■はじめに
“地震 雷 火事 おやじ”という言葉があるように、地震は災害の中でも最も恐れられているものの一つです。
少しの揺れを感じただけで怖いと感じたことのある人は多いのではないでしょうか。
学校や幼稚園、保育園でも日常的に避難訓練が行われています。
今回は6月の中旬にある「宮城県民防災の日」をご紹介します。
目 次
■宮城県民防災の日とは
「宮城県民防災の日」とは毎年6月12日に定められています。
■意味と由来
昭和53年6月12日17時14分25秒に「宮城県沖地震」は発生しました。
死者27人、負傷者1万人以上となり、マグニチュード7.4、最大震度は5を記録、50万人以上の大都市が初めて経験した都市型地震災害と言われています。
震度5を観測した地域は宮城県仙台市、石巻市、岩手県大船渡市、福島県福島市、山形県新庄市でその中でも特に仙台市は大きな被害を受けました。
鉄道が停止し、ビルの倒壊やブロック塀の倒壊、ガスも止まり停電、断水と生活にも大きな影響を与えることに。
この宮城県沖地震をきっかけに翌年の昭和54年6月12日に「宮城県民防災の日」が制定されました。
これから先地震や災害が起きた場合に、県民全員が少しでも被害を抑えるために取り組みを行い努力していこうという意味があります。
■イベント
イベントとは少し異なりますが、宮城県では地震が起きた翌年の昭和54年から毎年6月12日(休日だった場合はその前後の日)に総合防災訓練が行われています。
いつ来るかわからない地震などの災害に対して防災体制を確立するためと、日頃から防災に対して意識を高めることを目的としています。
初期消火訓練、非難訓練、公共施設応急復旧訓練、救出・救助訓練など20数項目の訓練を実施し、地震や津波、豪雨各種の災害に対応できるようにとのこと。
年に一度このような訓練があると、防災に対する意識を忘れずに済みますね。
■災害時の役立つ雑学
災害時に役立つ情報をまとめてみました。
【重いものが軽く感じる方法】
災害時に持ち出す非常用リュックですが、たくさん必要なものを詰めると背負ったときにこれが重たいんですよね。
そんなとき少しでも軽く感じる方法があります。
重いものは上の背中側にして、軽いものは下の外側に詰める方法で、登山をする人の間でも有名なやり方です。
注意したいのが重いものを高すぎる位置にするとバランスを崩しやすくなるので、リュックを背負ったときに肩甲骨から肩辺りまでにするのがいいですね。
とは言え個人差もありますので一度試してみてください。
【便利なガムテープを持ち運びしやすくする方法】
布のガムテープは災害時に連絡メモとして壁に貼ることができたり、色んな場面で便利な使い方ができます。
しかし持ち運びしようと思ったときに少々かさばるのが難点です。
そこでガムテープの芯の部分を柔らかくなるまで押しつぶして、芯を取り出し、平べったくして輪ゴムで束ねるとかなり小さくなり持ち運びしやすくなります。
【新聞紙とポリ袋で簡単足の冷え対策】
くしゃくしゃに丸めた新聞紙を大きめのポリ袋に袋いっぱい入れます。
その中に足を入れるだけで簡単に足の冷え対策ができるという優れもの。
新聞紙には保温効果があるので、冬の寒い時期の避難所などでとても役立ちますね。
【風呂敷は一枚あると災害時とても重宝する】
風呂敷といえば荷物をくるむ使い方を想像しますが、逆にそれ以外にどうやって使ったらよいかわからない、という人も多いと思います。
風呂敷は実は災害時にもとても便利なものなんです。
・防災頭巾になる
風呂敷の中に新聞、本、タオルなどを入れて頭にかぶるとクッションつきの防災頭巾になります。
・バッグにも子供用リュックにもなる
くるっと結んで持ち手をつければバッグや子供用のリュックにもなります。
・撥水加工の風呂敷はバケツにもなる
風呂敷をバケツ代わりにして水を運ぶこともできます。
撥水加工ではない風呂敷で水を運びたいときは、ビニール袋を風呂敷の中に入れて使うと風呂敷がビニール袋を支えてくれるので丈夫に。
■まとめ
日本は地震大国とも呼ばれ、小さい揺れのものから近年では深刻な被害を起こした地震も発生しています。
いつ来るか分からない、それが地震であり一番恐ろしいところでもあります。
日頃から防災に対して意識し、家の中の家具は倒れてこないか、防災グッズは時々見直して入れ替えているか、非難場所のチェックなど随時行っていきたいですね。
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