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日本人初飛行の日とはいつ?意味や由来は。徳川好敏の有人飛行

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「12月19日  日本人初飛行の日」

■はじめに

「この空を飛べたら………人は昔々、鳥だったのかもしれないね」なんて歌もありますが、人類の英知はその夢を実現しました。

 

日本人初飛行の日とは

1910(明治43)年12月19日、徳川好敏工兵大尉(1884~1963)がフランス製複葉機で日本初の有人飛行に成功しました。

この日本の航空史に残る快挙を記念して、12月19日は「日本人初飛行の日」とされています。

 

■日本人初飛行の日の意味と由来

紀元前の古代ギリシャの時代から、人はいろいろな道具を工夫して空を飛ぶことに挑戦してきましたが、1903年12月17日、ようやくライト兄弟が固定翼機による動力飛行に成功しました。

それ以前のグスターヴ・ホワイトヘッドが世界初だという異論もありますが、とにかくライト兄弟が初飛行であると世界中で広く認められています。

 

その偉業から遅れること7年、東京・代々木練兵場(現代々木公園)で行われた空への挑戦は、20数回目の滑走でようやく機体が浮き上がって「飛行」と認められたもので、時間にしてわずか3分、高度70m、距離は3000mにすぎませんでした。

また、翌日には日野熊蔵歩兵大尉(1878~1946)もドイツ製単葉機で、飛行時間1分20秒、高度20m、距離1000mの「飛行」に成功しています。

 

その後に勃発した第一次世界大戦で航空機の威力が証明されたことから、軍の後押しを得た中島飛行機(現SUBARU)や三菱造船(現三菱重工業)、川崎航空機(現川崎重工業)が航空機製造に精力的に取り組みましたが、当然ながら軍用機中心の開発でした。

やがて最高傑作と言われる海軍の「零戦」、陸軍の「隼」が完成、太平洋戦争で活躍することになります。

 

しかし、敗戦後、GHQによって航空機の製造が禁止され、解禁後もその間の技術開発の遅れは著しく、また政治的な事情から、アメリカの下請けに留まることを余儀なくされました。

唯一、1960年代にナショナルプロジェクトとして完成したプロペラ旅客機YS11は時すでに遅く、ジェット機時代到来によって、あえなく姿を消してしまいました。

現在、国産初の小型ジェット旅客機MRJ開発も難航しており、設計変更や再三の納期変更など、2020年の納入予定に間に合うかどうか…。

 

■日本人初飛行の日のイベント

12月19日は航空機を使うイベントに適さない気候であるため、9月20日の記念日「空の日」にすべてお任せになっていますね。

 

日本人初飛行の日の雑学

▽ハイブリッド航空機を米で開発中

現在、アメリカの新興企業が乗客定員50人以下、1回の充電で約1100km飛行可能な小型電動航空機の開発を進めています。

これはモーターを搭載したバッテリーと、ジェット燃料で動く発電機からの電気を、飛行状況に応じて使い分けるもので、離陸時や向かい風では発電機を回し、安定した飛行時ではバッテリーを使用するため、この「ハイブリッド」方式が完成すれば、温室効果ガス排出も減り、料金や騒音を下げることが可能になります。

 

またバッテリーの総重量が減るために、航続距離も延長され、「目的地への到着にかかる時間より45分間長く飛行できなければならない」とする米連邦航空局(FAA)の安全要件を満たすこともでき、地方空港間の空路も増え、都市間高速鉄道に代わる新たな輸送経路の誕生にもなりそうです。

 

▽航空機では宇宙に行けない理由

子どものころ、最新鋭の航空機やジェット戦闘機なら、そのまま上昇して宇宙に行けるのではないかと思っていました。

高度が100kmを超えないと宇宙空間とは言えないそうで、現在、民間航空機の最高高度は約13kmまでで、戦闘機でさえ約38kmまでしか上昇できません。

アメリカの極超音速実験機がどうにか107,960mに到達した記録がありますが、「宇宙旅行」に使用できる域にはまだまだ道遠しといった現状で、その実現のためには重力、大気という2つの大きな物理的課題を克服しなくてはなりません。

 

まず重力の問題ですが、地球の重力から逃れて宇宙に達するには、時速40,426km(マッハ33)以上の速度が必要ですが、現在の世界記録は約8208km(マッハ6.7)で遠く及びません。

次に大気の問題ですが、高度が上がるほど空気が薄くなり、空気密度や酸素が減少します。

空気の密度減少につれて、翼の周辺の空気分子も減少するために、航空機の揚力維持が困難となり、また燃料に必要な酸素の減少はエンジンにとって致命的でもあります。

航空機の快適な座席に座ったまま宇宙へ飛び出すには、まだまだ時間がかかりそうです。

 

■最後に

航空機に乗っていても、自分で空を飛んでいるといった実感はあまり得られません。

そんな話を友人にしたら、ハングライダーに誘われました。

風を全身に感じながら、緑の山野を見下ろす快感こそ、自分で空を飛ばないと味わえないものだと思いました…って、これはテレビ番組の映像を観て思ったことです。

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