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アルゼンチン・タンゴの日とはいつ?意味や由来は。情熱の踊りを

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「12月11日  タンゴの日」

■はじめに

2009年、ユネスコがアルゼンチンとウルグァイ両国の申請に応じて、タンゴを世界無形文化遺産に認定しました。

この年の認定は大盤振舞で、日本からは秋保の田植踊、チャッキラコ、大日堂舞楽、雅楽、早池峰神楽、アイヌ古式舞踊なども認定されましたが、地元の人以外はあまりなじみもなく、タンゴの知名度には及ばないようです。

 

タンゴの日とは

1977(昭和52)年11月、アルゼンチンのブエノスアイレス市が、12月11日を「タンゴの日」と制定しました。

では、なぜ12月11日なのかと言うと、人気絶頂期に飛行機事故で急逝したアルゼンチンの国民的タンゴ歌手カルロス・ガルデル(1890~1935)と、タンゴの作曲家・指揮者・バイオリニストのフリオ・デ・カロ(1899~1980)の誕生日が、ともに12月11日だったことによります。

 

■タンゴの日の意味と由来

タンゴが生まれたのは19世紀末、ヨーロッパから移住した白人、労働力としてアフリカから連れて来られた黒人、インディオ系の原住民が混在していた南米アルゼンチンのブエノスアイレスと言われています。

当時のブエノスアイレスは繁栄するにつれ貧富の差も広がり、タンゴは裏町の貧民街でいかがわしいダンス音楽として生まれましたが、やがてダンスホールなどでも踊られるようになり、娯楽としての市民権を得るに至って、ヨーロッパ大陸へも伝えられました。

 

タンゴはアフリカ系の強烈なリズムと、ヨーロッパのクラシック旋律が混じり合って出来た音楽で、近隣のブラジルのサンバやルンバ、キューバのサルサやレゲエ、アメリカのジャズも同じような起源を持っています。

 

■タンゴのイベント

ブエノスアイレスの8月はタンゴのシーズンと呼ばれ、毎年「タンゴ世界選手権」が開催されるため、世界中から実力のあるダンサーが集まって来ます。

2009年大会のサロン部門では、長い間優勝を独占していたアルゼンチン勢を破った日本人夫婦ペアの優勝が話題になりました。

 

タンゴの日の雑学

▽「黒ネコのタンゴ」

1969(昭和44)年秋に発売された童謡のシングルレコード「黒ネコのタンゴ」は260万枚を売り上げて、翌年のオリコン年間1位を記録するなど、記録的な大ヒットになりました。

「黒ネコのタンゴ」はイタリアの童謡「Volevo un gatto nero」(黒いネコが欲しかった)に、日本語の歌詞をつけたものですが、この日本語版は本家イタリアをはじめ、アメリカ、フランスなど8カ国に「逆輸出」されています。

 

イタリアの原曲の歌詞は「動物園をそっくりあげるから、その代わりに黒いネコが欲しいと言ったのに、友達がくれたのは白いネコだった。嘘をついたから、もう遊んであげない」「もう黒でも白でもかまわないけど、嘘つきには何もあげない」といった内容でした。

ちなみに、この曲を歌った皆川おさむは当時6歳10か月で、これ以降、子どもの歌手がブームとなりました。

 

▽タンゴセラピー

アルゼンチンタンゴを踊ることは、心と体の健康を取り戻す効果が期待できると言われています。

実際に、アルゼンチンの病院ではうつ病や高齢の患者が、医師や看護師とタンゴを踊るリハビリを採り入れているそうです。

 

これはタンゴを踊る際の抱擁によって脳からオキシトシンやセロトニンが分泌され、精神にやすらぎを与え、心臓、脳、ホルモンのバランスを保つことができると言います。

タンゴのリズムと呼吸、反復運動がアルツハイマー型認知症やパーキンソン病の治療に効果があるとの研究結果も、英米で発表されています。

 

■最後に

筆者の持つ社交ダンスのイメージがワルツのせいか、情熱的に緩急を利かせるタンゴは苦手です。

と言っても、ワルツやタンゴを踊れるわけではなく、youtubeで眺めているだけです。

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