「8月2日 バズの日」
■はじめに
いつの間にか「バズる」なんて新語がネット上で大手を振って闊歩しています。
次から次へと現れる「新しい言葉」に年老いた世代は辟易としているようです。
バズの日とは
8月2日は株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)が制定した「バズの日」ですが、みなさんご存じでしょうか。
あれこれと説明が必要ですね。
まずADKという会社ですが、1999(平成11)年に当時国内3位の「旭通信社」と、7位の「第一企画」が合併して発足した広告代理店です。
しばらく旭通信社や第一企画という名前を耳にしなかったのはそういうわけだったんですね。
経済面では大きな記事になったはずですが見落としてしまいました。
次に「バズ」ですが、これは昨今、ネットなんかでもよく見かける言葉で、「バズる」の「バズ」です。
広告代理店との関係が見えてきましたね。
現在、世界中の広告業界ではバズマーケティングやバイラルマーケティングといった広告手法が重要視されています。
そうした中、ADKはさらなる新手法の広告モデルを模索しようと、その道の専門家2人のユニット「バズーカ」(Buzzoooka)を発足させ、これを機に「バズの日」を制定しました。
「バズーカ」は「バズ(噂)」→buzzと「バズーカ砲」→bazookaを合わせた造語で、バズーカ砲さながらに「ぶっ放す勢い」で旋風を巻き起こそうという命名だそうです。
日付についての説明は見当たりませんが、8(バ)2(ズ)だろうという噂(バズ)ですね。
目 次
■バズの日の意味と由来
英語の「Buzz」というマーケティング用語が「バズる」の語源と言われていて、「Buzz」は蜂がブンブンと飛び回る音」が転じて「ひとつ場所でざわざわと噂話が飛び交う」という意味になったそうです。
■バズの日のイベント
広告代理店が制定した「バズの日」なので、さぞかし派手なイベントを「ぶっ放した」ことだろうと思いましたが、今のところ何もないようです。
いずれ「Buzzoooka」が目覚ましい成果を見せた時に何かあるのかもしれません。
バズの日の雑学
▽「バズ」「バイラル」「インフルエンサー」……現代マーケティング手法
「バズマーケティング」は影響力を持っている人物やメディアを重視する広告手法で、新作ファッション発売時には若い人に人気のあるモデルや雑誌などを大々的に活用して、商品をトレンドとする戦力です。
一方の「バイラルマーケティング」はバズマーケティングとは違って、メインとなるコンテンツに重きを置いた手法で、情報が人から人へと拡散することを狙っています。
バイラル(viral)とは英語で「ウイルス(virus)性の」という意味なので、感染症のように次から次へと広がるバイラルマーケティングとは言い得て妙ですね。
もうひとつ似たような「インフルエンサーマーケティング」があって、たとえばスマホのゲームなら人気のyoutuberに、化粧品なら美容系のインスタグラマーにといった具合に、旬のインフルエンサーの発信力を利用して商品の認知度を向上させる戦略ですね。
▽「スマホの電池」がバズった
最近「どうしてスマホの電池は交換できないのか」という話題がバズっていました。
昔のガラケーはくたびれた充電池は交換ができました。
いくら充電池の寿命が延びたとは言え、電池がダメになったら本体を買い替えなくてはならないのは理不尽ではないかという訴えが多くのユーザーの共感を呼び、バズったんですね。
もちろんそんなメーカーの「陰謀論」は的外れなので、その理由が明らかになったことで、これも一過性のバズに終わってしまいました。
では、ついでにその代表的な理由を簡単に説明しておきますね。
まず「リチウムポリマー」の登場で充電池の電解質が液体から準固体になったことで、電池の外装が樹脂フィルム化され、電池は機器内部の構造に合わせて自在な形にできて、しかも容量も大きくなりました。
また交換が可能だった従来の充電池は安価で粗悪な模造品が出回り、発火で負傷するなどの事故も起きたことなどからですね。
■最後に
なかなか意図して「バズらせる」ことは難しいようです。
思惑違いで「炎上」してしまうこともけっこうあるようです。
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