■はじめに
小学生の頃、運動会の始まりには国旗を掲揚していた記憶がある人も多いのではないでしょうか。
日本の国旗は日の丸、アメリカ合衆国の国旗は星条旗、イギリスの国旗はユニオン・ジャックと国によってそれぞれの国旗があり、それぞれに歴史があります。
そんな国旗と関わりの深い記念日があるのをご存知ですか?
今回は6月中旬にある「フラッグデー」についてご紹介します。
目 次
フラッグデーとは
「フラッグデー」とは毎年6月14日に定められています。
1777年6月14日アメリカ合衆国は、1776年の独立宣言時の13州を赤白のストライプで象徴した星条旗を、アメリカ合衆国の国旗と制定しました。
■意味
アメリカが独立宣言を行う前の旗には、左上の隅にイギリスの国旗(ユニオン・ジャック)が入っていました。
これは「グランド・ユニオン」と呼ばれ、ジョージ・ワシントンがデザインした最初の米国旗でした。
しかし独立宣言の後、独立戦争で戦った相手の国(イギリス)の国旗が旗に入っていては国民の士気に影響するだろうと考えられることに。
そこで1777年6月14日に米国会議は、英国旗であるユニオン・ジャックを使ったデザインでなく、米国独自の国旗を持つことを提案しました。
ワシントンらがフィラデルフィアの旗作りの職人であったベッツイ・ロスに依頼し、星条旗を完成させたと言われています。
1916年に第28代大統領のウッドロー・ウィルソンがこの日を国民の祝日としました。
■由来
1777年6月14日に星条旗がアメリカ合衆国の国旗として定められたことに由来しています。
■イベント
残念ながらフラッグデーに関するイベントは見つかりませんでした。
国旗の雑学
国旗といえば国家の象徴ですが、国によって色やデザインも様々ですよね。
そんな国旗の雑学についてご紹介します。
【日本】
わが国日本の国旗といえば誰もが知る「日の丸」ですよね。
日の丸という呼び方が一般的ですが、法律上は「日章旗(にっしょうき)」と呼ばれています。
規定によると旗の形は縦が横の3分の2の長方形で、日章の直径は縦の5分の3で中心は旗の中心となっています。
赤と白のシンプルな国旗ですが色にも意味があり、赤(正確には紅色)は「博愛」「活力」を、白は「神聖」「純潔」を意味していると言われています。
梅干と白ご飯で作られた“日の丸弁当”、食べたことのある人もいるのではないでしょうか?
【フランス】
左から青・白・赤の3色トリコロールで有名なフランスの国旗。
「自由・平等・博愛」の意味が含まれています。
この3色、実は同じ幅じゃなくて、割合でいうと左から33:33:37と赤色の部分が一番大きいそう!
これにはきちんとした理由があって、風で国旗がなびいた時一番遠い赤の部分が狭く見えてしまうこと、白色が他の色よりも太く見えるのを抑えるためだそうです。
【カナダ】
カナダの国旗といえば赤と白とカエデの葉っぱ。
国旗の両側にある赤は、向かって右が大西洋を、向かって左が太平洋を表しています。
真ん中のカエデの葉っぱはメープルリーフで、葉の先端のとがった部分と枝を合わせた12という数は、国の10州と2準州を表現しています。
【国旗にはなぜ3色旗が多いのか?】
先にご紹介したフランスの国旗には青・白・赤と3色が使われていますね。
このように3色を使用した国旗は世界に数多く存在します。
ヨーロッパを中心に多くなっており、世界の約3分の1の国が3色旗を国旗として採用しているんです。
なぜなのか?その元祖はオランダにありました。
1574年にオランダが3色旗を国旗として使いはじめると、当時世界の中でも有数の先進国だったオランダを真似ようと、3色旗を採用する国が増えたことが理由となっています。
■まとめ
普段何気に目にしている国旗にも深い歴史と意味があったのですね。
海外旅行をする際は、国旗にも注目してみてはいかがでしょうか?
その国のことをもっと知ることができるかもしれませんよ。
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