お墓参りと言うとお盆などや規制したタイミングなどで訪れることが多いですよね。
しかし、ふと何気なく訪れるお墓参りですが、実はお墓参りなどにもマナーが存在します。
親や親族・親戚などの様子を見て覚えることが多いお墓参りですが、実際にどのようなマナーなどがあるのかについてご紹介したいと思います。
目 次
お墓参りとは?
お墓参りは何気なく風習でもあるため行う方が多いのですが、実際にどのようなものなのか具体的にご存じない方もいます。
お墓参りとはもちろん大切な方やご先祖様を祀っている場所でもあるのですが、大切な方・ご先祖様などの死者と会って・会話するという意味があります。
そのため、お墓参りをする際には死者との会話を目的にしています。
さらに、死者との会話だけでなく、先祖様などの死者を祀っているところを大切にすることによって、ご先祖さまからの恩恵をうけることができるというようなイメージを持っている方が多いです。
お墓参りのしきたりやマナーは?
お墓参りを行う際のしきたりやマナーが存在します。
具体的にどのようなマナーやしきたりがあるのかご紹介しますので、お墓参りを行う際のご参考にしていただけたらと思います。
お墓参りで座るのは
まず最初はお墓参りで座る行為についてです。
地域によってはお墓参りでお墓に手を合わせる際に、座るところもあるのですが、立ったまま手を合わせる方も多いですよね。
こちらはどちらが正しいのか疑問に感じる方も多いのですが、この点に関しては立ったまま手を合わせるほうが礼儀正しいです。
というのも、立ったままの拝むことを「立礼(りゅうれい)」座った状態で拝むことを「座礼(ざれい)」と呼ぶのですが、お坊さんにお墓参りを行ってもらう場合は立礼ですよね。
この立礼と座礼に関しては履物を履いているか・履いていないかが大きな観点となります。
もちろんお墓参りでは履物を脱がないので、立ったまま拝む「立礼」が正しいマナーとなっています。
お墓参りの服装は?
次はお墓参りの服装についてご紹介したいと思います。
お墓参りの際の服装に迷う方も多いと思いますが、お墓参りでの服装は普段の服装でも大丈夫です。
ただし、人によって普段着は大きく異なると思いますが、カジュアル過ぎる服装あまりふさわしくないので、できれば避けるのが好ましいです。
夏場などにお墓参りを行う人は多いのですが、涼しい服装をするためにサンダルやタンクトップを着る方もいるのですがこのような服装は避けるようにしましょう。
さらにもう一つ気をつけていただきたいのが毛皮などの動物製の服です。
動物の毛皮などがこの動物製に該当するのですが、これは殺傷をイメージさせるためお墓参りの際の服装としてはマナー違反となります。
そのため、動物製のものは着ていかないように避けましょう。
お墓参りで水をかける
次はお墓参りでのお水をかける行為についてご紹介します。
お墓参りを行った際に水をかける人もいれば水をかけない人もいるのですが、このお墓にお水をかける行為は意味が存在します。
これは仏教宗派によって多少意味も変わるのですが、人は一度無くなると六道輪廻で6つの世界を輪廻すると言われています。
このような世界の中でも餓鬼道があるのですが、餓鬼道では水もないほどの喉が渇く環境とされています。
喉が渇く環境からご先祖様を少しでも救うためにお墓参りを行う際にお水をかけることが多いです。
そのため、お墓参りを行う際にはできればお水をかけてあげるのがおすすめです。
お墓参りの線香
次はお墓参りの際の線香についてご紹介したいと思います。
お線香はお墓参りで持っていくことが多いと思いますが、お線香は死者の食べ物としても考えられています。
死者は香りのみを食べられるとも考えられており、良い行いをしてきた死者だけがお線香の香りを食べられるとも言われています。
そのため、線香をお供えすることによっていいご先祖だったことをアピールするものでもあります。
ただし、お線香に関して注意しないといけないのは息を吹きかけて消してはいけないという点です。
マナー違反にもなるのでくれぐれも注意しましょう。
お墓参りに手を合わせるだけでもいい?
