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駅弁記念日とはいつ?意味や由来、イベントにGRANSTA東京駅弁まつり

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▪はじめに

新幹線に乗って旅行や出張に行く時のお楽しみと言えば駅弁ですよね。

また、各地方のデパートでの駅弁フェアも色んな地域の駅弁が一度に味わうことができる人気のイベントです。

今回は、今でも沢山の人に愛されている駅弁のはじまりを記念した日のお話です。

 

駅弁記念日とは

駅弁記念日とは、毎年7月16日にあります。

1885年(明治18年)7月16日に開業した栃木県宇都宮駅で、日本で初めての駅弁が発売されたことを記念して制定された記念日です。

 

宇都宮市の白木屋という旅館に泊まっていた日本鉄道の重役が白木屋の主人嘉平に弁当を駅で売ることを勧めたことがきっかけになったとか。

ちなみに日本で初めての駅弁は、梅干し入りのごま塩おにぎり2個とたくあんを竹の皮に包んだもので、1つ5銭でした。

 

▪意味

駅弁記念日は、日本で初めて駅弁が発売された日にちなんで制定されました。

この日は日本各地で駅弁のイベントが行われるので、駅弁の販売促進に貢献している大切な日となっています。

 

▪由来

駅弁記念日は、1885年7月16日に日本初の駅弁が宇都宮駅で発売されたことに由来しています。

 

▪イベント

駅弁記念日には、毎年日本各地で駅弁のイベントを行っています。

中でも大きなイベントは、東京駅のエキナカ施設で行われる「GRANSTA東京駅弁まつり」です。

JR東日本グループの鉄道会館が主催するイベントで、毎年駅弁記念日に合わせて7月の1か月間駅弁祭りを開催しています。

2018年は、7月1日~7月31日までの期間、エキナカ商業施設の「GRANSTA」及び改札外の「GRANSTA丸の内」で「新・駅弁祭り」が開催されました。

 

期間中は、「江戸っ子弁当」や「鶏の唐揚げガパオ弁当」などの東京駅限定の駅弁や「出張お疲れ弁」といったお酒とおつまみのセットや「肉だん重」や「牛タン5枚10切れ弁当」など自分へのご褒美のプチ贅沢弁当などを販売しました。

 

駅弁の雑学

<日本で初めての折り詰め駅弁は姫路駅で売られた幕の内弁当>

現在では地方の特産品などをふんだんに盛り合わせた見た目も楽しめる駅弁ですが、その始まりはおにぎり2個とたくあんを竹の皮に包んだシンプルなものでした。

今のように沢山のおかずとご飯が折り詰めに入った幕の内風の駅弁を作り出したのは兵庫県姫路市のまねき食品でした。

幕の内風の駅弁は、1890年(明治23年)に姫路駅で発売され、折り詰め駅弁の元祖とされています。

 

この駅弁の中身は、鯛塩焼き・だて巻き・焼きかまぼこ・卵焼き・大豆の昆布煮・栗きんとん・煮物(ごぼう・人参・竹の子・ユリ根・蕗・そら豆)・奈良漬け・梅干しの入った重と黒ゴマをふった白飯の重の2段弁当で、12銭(現在の値段で約1200円)で販売されていました。

当時、かけそば1杯が2銭(現在の値段で約400円)でしたので、この幕の内弁当はかなりの贅沢品だったと言えます。

中身を聞いただけでもまるでお節料理のような豪華さですもんね。

 

こうして始まった折り詰めの駅弁ですが、同じような内容でお客様が飽きてしまわないように各駅で趣向を凝らした駅弁が作られるようになったそうです。

 

ちなみにまねき食品は現在でも老舗駅弁屋さんとして営業していて、但馬牛の牛めし弁当や穴子めし、旬の食材を使った季節限定の駅弁や、押しずしなど色々な種類の駅弁を販売しています。

駅弁フェアにも出店していることが多いのでチェックしてみてくださいね。

 

<日本以外にも駅弁が販売されている国があるって本当?>

駅弁と言えば日本特有の文化な感じがしますが、実は日本以外にも台湾や韓国、中国、インド、タイ、モンゴルなど駅弁を販売している国が幾つかあるのです。

 

台湾の駅弁は、どの駅もほぼ排骨飯(パイコー飯)弁当が売られていて、日本とは違い温かい状態で販売されます。

排骨飯弁当の中身は、白飯の上にパイコー(タレに浸けた薄切りの骨付き豚肉を油で揚げて煮汁で煮たもの)と煮卵や湯葉を煮たものや青梗菜の炒め物などをのせたものです。

 

韓国の駅弁は、日本に幕の内弁当のように色々な種類のおかずとご飯が入ったものや、韓国風の海苔巻きなどがあります。

韓国の駅弁は、おかずの入った箱とは別に俵ご飯の入った箱と味噌汁が付いてきて、ご飯と味噌汁は購入した時にレンジで温めてくれるそうです。

 

中国では、食堂車がある列車でお弁当が車内販売されます。

朝食はマントウとお粥で、昼食と夕食は炒麺と肉料理などのおかずがセットになったものが一般的です。

中国の駅弁は車内で調理されたものなので温かいお弁当になっています。

 

タイではガパオライスやパッタイやタイカレーなど、モンゴルではピロシキや羊肉の水餃子など、マレーシアではナシゴレンやナシレマッなど、インドではダッバーという金属製の入れ物にカレーと米飯やナンなどを入れたものが駅構内や車内で販売されています。

世界の駅弁を見てみると、冷めた状態のお弁当を食べるのは日本特有の文化みたいですね。

 

▪まとめ

おにぎりから始まった日本の駅弁が多彩になったのは、地域の食材や旬の食材を多くの人に味わってもらいたいというおもてなしの心から広まっていったんですね。

駅弁記念日には、地元の駅の駅弁を味わってみてはいかがでしょうか。

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