです。
現在とはまた違った雰囲気だったのでしょう。
しかし、エアガール、エアホステスという名称は水商売のホステスと紛らわしいとのことで、スチュワーデスと呼ばれるようになりました。
現在では、CAもしくは客室乗務員と呼ばれるようになりましたが、それは平成9年に、男女雇用機会均等法の改正があり、各業界が職業名で性別を限定する表記を禁止するようになったからです。
「看護婦」が「看護師」になったり、「保母」が「保育士」になったりといったものと同じですね。
■由来
なぜ3月5日がスチュワーデスの日となったのかというと、その由来は1931年3月5日に、東京航空輸送が実施した、日本初のフライトアテンダントの採用試験の結果が発表されたからだと言われています。
その当時からスチュワーデスになる難易度は高かったようで、最初の年は140人が受験をしましたが、3人しか合格者が出なかったそうです。
■イベント
現在、スチュワーデスの日に行われている定期的なイベントはないようです。
スチュワーデスの日ではないのですが、2018年9月30日には、「CAサミット in Toyama 2018」というイベントがあったそうです。
富山市と全日空(ANA)グループが、シティプロモーションに関する協定を締結していることから、このイベントが開催されることになったようです。
このイベントは2018年で4回目を迎えるようです。
全国各地を飛び回るCAの目線から富山市の魅力を伝えるというイベントで、富山の食などをアピールします。
もちろん、CAについて興味を持ってもらうことも目的の一つとしてあり、ANAの機内体験なども行っていたようです。
機内体験では、ANAの機内や、ラウンジで提供されるワイン・日本酒のグラス販売やカレー・スープの試食があったり、子供にCAの制服を着て体験してもらったりすることができます。
最近はLCCなど、航空会社も多様化しているため、CAの需要も増加しているのではないかと思います。
学歴以外にも年齢やTOEICのスコア、視力や身長などといった各社の応募資格が厳しかったりする世界ではあります。
採用の倍率は高いですが、このようなイベントでの体験を機にCAを目指す子供が増えてもらえればいいなと思います。
■まとめ
今回はスチュワーデスの日についてご紹介させて頂きました。
定期的なイベントなどは特になく、語呂合わせなどの単純明快な由来ではないため、知名度の低めな記念日かもしれません。
生涯で1度はお世話になるであろう、スチュワーデスの日をぜひ覚えておいてはいかがでしょうか。
素敵な空の旅をより楽しめるようになるかもしれませんね。
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