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夕刊紙の日とはいつ?意味や由来、イベントは。「夕刊フジ」が創刊

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「2月25日  夕刊紙の日」

■はじめに

夕刊紙の論調は不偏不党の建前に(表面上は)縛られる一般紙と異なり、大胆で爽快感をもたらしますが、反対に「フザケたことを言うな!」と憤ることもあります。

なぜか、反応してしまう夕刊紙です。

 

夕刊紙の日とは

1969(昭和44)年2月25日、日本初の駅売りのタブロイド版夕刊専売紙「夕刊フジ」が創刊されました。

当時としては珍しかったタブロイド版は、新聞の半分のサイズであることから、通勤電車の中で紙面を広げやすい利点も、売れ行きに拍車をかけました。

この創刊を記念し、2月25日は「夕刊紙の日」と言われています。

夕刊専門としては、東京スポーツが1960年に創刊されていますが、当初はプロレスを中心としたスポーツ専門紙だったため、今日のような「朝刊がない夕刊発行だけの一般紙」としたフジの創刊をもって「夕刊紙の日」とされたようです。

 

■夕刊紙の日の意味と由来

現在、夕刊フジ、日刊ゲンダイ、東京スポーツの3紙が代表的な夕刊紙です。

夕刊フジは産経新聞社が発行しており、「フジ」の名前は同じく産経系列のフジテレビが由来となっています。

記事の編集も、仕事を終えた開放感にふさわしく、一般紙より柔らかな筆致で、政治、経済から事件事故、スポーツ、競馬、ゴシップまで幅広い話題を提供しました。

 

昭和44年と言えば、筆者が予備校に通っていたころで、高田馬場駅の売店(当時はキヨスクと呼び名が変わる前で、鉄道弘済会売店という名称でした)で夕刊フジの創刊号を買ったのを覚えています。

「オレンジいろのにくいヤツ」というキャッチコピーで、一面には当時参院議員だった若き石原慎太郎氏の写真が大きく掲載されていました。

新聞の一面をほぼ覆う顔写真掲載は斬新で、次から次へと売れていましたね。

なんと、1部10円でした。

東京と大阪の産経新聞社で印刷され、周辺各県に輸送されますが、遠隔地では朝売りになってしまいます。

東京版と大阪版の違いは、地元ネタと商業広告くらいですが、ペナントレースの行方によっては、阪神タイガースの扱いが違うようです。

 

ライバルの日刊ゲンダイは1975(昭和50)年10月に、先行したフジを念頭に、

講談社系出版社が発刊したため、日本新聞協会には加盟できず、今でも雑誌扱いですが、読者には関係ない話ですね。

紙面構成はフジと同じですが、記事のトーンは両紙正反対です。

 

フジを発行する産経新聞はかなり右寄り(保守)として有名で、フジの紙面にもその体質が色濃く反映されています。

一方のゲンダイは反自民、反政権にとどまらず、芸能界やスポーツ界まで、権力すべてに批判の目を向けているのが特徴で、サラリーマンの憂さ晴らし、ガス抜きといった批判も受けています。

フジと同様に紙面は関東版、関西版がありますが、1992年から中部版も加えられました。

 

さて、東京スポーツですが、今でこそ社会・政治面も追加されていますが、それでも一面は「我が道を行く」方針を貫いています。

筆者には「マイケル・ジャクソン顔面崩壊」や「人面魚現る」といった大見出しが懐かしく思い出されます。

どんなトバシ記事で大見出しを作っても「東スポだから…」と、日本中に認知されているのは見事としか言いようがありませんね。

 

■夕刊紙の日のイベント

2019年はフジ創刊50周年で、フジとしては初のイメージガール「夕刊フジ子」を募集し、オーディションを実施しました。

最終選考会は12月23日だそうで、ヘンに楽しみです。

宝くじの「幸運の女神」と同じような活動をするそうです。

もちろん「夕刊紙の日」としてのイベントではありません。

 

夕刊紙の日の雑学

▽半年の短命で終わったタブロイド版夕刊紙「アスカ」

1993(平成5)年、久しぶりに夕刊紙が創刊されると聞いて楽しみにしていましたが、直前になってキヨスクが発行元に新聞や雑誌の販売実績がないとして、売店に置くことを拒否しました。

「アスカ」は、「サザエさんに隠された69の謎」の出版で大儲けした飛鳥新社が、東京進出を狙っていた吉本興業と手を組んで創刊した夕刊紙だったため、出版実績がないのは当然です。

また、既存の夕刊紙からそれを理由に、鉄道弘済会に圧力がかかったという噂も根強いものがありました。

結局、JRの駅では販売できず、私鉄売店やコンビニに販路を求めるしかありませんでした。

 

しかし、ニュースを漫画で表現する「コミックペーパー」というコンセプトは支持されず、運営資金が乏しくなり、それがさらに執筆の質の低下を招く悪循環で、リニューアル効果もなく、創刊翌年5月に廃刊となりました。

多くのライターが原稿料をもらいそこねたそうで、罪作りな夕刊紙でした。

 

■最後に

スマホでニュースが読める時代になって、夕刊紙も販売減にあえいでおり、紙の文化がまたひとつ、風前の灯になっています。

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