お墓参りを行けばお墓参りの一連の流れを行う人が多いのですが、手を合わせるだけの人もいると思います。
お墓参りで手を合わせるだけという言葉の響きだけを聞くとあまりいいイメージがないかもしれませんが、お墓参りに訪れて手を合わせているという行いだけでもご先祖様は嬉しいものです。
そのため、手を合わせるだけでも十分意味はありますので、手を合わせるだけでもいいのでご先祖様に顔見せするのがおすすめです。
お墓参りの時期はいつごろ?
次はお墓参りを行うときの時期についてご紹介します。
お墓参りは時期があり、主にお盆やお彼岸の時期に行うことが多いと思います。
このような時期でもお墓参りにおすすめの日が存在しますので、ご参考いただけたらと思います。
お墓参り:お盆
お盆に帰省する方も多く、お盆の時期にお墓参りを行う人も多いのですが、お盆の場合は8月13日から16日に行うのが一般的です。
もちろん地域によっては多少前後するのですが、7月13日から16日に行う所も多いです。
お墓参り:お彼岸
お彼岸の場合は春分の日ともされる3月21日頃の前後3日間や、秋分の日の9月23日頃の前後3日間に行うことが多いです。
お墓参りの時間はいつがいいの?
次はお墓参りを行う際のおすすめの時間についてご紹介したいと思います。
お墓参りにはおすすめの時間互い存在しますので、ご参考いただけたらと思います。
お墓参り 時間「朝」はいい?
まず最初にご紹介するのは朝の時間帯です。
お墓参りを行う際にはどの時間に行けばいいのか悩む方も多いのですが、朝昼夕とあるとこの中ではやはり朝に訪れるのが好ましいです。
ご先祖様を敬うという気持ちから、一日の行動を起こす際にも「まずお墓参りを行ってから行動する」という意味がいいと言われています。
そのため、お墓参りをする際にはご先祖様を敬う意味も込めて朝から訪れるのがおすすめです。
お墓参りに午後は
お墓参りを行う際には朝の時間帯がいいとご紹介しましたが、午後からは大丈夫なのか気になる方もいると思います。
お墓参りは先程もご紹介したようにやはり朝の時間帯に行うのが好ましいです。
どうしても忙しいという方は午後からでも仕方がないのですが、行ける余裕がある場合はやはり朝から行くようにしましょう。
お墓参りの日にちは
次はお墓参りを行う際の日にちについてご紹介したいと思います。
お墓参りの時期についてご紹介しましたが、具体的な日付はいつがいいのか気になる方もいると思いますので、ご参考ください。
お墓参りはいつ行ってもいい?
お墓参りの時期に仕事や家の用事などで忙しい方もいて行けないという方は、いつなら行っても大丈夫なのか気になる方もいると思います。
この点についてはお墓参りは基本的にいつ行っても大丈夫です。
顔を出してご先祖様に挨拶することが大切なので、訪れることができる際にお墓参りを行うようにしましょう。
お墓参りは仏滅でもいい?
次は多くの方が気になる点だと思いますが、仏滅はお墓参りに時にマナー違反ではないのかについでです。
仏滅と言えば六曜のことを指しますが、お墓参りに関しては別にマナー違反ではありません。
しかし、仏も滅するという意味合いもあるので、できれば避けられるならば避けるのが好ましいです。
ですが、お墓参りに行くほうがご先祖差にとっては嬉しいので、仏滅だからといって避けるよりも仏滅でも顔を見せに訪れるのが好ましいです。
お墓参りは一人で行ってはいけない?
次はお墓参りの人数についてです。
お墓参りに一人で行ってはいけないと言う言葉を聞いたことがあるかたもいるかもしれませんが、この意味は霊に取り憑かれてしまうという迷信も含まれています。
さらに、お墓参りは家族で行くものという意味合いも含めるため昔の人はお墓参りに一人で行ってはいけないということを言うことが多いのですが、実際は問題ないです。
そのため、忙しい場合は一人で行かないと行けないときもあると思いますが、ご先祖差にとっては嬉しいので、できるだけ訪れるようにしましょう。
「まとめ」お墓参りはご先祖様を敬う大切な行為
今回はお墓参りについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
お墓参りというと中々忙しい方はいけないかと思いますが、行くことによってご先祖様も喜びます。
直接的な加護はないかもしれませんが良い行いを行うことによって徳を積むという考え方もあるので、ぜひ皆さんもお墓参りのマナーを守りながらご先祖様を敬っていただけたらと思います。