▪はじめに
皆さんは、何円のお札を一番よく使いますか?
私は一万円!と言いたいところですが、やはり千円札が一番多いですよね。
今回は、一番馴染みのある千円札に因んだ記念日や雑学についてご紹介していきます!
目 次
千円札の日とは
千円札の日は、毎年1月7日にあります。
千円札の日は、1950年(昭和25年)の1月7日に新円切り替え後最初の千円札が発行されたことに因んで制定された記念日です。
新円切り替えとは、第二次世界大戦直後のインフレ進行を阻止するために1946年(昭和21年)2月に公布された金融緊急措置令および日本銀行券預入令に伴うものです。
金融緊急措置令が公布された当時の最高額面券は百円でしたが、結局インフレが進んでしまい4年後の1月7日に千円札が発行されました。
この時発行された千円札は、現在の7,700円~8,000円くらいに相当していたそうです。
▪意味
千円札の日には、1950年(昭和25年)1月7日に戦後の新円切り替え後初の千円札が発行された事を記念する意味があります。
▪由来
千円札の日は、1950年(昭和25年)1月7日に戦後の新円切り替え後初の千円札が発行されたことに由来しています。
▪イベント
千円札の日に因んだイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。
千円札の雑学
<お札に描かれる人物はどうやって決めるの?>
お札には必ず歴史的な有名人の肖像画が描かれていますよね。
これはニセ札が使われるのを防止する為なのです。
人間は顔を認識する能力にとても優れていて、わずかな表情の違いも敏感に認識し相手の気持ちを読み取ったりすることが出来ます。
この能力がある事で、お札に描かれた肖像画の微妙な違いにも違和感を感じてすぐに気づくことが出来るので、お札には肖像画が描かれるようになったのです。
、日本のお札に描かれる人物はどのような基準で選ばれるのでしょうか?
それには次のようなことを基準としています。
- 日本国民が世界に誇れる人物であること
- 教科書に載っているなど一般的によく知られている人物であること
- 偽造防止の目的からなるべく精巧な肖像画か写真が残っている人物であること
これらの基準に当てはまる人物を、財務省・日本銀行・国立印刷局の3者で協議して候補を挙げ、最終的には財務大臣が決定を下します。
日本でお札に肖像画が印刷されるようになったのは1881年(明治14年)からで、初めて描かれたのは神功皇后でした。
その後は、板垣退助・菅原道真・和気清麻呂・武内宿禰・藤原鎌足・聖徳太子・日本武尊・二宮尊徳・岩倉具視・高橋是清・伊藤博文・福沢諭吉・新渡戸稲造・夏目漱石・野口英世・樋口一葉が描かれました。
一番多く使われたのは聖徳太子でなんと7回も描かれているのです!
<自動販売機で使えない千円札は印刷機の不具合のせい?>
自動販売機を利用する時に入れた千円札が、時々戻ってくることがありますよね。
お札が戻ってくる1番の原因は、お札の表面に皮脂などの汚れが付いて、お札の色や模様、透かしなどが認識できなくなってしまうことにあったのです!
自動販売機でお札が戻ってきた時、お札にシワがあるからだと思ってしわを伸ばす為にお札の表面をこすってしまうことがあると思いますが、じつは自動販売機の識別センサーにはシワは影響がなく、お札をこすったことでさらに皮脂が付いてしまうので、こすらずに裏表を変えて入れ直すのが正しい対処方法なのです。
でも、中には何度入れ直しても戻ってくるお札があるかもしれません。
もしかしたらそれは、印刷ミスによるものかもしれません。
じつは、2005年(平成17年)9月から10月にかけて国立印刷局滝野川工場で印刷された千円札3万9,500枚に印刷機の不具合による印刷ミスがあったのです。
本来印刷ミスがあるお札は流通しないのですが、このお札は流通した後にミスが発覚したため現在でも使われているのです。
この印刷ミスの千円札は自動販売機で認識されにくいというだけでお札としては問題なく使えます。
でも、使いにくくて不便だと感じた時などは銀行で交換して貰えるので自動販売機で使えない千円札があった時には銀行に問い合わせてみてくださいね。
▪まとめ
いかがでしたでしょうか?
最近では、令和に入って初めて新札が作られることが話題になっています。
これはお札の偽造防止のために約20年周期でデザインを変えているからなのだそうです。
今までとは違う技術が盛り込まれた新しいお札に出会うのが今から楽しみですね!
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