■はじめに
まだ真冬の余韻が抜けきれない2月半ばから、後半に入るといよいよ春を意識するシーズンになります。
お住まいのエリアによっては、すでに春のお出掛けやアクティビティの準備を始めているところも多いのではないでしょうか。
そんな2月の後半には、子どもたちの育成に欠かせない国際友愛の日があります。
目 次
国際友愛の日とは
国際友愛の日は毎年2月22日にあります。
国際友愛の日が制定されたのは、1963年(昭和38年)のこと。
ボーイスカウト世界会議で制定され、1965年から活動が執り行われているとのことです。
「世界友情の日」とも呼ばれています。
■意味
国際友愛の日は、国境を越えて世界の人々とも手をつないぎ、平和で明るい社会を作る日という意味合いがあります。
そして、ボーイスカウトの創始者ロバート・ベーデン・パウエル卿夫妻に対する感謝の気持ちを表す日でもあるんですね。
例えば、この日には世界中のボーイスカウト、ガールスカウトで関連イベントが行われています。
■由来
2月22日はボーイスカウトの創始者ロバート・ベーデン・パウエル卿両夫妻の誕生日です。
(年は違います。)
このことから、国際友愛の日は2月22日に制定されました。
■イベント
毎年、国際友愛の日には全国のボーイスカウト、ガールスカウトの各団体にて交流会や講習会が行われています。
他の例えば海外の団体との交流会であったり、キャンプを通した活動等など。
詳しい情報はお近くの団体に問い合わせてみてくださいね。
国際友愛の雑学
国際友愛の日にちなんだ雑学をご紹介します。
□ボーイスカウト、ガールスカウトとは!?
ボーイスカウトとは1907年(明治40年)にイギリスではじまった青少年教育活動です。
国籍や人種、宗教の違いを超えて世界には169の国と地域があり、約4000万人が活動しています。
日本には1908年(明治41年)に伝わり、今では全国の47都道府県に団と言われる活動母体が約2,000あり、およそ10万5,000人が活動しています。
入隊は、小学校就学直前の1月から仮入隊できます。
ガールスカウトは、約100年前に同じくイギリスで発祥し、日本では1920年(大正9年)に始まり2020年に100周年を迎えます。
現在、150の国と地域で約1,000万人が活動していて、世界最大の少女と女性のための団体とされています。
日本では47都道府県全てに活動拠点があり、就学1年前の5歳から100歳を超える女性まで、約4万人が所属しています。
「スカウト」とは“探し出す・先駆者”を意味し、男の子を意味する「ボーイ」と女の子を意味する「ガール」を合わせた言葉です。
ボーイスカウト、ガールスカウトの活動は、健やかな子どもを育成する世界的な社会教育運動とされ、平和で国境を越えた人間関係を国際的に深めていくことが目的です。
□ボーイスカウトの始まり
ボーイスカウトの活動は、1907年のイギリス・ブラウンシー島で行われた小さなキャンプからスタートしました。
主宰したロバート・ベーデン・パウエル卿は、インドや南アフリカでの従軍経験をもとに、様々な野外教育を通じて少年たちがたくましく社会に役立つ人間に成長することを願って、20人の子どもたちとともに行ったのがこの実験キャンプでした。
翌年、キャンプの体験をもとに「スカウティング フォア ボーイズ」という本を著し、少年たちに“遊び”を通して自立心、協調性、リーダーシップなどを身につけさせようとしました。
このアウトドア入門の本が大人気となり、世界中で子どもたちが参考にして遊び始めた事がボーイスカウトの始まりと言われています。
■まとめ
国際友愛の日についてご紹介させて頂きました。
子どもの頃、ボーイスカウトやガールスカウトに所属していたという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
その反面、存在は知っていても、実際どのような経緯でどのようなことをしているのか分からなかったという方もいらっしゃると思います。
最近ではお外遊びにも制限がある世の中ですし、より良い人間関係を築くことはこれからの子どもたちにとって、とても大事なことだと思いました。
毎年2月22日国際友愛の日には、お近くのボーイスカウト、ガールスカウトの情報をチェックしてみたり、イベントへ参加してみるのもおすすめです。
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