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クロスカントリーの日とはいつ?通称「クロカン」の意味や由来は。

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「2月24日  クロスカントリーの日」

■はじめに

クロスカントリーと言えば、スキーの種目を思い浮かべてしまいますが、本来は陸上競技ですから、本稿は野原を駈ける陸上競技、通称「クロカン」、明治時代には「断郊競走」と呼ばれた競走のお話です。

 

■クロスカントリーの日とは

1977(昭和52)年2月24日、イギリスで統一ルールによるクロスカントリー走大会が開催されたことから、記念日好きな日本ではこの日を「クロスカントリーの日」としていますが、世間にそれほど認知されているとは言えませんね。

 

■クロスカントリーの日の意味と由来

スキーのクロスカントリーは五輪種目であり、テレビでも中継されることから、一般にもよく知られていますが、もとはと言えば、19世紀後半からイギリスで始まった競走で、コースは森や野原、丘陵など、可能な限り草で覆われた自然の障害物がある広い地域とするよう定められています。

距離は国際大会でもコース設定によって多少の幅はありますが、ロングコースは男女とも10km、その他は男女やU20、U18によって8~4kmに分かれており、日本陸連は国内大会でもこれに準拠が望ましいとしています。

 

欧米では人気のある競技ですが、日本でも各地で大会が開催されているにもかかわらずあまり注目されないのは、やはりテレビ中継がほとんどなく、マスコミ報道も目立たないことに加え、陸上選手の冬場のトレーニングといった見方をされることも理由と考えられますね。

クロスカントリー走の世界大会は1973年に始まって、2019年は43回目を数えています。

開催国はほとんどが欧米で、それ以外はアフリカ5回、ヨルダンと中国が1回、そしてなんと2006(平成18)年の34回大会は福岡市で開催されていました。

 

申し訳ないことに、筆者はまるで記憶がありません。

そこで調べてみたところ、福岡市・海の中道公園と千葉市・昭和の森公園で、毎年2~3月に国際クロスカントリー大会が開催されており、世界大会の代表選手選考会も兼ねています。

ついぞ知りませんでした。

 

それで調べてみたところ、実はけっこうクロスカントリー走大会は各地で実施されていて、たとえば2019年は彩の森(埼玉県)が32回目、あづま荒川(福島県)22回目、南日本INきほく(鹿児島県)31回目、こまつ(石川県)35回目、畝傍山一円(奈良県)46回目と思いのほか開催を重ねており、筆者に根気があれば、まだまだ見つけられそうです(それぞれ大会名称にはクロスカントリーの表記を含みますが省略しました)。

 

■クロスカントリーの日のイベント

イベントは……大会そのものがイベントですね。

 

クロスカントリーの日の雑学

▽クロカンのメリット

陸上選手の冬場のトレーニングに適しているクロカンのメリットは、舗装されていないアップダウンコースを走ることで、ふだん使わない筋肉をまんべんなく鍛えることができ、心肺機能や持久力、俊敏性が高まり、バランス感覚も向上すると言われています。

初心者はコースに慣れるまでは、アップダウンやデコボコの走路で転んだり捻挫する恐れもあるので、まずはゆっくりとウォーキングから始めることですね。

 

整地されていない山野を駈けるクロカンと、長い距離を走るマラソンを融合させた競走である「トレイルランニング」(トレラン)が、登山ブームの後押しもあって注目を集め始めています。

トレランにもコースや条件によっていろいろあり、一番無難なところでは100km未満の登山道を中心とするコースですが、それでも「24間以内」と条件のつく山岳耐久レースもありますから、バテ具合も想像がつきます。

 

また、標高2000m以上のコースを設定した「スカイランニング」、距離100km以上の「ウルトラトレイル」もあり、急斜面中心の「バーティカル」になると登山とどう違うのだとツッコミも入りますね。

国内で最も過酷なのは「トランス・ジャパン・アルプス・レース」で、富山から北・中央・南アルプスを縦断、累積標高差約2万6600m、平均斜度6.4%、駿河湾までの415kmを、多くのチェックポイントを制限時間内に通過し、5~8日間で走破します。

 

筆者はこのトレイルをテレビで観ましたが、あまりの過酷さに観ているほうもグッタリしてしまいます。

なんでここまで苦しい思いをしてまで走るのかとも思いますが、番組中のインタビューで語られたランナーの人生模様に感無量の思いも感じました。

もちろん、世界中には過酷なトレイル大会が数多くあって、時折NHKのBSで放映しています。

 

■最後に

クロスカントリーは過去に3回しかオリンピックには採用されていません。

これは1924(大正13)年、パリで開催された第8回夏季大会があまりの炎天下となり、倒れる選手が続出したことで、次大会から外されてきました。

 

当時の国際オリンピック委員会(IOC)は「次からクロカンだけは涼しい都市でやれ」とは言わなかったようです。

しかし、東京の次の2024年のパリ大会では、野球に代わってクロカンが復活するのではないかという観測がもっぱらです。

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