はじめに
これから暑さが厳しくなってくる7月、夏バテ防止に精の付くものを食べたくなりますよね。
夏バテ防止の食べ物と言えば鰻の印象が強いですが、実は穴子も夏バテに効く食べ物の代表なんです。
そんな鰻に負けない穴子の日をご紹介します。
目 次
穴子の日とは
穴子の日とは毎年7月5日にあります。
穴子やエビ・イカ・鯖などの水産加工品の食品卸業会社のハンワフーズが制定した記念日です。
また、大阪にある、寿司・弁当用の穴子食材を製造するグリーンフーズという会社によって制定されたともいわれています。
意味
ハンワフーズさんによると、穴子には鰻と同じようにビタミンA・ビタミンB類が多く含まれていて、夏バテや食欲減退の防止などの効果が期待できるので、「土用の丑の日」の日に鰻を食べるように「穴子を食べる日」として定着させることを目的として制定されました。
また、グリーンフーズさんも、穴子の栄養素」や美味しさを広く知ってもらうことが目的とされています。
穴子の日は、消費者に興味を持ってもらい、穴子の栄養価について認識してもらいたいという意味合いがあります。
穴子はうなぎと同様、ビタミンA・ビタミンB類が豊富に含まれていて、夏バテなどへの効果が期待できます。
土用の丑の日にうなぎを食べる習慣があるように、穴子を食べる日として定着させることが目的の記念日です。
例えば穴子を名物としている各地でPRイベントやキャンペーンが行われています。
由来
7月5日は、7(な)と5(ご)で穴子の日という語呂合わせが由来となっています。
分かりやすくて良いですよね。
イベント
長崎県対馬市では、7月5日の穴子の日にちなんで、毎年7月に「対馬あなご祭り」が開催されます。
対馬は天然穴子の水揚げが全国1位で、「黄金あなご」というブランド名で人気の高い穴子です。
この穴子を使った刺身や天ぷらやカツ・手巻き寿司などの穴子料理食べ放題や穴子の寿司などの販売をしたり、穴子釣りや穴子の稚魚の放流などが行われます。
穴子釣りで釣った穴子はその場でさばいてくれるので持ち帰ることが出来ます。
2013年から、兵庫県高砂市で穴子の日にを含んだ1週間の間に「高砂あなごウィーク」というイベントが開催されています。
このイベントは2013年に高砂あなごマーケティング研究会(高砂市高砂町田町)が、もっと多くの人に穴子を食べて貰いたいという思いから始まったイベントで、高砂市内の加盟した飲食店で高砂名物の焼き穴子や天丼・せいろ蒸し・ひつまぶし・お菓子など様々な穴子を使った料理や商品を提供して、商品を購入した人には抽選で商品券が当たるというものです。
他にも、7月5日を中心にあちこちで穴子をテーマとしたイベントが開かれています。
穴子を名物とする地域のお祭りやPRイベントなど。
販売店でもキャンペーンをしているところもありますので、お近くの情報をぜひチェックしてみてくださいね。
アナゴの雑学
穴子の日にちなんで穴子の雑学をご紹介します。
▫穴子と鰻を区別する方法って?
見た目がよく似ている穴子と鰻ですが、簡単に区別する方法があります。
穴子は体の色が薄茶色で、体の側面と背びれの下に白い斑点が1列に並んであり、鰻は黒に近い灰色で体に斑点はありません。
しっぽは鰻の方が丸くて、穴子は先が尖っています。
また、鰻は下あごが出ていますが、穴子は上あごが出ているんです。
大きな違いはやっぱり白い斑点。
ひと目で鰻と穴子の違いが分かりますね。
▫どうして「あなご」と呼ばれるようになったの?
穴子は、岩と岩の隙間や岩に空いている洞窟のような穴、砂の中に住んでいます。
このように「穴にこもっている」生き物なので「穴ごもり」と呼ばれるようになり、これが短くなって「あなご」と呼ばれるようになったと言われています。
また、体の側面に付いている特徴的な白い斑点が、市場や魚河岸などで使われていたはかりの目のように見えるため、穴子は地域によっては「はかりめ」とも呼ばれています。
▪まとめ
穴子の日についてのお話はいかがでしたでしょうか?
鰻を食べる「土用の丑の日」に比べて知名度は低いですが、鰻に負けないくらい美味しくて栄養も豊富な穴子を食べる日である「穴子の日」。
鰻は冬が旬ですが、穴子は夏が旬でまさに7月5日は穴子が1番美味しい時期です。
鰻に比べて安価でヘルシーなので、ご家族で気兼ねなくガッツリ食べることが出来るのが穴子の最大のメリットです。
毎年の穴子の日にご家庭やイベントなどで、美味しい穴子を堪能してみてはいかがでしょうか?
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