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ケーブルテレビの日とはいつ?意味や由来、イベントにケーブルフェスタ

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「6月16日  ケーブルテレビの日」

■はじめに

ケーブルテレビ(CATV)は山間辺地の難視聴対策として始まり、当初は地元資本優先として市町村単位で1エリア1社のみの認可で、地域密着型の運営でした。

その後の法改正で現在は約500余の事業者数となっていて、市町村が参画する第3セクター方式、民間地元資本、国内大手資本などによる運営形態になっています。

 

また、サービス提供エリアも全都道府県を網羅、都市型の大手CATV局ではTV放送のほか、電話、インターネット接続、MOBILEなどの通信サービスも展開し、さらには電力やガス事業にも進出しています。

一方で、地方の過疎地域では、自治体の広報を担う役目の狭いエリアを対象とし、「コミュニティチャンネル」とも呼ばれています。

 

ケーブルテレビの日とは

1972(昭和47)年6月16日、ケーブルテレビの普及、受信者の保護を趣旨とした「有線テレビジョン放送法」が成立し、これを記念して郵政省(現総務省)とケーブルテレビ業界が1991(平成3)年に、この日を「ケーブルテレビの日」と制定しました。

 

しかし、この有線テレビジョン放送法は2011(平成23)年に有線ラジオ放送法、電気通信役務利用放送法と統合され「放送法」となったために廃止されています。

 

■ケーブルテレビの日の意味と由来

CATVは、光ファイバーや同軸ケーブルを敷設して、CATV局とそのサービス提供エリア内の家庭をケーブルで結ぶ放送事業で、独自に番組を制作することもありますが、利用者のほとんどはNHKや民放の地上デジタル、BSデジタル番組を見ているので、実際は既存の大手TV局の番組を「同時再放送」している形になっています。

 

この他、民間で運営するスターチャンネルやWOWOW、ディズニー、ゴルフ、旅行などの専門チャンネルも組み込まれていますが、オプションなのでCATV以外の費用が必要です。

またCATV料金だけで見られる専門チャンネルも多く用意はされていますが、正直な感想としては、やはりタダはタダなりの内容ですね(ごめんなさい)。

 

■ケーブルテレビの日のイベント

総務省や日本ケーブルテレビ連盟などは、既に有線テレビジョン放送法がなくなったせいか、ケーブルテレビの日は気にしていないようですが、各地のCATV局は毎年、この日に合わせていろんな企画でアピールしています。

 

中でも、2018年に名古屋で開催された「ケーブルフェスタ」では、NHKやキー局をはじめディズニー、CNN、FOX、WOWOW、スターチャンネルなど約60社が協力して、トークショー、コンサート、殺陣の実演など多くの企画で盛り上げています。

 

ケーブルテレビの日の雑学

▽今日のCATVネットワーク

CATVは地域インフラの担い手として発足しましたが、近年は近隣のCATV局との連携が進んで機能は広域化し、さらに全国的なネットワークによって、地方に根差したコンテンツが全国に放送されることも多くなっています。

 

その半面、東日本大震災以降の防災、安全意識の高まりによって、地域住民に緊急時の情報を伝える手段として、CATVのネットワークを利用するために、自治体とCATV局間で防災協定の締結が増加しています。

 

▽普及率

CATV加入世帯は年々増加しており、総理府の2018年調査では、3022万世帯が加入、普及率は52.6%としています。

都道府県別の数字を見ると、70%以上の普及率は東京、神奈川、福井、山梨、三重、大阪、兵庫、徳島の8都府県、逆に20%未満は青森、岩手、秋田、山形、福島、群馬、鹿児島の7県となっています。

 

▽CATVの今後

地域防災におけるCATVの役割が注目されていますが、番組コンテンツ放送事業としてのCATVには難題が待ち受けている気がします。

NHKは番組のインターネットでの同時方法を目指して準備を進めています。これには法改正も必要ですが、そうなれば民放も追随することは確実です。

テレビ番組に限れば、CATVはテレビ局と家庭の間を中継しているだけなので、もしTV局がネットで同時放送を開始すれば、プロバイダとCATVの両方の料金を払わずに済みます。

 

また、CATVのオプションはチャンネルと契約する方式なので、たとえば映画専門チャンネルの場合、観たくもない映画の部分まで料金を払っていることにもなり、

ネット経由であれば好みの作品だけに料金を支払う「アラカルト方式」での利用が可能となります。

実際、テレビを持たない若者も多く、ニュースや見逃したドラマはネットで無料視聴が可能になっています。今後のCATVはブロードバンドの利便性とどう対峙していくのかが大きな課題となりますね。

 

■まとめ

NHKが日本初のテレビ本放送を開始したのが1953(昭和28)年で、もうずいぶん昔のことですが、わずかその2年後には群馬県伊香保で初のCATVが誕生していました。

都市部に住んでいるとテレビ受信に支障がないので、CATVの必要性を感じないどころか、筆者はその存在さえ長い間知りませんでした。

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