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なすび記念日とはいつ?意味や由来、イベントは

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「4月17日  なすび記念日」

■はじめに

どういうわけか、数年前までは「なす」と「なすび」(茄子)は別物だとばかり思っていました。

なすが嫌いで、あまり気にかけたことがなかったためか、「なす」は濃い紫色で下膨れの卵型、「なすび」は漬け物にする何かかと…。

どうやら西日本では「なすび」という名前が一般的で、東は「なす」と呼んでいるそうです。

 

なすび記念日とは

4月17日の「なすび記念日」は、冬春なすの主要生産県6県の高知園芸連、福岡の全農ふくれん、熊本経済連、全農岡山、佐賀経済連、全農徳島で構成する「冬春なす主産県協議会」が、なすの消費拡大を目的として2004年に制定した記念日です。

西日本6県が制定したので「なす記念日」じゃなくて「なすび記念日」なんですね。

 

■なすび記念日の意味と由来

4月17日という日付の由来ですが、まず冬春なすの最盛期でなければアピールしようがありません。

そこで4月のカレンダーを眺めたところ(ウソかホントか知りませんが)17日であれば「4.17→ヨイナス」とどうにか収まるため、「ス」の字余りには目をつむり、この日に決まりました(と解釈しましょう)。

それに加えて、なすが大好物だった徳川家康の命日が4月17日だったという出来過ぎの理由もありますね。

 

なすの主産地は九州、中四国と西日本中心ですが、数年前の統計(2人以上の世帯が対象)によれば、なすの購入数量が多い市町村は京都市、青森市、新潟市、佐賀市、北九州市の順で、支出金額は京都市、横浜市、青森市、東京都区部、新潟市の順となっていて、西日本のなすが全国に行き渡っていることがうかがえる数字です。

ちなみに、購入量で上位5位に入っていない横浜や東京が、支出金額で上位なのは、やはり物価の高さを表してもいますね。

また、一世帯当たりの支出金額の全国平均は1979円だそうです。

 

■なすび記念日のイベント

冬春なす主産県協議会は毎年のこの日、なすの消費拡大をアピールするイベントを東京で実施しているそうです。

過去には4月10日からの8日間を「春のなす祭り」と銘打ち、東京・新橋でなす料理のお店を出店し、なすのつかみ取りやなすのプレゼントなどのイベントがありました。

しかしっ! つかみ取りは有料で、プレゼントは買い物をした人の先着100人、しかもなすは1本というもので、う~ん……これでアピールはちょっと難しいんじゃないかと思ってしまいます。

 

なすび記念日の雑学

▽「秋なすは嫁に食わすな」

嫁いびりの代表とも言える「秋なすは嫁に食わすな」というフレーズですが、最近はその意味の誤解も解けてきたようです。

本来の意味するところですが、なすは体を冷やす野菜なので若い女性の体にはよろしくないというものです。

また、なすは種が少ないので、「種が少ない→子種が少ない→子どもができない」という縁起をかついだ言い伝え説もあります。

こっちのほうであるなら、嫁よりも夫のほうが食べてはいけないことになりますが…。

 

この「秋なすは嫁に食わすな」は鎌倉時代の「夫木和歌集」にある

「秋なすび わささのかすに つけまぜて 嫁にはくれじ たなにおくとも」

(酒粕につけたなすはおいしいが、棚に置きっぱなしだとネズミに食われる)

という、優雅さのカケラもない歌が由来と言われています。

どうしてネズミが今では嫁になったのか不思議ですが、どうやら当時はネズミの隠語が嫁だったからのようです。

 

▽「一富士二鷹三茄子」

これも有名で、縁起のいい初夢Best3ですね。

富士山→「不死」、鷹→「高い」、茄子→「成す」と縁起をかついでいますが、単に語呂合わせばかりではなく、それなりの理由もあるようです。

まず、駿河にある高いものを順に並べたという説ですが、富士山、愛鷹山(知りません)、初物の茄子の値段だそうです。

富士山は納得ですが、次の山は全国的知名度イマイチ、それに山の高さ→山の高さと続いて、次が値段の高さというのでは「数学的思考」のルールから逸脱、イマイチですね。

それならばと次なる説は、なすがごひいきの家康の好物を並べたというもので、鷹は鷹狩りのことですね。

 

さて、「三茄子」の後、「四扇五煙草六座頭」と続いているのはご存じでしょうか。

扇は儀式の際に使う縁起物、煙草は(昔の)お祝いの席の必需品でした。

座頭は例の「勝新座頭市」の座頭です。

座頭とは髪を剃った盲人のことですが、毛がない→「ケガ無い」となって、家内安全を願うというオチでございます。

 

■最後に

なすも植物なので花を咲かせます。

薄紫の星型のきれいな花で、「つつましい幸福」「優美」「希望」「真実」が花言葉です。

ちょっとイメージが違います。

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