▪はじめに
現在の日本では、物流の中心はトラックの運搬によるものとされています。
すなわち、私たちの生活は大型トラックとトラック運転手さんたちによって支えられているということです。
そんなトラックの事を多くの人に知って貰う為に作られた記念日がトラックの日なのです。
目 次
トラックの日とは
トラックの日は、毎年10月9日にあります。
トラックの日は、1992年(平成4年)に全日本トラック協会と47都道府県トラック協会が制定した記念日です。
▪意味
トラックの日は、トラック運送業を一般の人に知ってもらう為に多彩な広報活動やイベントなどを行うことを目的として制定されました。
▪由来
トラックの日が10月9日となったのは、「トラック」の「ト(10)」と「ク(9)」の語呂合わせを元にして決定しました。
▪イベント
毎年トラックの日には日本各地でトラックをPRするイベントが行われています。
鹿児島県では、毎年マリンポートかごしま(鹿児島市中央港新町)で「トラックの日フェスティバル」が開催されています。
2018年にも、10月7日(日)に行われました。
イベント内容は、「夢のあるトラック」絵画コンクールの表彰式や入賞作品・ペイントトラックの展示や、トラック協会の活動に関するパネル展示、色々なトラックや白バイ・パトカーの展示などの見ながらトラックや働く車のことを知ることができるコーナーが設けられたり、トラックの試乗体験などのお仕事体験やトラックに関するクイズラリーなどの体験型イベントがありました。
また、焼きそばやクレープなどの屋台が沢山出店したり、ヒーローショーや魚のつかみ取りなど家族で楽しむことが出来るイベントになっています。
こういったトラックの日のイベントは全国各地で行われているので、お住まいの県で行われているイベントに行ってみてはいかがでしょうか?
トラックの雑学
<トラックに付いている3つのランプにはどんな意味があるの?>
昔、大型トラックの運転席の上にある横3つのランプが付いていましたが、あのランプはなんのために付いていたと思いますか?
あの3つランプは「速度表示装置」といい、前方から走ってくる大型トラックのスピードを周囲に知らせるためのものでした。
速度表示装置は、対向車から見て右から順番に点灯していきます。
一つだけだと時速40キロ未満の速度、二つ点くと時速40キロ以上60キロ未満、三つ全部で時速60キロ以上を意味します。
このように、ランプの点き方で対向車や歩行者に大型トラックのスピードを知らせて、接触事故を防止するために1967年(昭和42年)に道路運送車両法の規定で大型トラックに設置することが義務となっていました。
しかし、道路整備や信号などの設置が進んだことで2001年(平成13年)に速度表示装置を設置する義務は廃止され、任意で備えることができるという形に変わったのです。
ですから、3つのランプを装備した大型トラックは今やレアなものとなったというわけです。
<長距離トラックの運転手さんはどこで寝ているの?>
長距離の運転ともなると必ず休憩が必要ですよね。
最近では高速道路のパーキングエリアに宿泊施設が隣設してあったり、シャワールームなどがある場所なども見かけますが、基本的にはトラックの車内で休憩しているそうです。
では、大型トラックのどこに寝るためのスペースがあるのでしょうか?
答えは大きく分けて2つあるようです。
1つは、運転席のすぐ後ろに寝るスペースが設けられているタイプで、1mほどのスペースにマットを敷いたり寝袋を使って寝ます。
あまり広くは無いので荷物を置いたりすると横になれなくなってしまうので、なるべくこのスペースには荷物を置かないようにしているそうです。
もう1つは運転席の上にある空気抵抗を減らる為の「ルーフ」と呼ばれる部分にカプセルホテルのような空間が設けられた「スーパーハイルーフ」と呼ばれるタイプです。
ここはかなり快適になっていて、冷暖房や室内照明なども設置されています。
広さも2人が横になれるくらいあって、ゆっくりと休めるので個人で設置する人も少なくないようです。
休憩時間には限りがあるでしょうがそんな中、少しでも快適に過ごせて疲れを取ることも事故を起こさないようにするためには大切なことなので、大型トラックには重要な空間なのですね。
▪まとめ
大型トラックには、普通自動車にはない装備が色々とあるんですね。
それは全て、安全に運転することが出来て物流をスムーズに行う為ともいえると思います。
トラックの日には、知らないうちにお世話になっているトラックに関係する皆さんに感謝しつつ、トラックの事を勉強してみるのも良いのではないでしょうか?
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