▪はじめに
寒い時期においしい食べ物と言えばやはり鍋!
最近は種類豊富な鍋つゆや一人鍋のセットなどがスーパーやコンビニなどで買えるので、色々な味を手軽に楽しむことができるようになりましたよね。
そこで今回は、鍋の日に関する記念日や雑学などについてご紹介していきましょう!
目 次
鍋の日とは
鍋の日は、毎年11月7日にあります。
これは、2001年(平成13年)に鰹節を中心としたダシやめんつゆなどの調味料を扱う「ヤマキ」が制定した記念日です。
▪意味
鍋の日には、ヤマキの「冬の寒い時期に家族で鍋を囲んで団らんを楽しんで欲しい」という願いが込められています。
▪由来
鍋の日は、「11(いい)7(な)べ」という語呂合わせから11月7日が鍋の日に選ばれました。
また、毎年11月7日が冬の始まりである「立冬」になることが多いということもこの日が鍋の日に選ばれた由来の1つです。
▪イベント
鍋の日がある11月に、毎年東京の日比谷公園で「ご当地鍋フェスティバル」というイベントが行われています。
このイベントは、旬の食材を使った日本各地のご当地鍋が一堂に会するもので、2014年から始まりました。
過去には「ご当地鍋フェスティバル」が11月30日から12月2日までの3日間で開催され、宮城県の「アンコウ鍋」や北海道の「カニ味噌鍋」、福岡県の「もつ鍋」や兵庫県の「ぼたん鍋」など各地のご当地鍋のブースが34店舗出店しました。
鍋以外にも「博多とんこつラーメン」や「京都のサバ寿司」など30以上のご当地グルメのコーナーや、全国35蔵元から約70種の日本酒を扱うコーナーなどもあり、3日間で26万人以上の来場者がありました。
特設ステージでは、各地のご当地アイドルや大道芸人のパフォーマンスなども行われ、子供から大人まで楽しめるイベントです。
鍋の雑学
<鍋料理を楽しむようになったのは江戸時代からだった>
日本人は、太古の昔から大きな土器や鉄の鍋で色々な食材を煮炊きして食べていました。
しかし、鍋の中のものを直箸で食べることはなく、取り分けてから食べることが普通でした。
これが江戸時代に入り、持ち運びのできる七輪の普及によって煮込みながら食べることができる鍋料理が誕生したのです。
当時の江戸で流行っていた鍋料理は、「どじょう鍋」や「湯豆腐」、「ねぎま鍋」など現在でも味わうことのできるものでした。
明治時代に入り、西洋文化がどんどん取り入れられて日本でも肉を食べるようになりました。
そこで流行ったのが今のすき焼きの元になったともいわれる「牛鍋」です。
しかし、西洋文化が広がっていくと今度は家庭にガスが普及していき、持ち運びのできる七輪は使わなくなっていきました。
それに伴って鍋料理もあまり食べられなくなっていきましたが、カセットコンロの発明によりテーブルで鍋を囲むことができるようになり、再び家庭での鍋料理が普及していったのです。
<九州の水炊きと関西の水炊きは全くの別物⁈>
「水炊き」と言えば、博多のご当地鍋として今や全国的にも有名な鍋料理です。
しかし、関西にもまた九州のものとは違ったタイプの水炊きが存在することをご存知でしょうか?
一般的に知られている博多の水炊きは、骨付きの鶏もも肉を水から煮立たせてキャベツ、ネギ、豆腐、シイタケ、鳥肉団子などを入れたものです。
骨付きの鶏肉から出たダシなのでスープが白く濁って少しとろみがあるのが博多の水炊きの特徴的です。
一方、関西の水炊きは骨のついていない鶏肉や豚肉と、白菜、ネギ、豆腐、春菊、えのきだけ、シイタケなどを一度煮立たせて昆布で取っただし汁で煮たものです。
どちらもポン酢しょうゆを付けて食べますが、博多の水炊きは水炊きのスープで少し薄め、薬味に柚子胡椒を使うことが一般的で、関西の水炊きは薬味に万能ねぎやもみじおろしを使うことが多いようです。
私は中国地方出身で九州に嫁いだので、博多の水炊きを始めて食べた時はかなり驚きました!
でも、どちらも美味しいのでどちらもお勧めです!
▪まとめ
鍋は、地域によって取れる食材やダシ、調味料などによって全く違うものになる地域色溢れる食べ物です。
それどころか、地域だけでなく家庭ごとにもこだわりやオリジナリティがあって、家族それぞれの好きな物を一緒に食べることができるまさに家族団らんにもってこいのメニューだと思います。
寒い冬の始まりでもある鍋の日には、ぜひ家族で鍋をつつきながら温まってください。
11月7日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります!