■はじめに
徐々に肌寒くなる11月から、12月に入るといよいよ本格的な冬を迎えるシーズンになります。
お住まいのエリアによっては、すでにクリスマスや年末の準備を始めているところも多いですよね。
そんな12月中旬には、日本の玄関口ともいえる東京駅の日があります。
目 次
東京駅の日とは
東京駅の日は毎年12月18日にあります。
1914年(大正3年)のこの日、東京駅の完成式が行われました。
■意味
東京駅の日は、日本の玄関口の一つともされる東京駅について興味を持ってもらいたいという意味合いがあります。
そして、東京駅を通して日本の経済や歴史について知ってもらうための記念日でもあるんですね。
国内で知らない人はいないかと思いますが、海外でも広く知られる東京駅は交通の面だけでなく観光や経済の中心ともいえる建造物です。
東京駅の記念年には記念品の販売が行われる他、コンサートなどのイベントが行われることもあります。
■由来
1914年の12月18日、東京駅の完成式が行われました。
1889年(明治22年)に新橋駅と上野駅を高架鉄道で結び、その中央に停車場をつくる計画が決定されましたが、日露戦争や資金不足などで中断されていました。
1908年(明治41年)から工事が開始され、費用280万円と6年半もの歳月をかけて完成したのが東京駅でした。
このことから、東京駅の日は12月18日に制定されました。
■イベント
東京駅の日を含む年末シーズンには、東京駅周辺でイルミネーションが行われています。
これは、1999年に“東京ミレナリオ”として開催して以来、東京駅を中心にライトアップする毎年恒例のイベントです。
2018年には【東京ミチテラス】として12月14日~28日にかけて開催され、商品券が当たるインスタグラムキャンペーンも同時に行われました。
東京駅丸の内駅舎から皇居へと続く“行幸通り”では、樹木や路面がカラフルに照らされクリスマスムードを盛り上げる屋台が並び、最終日には駅前広場から駅舎にかけて音楽に合わせた光の演出が披露されました。
他にも、丸の内エリアでは鏡と証明によるフォトスポットの設置が行われるなど、この時期には東京駅周辺エリアや商業施設でイルミネーションイベントが開かれています。
帰省や観光、ショッピングでお立ち寄りの際にはぜひチェックしてみてください。
東京駅の雑学
東京駅の日にちなんだ雑学をご紹介します。
□建設当時の東京駅
建設が始まった頃の東京駅の位置は、江戸時代から繁華街がある八重洲側(東側)ではなく、まだ野原だった丸の内側(西側)でした。
皇居の正面にあたり国家の象徴ともいえる位置付けで、丸の内口の中央には皇室専用の出入口があり外国大使のみ通ることが出来る道でした。
2010年からは誰でも通行できるようになり、皇居近くから真正面に東京駅舎を望むことができる行幸通りは、銀杏並木が続く人気の撮影スポットとなっています。
□現在の東京駅
東京駅は東海道本線や東北本線など主要幹線の起点駅であり、全国の新幹線網における最大拠点として東海道新幹線と東北新幹線の起点にもなっているターミナル駅です。
プラットホームの数は日本一多く1日当たりの列車発着本数は約3000本、面積は東京ドームおよそ3.6個分もの規模になります。
建造物としては2003年に国の重要文化財に指定され、2012年には戦争で焼失した駅舎の復元が完了し、伝統と最新技術によって以前の姿が再現されています。
■まとめ
東京駅の日についてご紹介させて頂きました。
特に丸の内駅舎の復元には、たくさんの市民らによる強い要望から5年間かけて実現したとの背景があり、1世紀以上かけて日本を支え歴史を物語るシンボルなのだと改めて感じました。
近くでは皇居や日比谷公園などの観光が出来る他、百貨店や商業施設が建ち並び、駅ナカでもたくさんのお土産や限定グルメが楽しめるなど、日々進化し続けています。
毎年12月18日東京駅の日には、東京駅の歴史に触れてみたり最新情報をチェックしてお出掛けしてみるのはいかがでしょうか。
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