■はじめに
歴史は中学や高校で習う機会も多く、大河ドラマでもたびたび取り上げられるテーマですよね。
過去の偉人に学ぶことも多く、私たちは歴史を知ることで今の時代をより良く過ごすことができます。
そんな忘れてはならない歴史上の部隊である白虎隊の日が、暑い8月の下旬にあります。
目 次
白虎隊の日とは
「白虎隊の日」とは毎年8月23日に制定されています。
■意味
白虎隊とは会津戦争の際に会津藩が組織した、16~17歳までの少年らによって構成された部隊のことです。
会津藩は年齢により軍を玄武・青龍・朱雀・白虎の4つに分け、白虎隊はその最年少にあたりました。
会津藩が官軍と激しい闘いになるうちに白虎隊も進軍を余儀なくされましたが、敵側の激しい攻撃を受け会津藩はたちまち劣勢に。
白虎隊は藩主・松平容保を護衛する任務についていましたが、打撃を受けた者もおり負傷者を抱えながら飯盛山へと逃げ伸びました。
そこで鶴ヶ城が燃えているのを見た白虎隊は、会津藩が敗北したものと勘違いをし20名が自刃(じじん)し、たくさんの若い命が失われたのです。
そうして誕生したのが「白虎隊の日」でした。
■由来
1868年(慶応4年)の8月23日、会津藩の白虎隊が城下の飯盛山で自刃したことに由来して「白虎隊の日」は定められました。
■イベント
毎年4月24日と9月24日に福島県会津若松市一箕町八幡弁天下の飯盛山白虎隊士墓前にて、墓前祭と会津高校生による「白虎隊剣舞」の奉納が行われています。
スケジュールは墓前祭が1時間程度、剣舞奉納が20分程度となっており、白虎隊の霊を慰める目的で毎年開催されています。
お近くにお住まいの方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
歴史の雑学
白虎隊にちなんで歴史の雑学をご紹介します。
【ノストラダムスはジャムの本を出版していた】
ノストラダムスといえば人類の滅亡を予言したと言われている人物ですが、実は医者でもあり様々な本を出版していました。
料理に関する著作も複数出しており、その中に「化粧品とジャム論」というタイトルの本があります。
その本にはレモン、ハチミツ、砂糖、濃縮ワインなどをたっぷり使ったジャムの作り方も載っているとか。
人類の滅亡、と恐ろしい予言をした人物のちょっと意外な一面が見れた気がしますね。
【徳川家康はかなりの健康オタクだった】
徳川家康といえば「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」で有名な、歴史上最も有名な人物の一人ですよね。
この徳川家康、75歳で死去し当時としては異例の長寿となりました。
実は家康はかなりの健康オタクで、常にあたたかいものを食べるよう心がけたり、食材は旬のものを選び季節はずれのものは食べないなど健康に気をつかっていたそうです。
また漢方にも興味を持ち、自ら栽培した薬草を使い調合も行っていました。
そのおかげで75歳まで長生きできたのかもしれません。
【ピカソの本名は非常に長い】
ピカソといえば誰もが知っている天才画家ですが、“パブロ・ピカソ”が彼のフルネームだと思っている人も多いのではないでしょうか。
実は本名は“パブロ・ディエーゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピーン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ”と、とっても長いんです。
こんな風に本名が長いのには、ピカソの出身地であるスペインの風習に理由がありました。
スペインでは基本的には苗字が二つあり、フルネームは「名前+第一苗字(父方の苗字)+第二苗字(母方の苗字)」、これに名前と苗字の間にミドルネームが入ることもあります。
ピカソの場合は洗礼名と先祖の名前を次々にミドルネームとして入れていったがために、本名が長くなったと言われています。
分かりやすいように最初のパブロと最後のピカソで“パブロ・ピカソ”と呼ばれていたのでしょうか。
長すぎて自分の名前を覚えるだけでも一苦労ですね。
■まとめ
今回は白虎隊の日をご紹介しました。
若き少年らで編成され戦争で命を落とした白虎隊の活躍を、今後も忘れず後世に残していきたいものですね。
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