■はじめに
梅雨入りの6月から梅雨が明け始める7月に入ると、いよいよ本格的な夏を意識するシーズンになります。
すでに夏ならではの水分補給で、夏バテ対策を始めている方も多いのではないでしょうか。
そんな7月の始まりは、私達の体もこころも健康にしてくれるカルピスの日です。
目 次
カルピスの日とは
カルピスの日は毎年7月7日にあります。
アサヒ飲料株式会社によって、カルピスの誕生日であるこの日を記念し制定されました。
アサヒ飲料は、1884年(明治17年)の三ツ矢サイダー販売から始まり、カルピス以外にもコーヒー、ブレンド茶、ミネラルウォーター等、たくさんのソフトドリンクの製造・販売を手掛けています。
■意味
カルピスの日は、消費者に対してカルピスの様々な楽しみ方を提案し興味を持ってもらうという意味合いがあります。
そして、企業側がカルピスを愛飲している消費者に対し、日頃の感謝を表す日でもあるんですね。
アサヒ飲料では、一部の店舗で試飲サンプリングを実施するイベントやキャンペーンを行っています。
■由来
カルピスの生みの親である三島海雲(かいうん)が長旅の中、モンゴルで体調を崩してしまったのですが、その時に現地の遊牧民が酸っぱい乳を振る舞ってくれたことで体調が良くなりました。
衝撃を受けた海雲は「おいしくて体に良い飲みものをつくり、人々の役に立ちたい」という思いを抱き帰国。
乳酸菌の研究を続けた結果、日本初の乳酸菌飲料であるカルピスを完成させ、1919年(大正8年)7月7日に発売する運びとなったのです。
このことから、カルピスの日は7月7日に制定されました。
■イベント
2009年から、アサヒ飲料による【カルピスの誕生日イベント】が行われています。
これは、7月7日「カルピスの日」を記念して、直前の土日に一部の店舗で試飲販売会を行うというもの。
毎年、アサヒ飲料の社長や社員によるPR 会場では、多くの買い物客で賑わい、感謝の気持ちを伝えると共に貴重な交流の場となっています。
11回目を迎える2019年はカルピス誕生の100周年の記念となる年でもあり【カルピス100周年、大感謝キャンペーン】が行われています。
2019年5月7日~7月31日(水)のキャンペーン期間中、自動販売機で購入した対象商品に当たりが出たら、貼付のQRコードを読み取りサイトへアクセス。
登録を行うと限定商品やLINEポイントが当選するといった内容です。
7月7日はお中元の時期ということもあり、100周年限定ギフトの発売が行われたり、他にも1年を通して様々なイベントが開かれています。
子どもたちへ向けたイベントが中心で、この先も更新される可能性があるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
カルピスの雑学
カルピスの日にちなんだ雑学をご紹介します。
□カルピスの「水玉模様」の秘密
カルピスのトレードマークとも言える水玉模様のパッケージ。
これは、カルピスの日が7月7日の七夕にあたることから、天の川をイメージして作られたものなんですね。
実のところ、発売当初は化粧箱入りの茶色い渋めのビンでスタートし、続いて青地に白の水玉、赤地に白の水玉となり、カルピスが34歳となる1953年(昭和28年)に“白地に青の水玉”のパッケージとなりました。
現在も同じ配色ですが、ラベルや容器、水玉の配置など少しずつ進化していますので、デザインに注目してみるのも面白いのではないでしょうか。
□カルピスに至るまで
海雲は、乳酸菌で発酵させたクリーム、生きた乳酸菌入りキャラメル等を発売しましたが、商品化の失敗に終わります。
そんな中、クリームの製造過程で残った脱脂乳を乳酸菌で発酵させ改良し、出来上がったのがカルピスでした。
新しいものを作り上げることは、とても根気がいることなんですね。
■まとめ
カルピスの日についてご紹介させて頂きました。
子どもの頃に、みなさん一度はカルピスを飲んだことがあるのではないでしょうか。
今では、日本だけでなく海外でも工場が設立される等、世界中に広まっているのだそう。
毎年7月7日カルピスの日には、100年の歴史を誇る乳酸菌飲料を楽しんで、夏バテ対策するのがおすすめです。
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