■はじめに
亀といえばどんなイメージがあるでしょうか。
ゆっくりのろのろと歩く姿や、ウミガメの産卵など。
日本では浦島太郎やうさぎと亀の話もおなじみですね。
力の強いキャラクターではありませんが、真面目な印象があります。
もちろん本物の亀もおなじみ。
外で野生の亀に出会う機会はあまりありませんが、ペットショップやホームセンターなどで見かける機会は多いかと思います。
縁日では金魚と一緒に亀すくいをやっているお店もありますね。
そのため、実はとてもなじみ深い存在といえます。
5月23日は、そんな世界亀の日です。
目 次
■世界亀の日とは
世界亀の日は、英語表記で「World Turtle Day」です。
2000年に、「American Tortoise Rescue」というアメリカの非営利団体によって制定されました。
この団体は主に亀のための活動や、その活動を支援しています。
例えば行方不明になってしまったり捨てられた亀のための活動をしたり、亀の違法販売防止の活動を行っています。
また、亀には絶滅危惧種も多いため、彼らを保護するような活動も行っています。
■意味
世界亀の日には、さまざまな意味があります。
・亀に関心を向けること
・知識を深めて敬意を払うこと
・亀が生存、繁栄していくための活動をするために人たちを知ったり、教育の機会について考えること
亀が生きていくためには、その活動をする人たちが必要。
そして、その人たちには亀に対する知識を深めるための教育の場が必要になります。
世界亀の日の一番大きな意味としては、やはり亀に関する認知ですね。
亀は日本でも知名度の高い動物なのですが、詳しい生態を知っているかと聞かれるとちょっと難しいもの。
そのため、亀の生態を知ることはもちろんですが、American Tortoise Rescueのように亀のために活動している団体を知ることも大切ですね。
■由来
亀の日の由来は色々と調べてみたのですが、見つけることはできませんでした。
しかし、多くの亀は5月ころとても元気なシーズンを迎えます。
4月ではまだ寒いところも多いのですが、5月になると気温も安定してきていよいよ春らしさが出てきますよね。
亀は冬眠する生き物なので、冬眠からあけるこのシーズンは何かと活動に適しているのかなと思います。
実際、自然環境や生き物に関する記念日は、5月や6月に集中していることが多いんです。
■イベント
亀の日には、さまざまな亀に関するイベントが開かれます。
日本では亀に関するセミナーや販売会などが多いですね。
ちなみに、世界ではかなり多くのイベントが開かれています。
亀の生態に関する講演会を行ったり、子ども向けに亀の展示会や絵本を読む会など。
特にインターネットはかなり盛り上がりを見せています。
亀のために何かをしよう!というのがコンセプトなので、撮影した写真やイラストを投稿する方が多いですね。
自分の気持ちにハッシュタグ(#WorldTurtleDay)を添えて投稿する方もいらっしゃいます。
■亀の雑学
世界亀の日にちなんだ雑学を紹介します。
□浦島太郎が助けた亀は?
浦島太郎が助けた亀は、描写からウミガメであるとわかります。
浦島太郎が乗れるほどの大きな体、そして深海まで泳げる能力を持つとなるとまずウミガメで間違いありません。
このウミガメが陸に上がってくるのは基本的に産卵の準備や実際の産卵をする時だけ。
砂の中で生まれた子どもたちは、本能的に海に行きます。
そのため、陸で子どもたちにいじめられていた大きな亀は、ウミガメのメスだったことがわかりますね。
□亀の甲羅はあれが変化したもの
亀といえば真っ先に思い浮かぶのがあの大きな甲羅。
ゲームではモチーフにした盾が作られたりと、子どもたちにもなじみ深いですね。
浦島太郎も甲羅に乗って竜宮城に行きました。
この甲羅、実はろっ骨と背骨が変化してできたものなんです。
当初は皮膚も要因ではないかと言われていたのですが、研究によって骨だけで作られていることがわかりました。
人間とはまた違う進化をしていて興味深いですね。
■まとめ
今回は世界亀の日を紹介させて頂きました。
日本でもじわじわと知名度が上がってきています。
テレビに取り上げられたこともあります。
こういった活動をしている団体がいるおかげで、絶滅危惧種の亀が守られたり、違法な売買が少なくなっていきます。
そのため、出来るだけ何か支援を考えたいですよね。
寄付をする以外にも情報を拡散するなど、何かできるところから始めてみましょう。
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