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パラシュートの日とはいつ?意味や由来、真ん中に穴が開いているって本当

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▪はじめに

パラシュートとは、飛行機から人や荷物を降下する時に空気を含ませて速度を落とす為に使う傘状のものです。

日本では「落下傘」とも呼ばれていて、最近ではスポーツとして楽しむ人も増えてきていますよね。

もともとは人の命を守るために開発されたパラシュートに関する記念日や雑学について解説していきましょう!

 

パラシュートの日とは

パラシュートの日は、毎年10月22日にあります。

この記念日は、1797年(寛政9年)の10月22日にフランスのパリ公園でアンドレ=ジャック・ガルヌランが高度8000フィート(約2440m)の気球からパラシュートでの降下に成功したことに因んで、日本落下傘スポーツ連盟が制定したものです。

 

ガルヌランのパラシュートは、数十本の骨組みに直径約7mの絹布が張られた傘のようなもので、着陸時に多少の衝撃はあったものの無傷だったそうです。

 

▪意味

パラシュートの日には、1797年の10月22日にフランスの発明家アンドレ=ジャック・ガルヌランがパラシュート降下を成功させたことを記念する意味があります。

ガルヌランの発明したパラシュートは、現在のパラシュートの原型になっているとされています。

 

▪由来

パラシュートの日は、1797年(寛政9年)10月22日に、フランスのアンドレ=ジャック・ガルヌランが8000フィート(約2440m)の高さにあった気球から、自作のパラシュートでの降下を成功させたことに由来して制定された記念日です。

 

▪イベント

パラシュートの日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。

 

パラシュートの雑学

<パラシュートの歴史は古い?レオナルド・ダ・ビンチも設計図を書いていた!>

ガルヌランが作ったパラシュートは、現在のパラシュートの原型になっているとされていますが、じつはガルヌランのパラシュートが世界初というわけではなく、その歴史はとても古いものだったのです!

 

歴史上最も古いパラシュートは、852年にアンダルシアのアルメン・フィルマンがスペインのコルトバの塔から脱走するために使われた木の枠で補強したコートだとされています。

アルメンは軽いけがを負っただけで無事に着陸できたとなっていますが、1178年にとあるイスラム教徒が同じようにしてコンスタンティノープルの塔から飛び降りた時は大けがをしてその後亡くなったそうです。

 

また、数々のパラシュート設計図も残っていて、中にはあのレオナルド・ダ・ビンチが1485年ごろ書いたスケッチもあります。

このスケッチは、1470年ごろに無名のイタリア人が書いた設計図の1枚によく似ているそうで、色々なものに興味を示していたダ・ビンチが参考にしたのではないかとも推測されています。

また、このダ・ビンチが書き残したスケッチをもとに1617年にクロアチア人の発明家ファウスト・ヴェランツィオがパラシュートを作り、実験を行ったそうです。

 

その後も数多くの発明家が色々な目的でパラシュートを改良していきました。

そして、1757年にフランスのルイ=セバスティアン・ルノルマンが火事で燃える建物の中から安全に脱出することを目的として研究開発をしていた時に、ラテン語のパラ(Para:保護する)とフランス語のシュート(chute:落ちる)という言葉を組み合わせて「パラシュート」と名付けたとされています。

 

<パラシュートのまんなかには穴が開いているって本当⁈>

みなさんは、パラシュートをじっくり見たことはありますか?

じつはパラシュートの頂上になる部分には穴が開いているのです!

 

この穴は「頂部通気口(スピルホール)」と呼ばれるもので、現在ではパラシュートには必ず頂部通気口が付けられています。

パラシュートに穴が開いていると落っこちてしまいそうですが、そんなことはなく、むしろこの穴にはとても重要な役割があるのです。

 

ガルヌランが作ったパラシュートが実用化されてしばらくの間は、穴の開いていない絹布製のものが使われていました。

しかし当時のパラシュートは落下中に大きく揺れたり回転したりして、操作するのがとても難しかったのです。

あまりに難しく事故も多かったので、旧ソ連軍では飛行機から雪の上に降下するときにパラシュートを付けずに飛び降りる作戦も実際に行われました。

 

しかし、当然着陸時に怪我をする人が多数出ましたし、降下地点で待ち構えていたドイツ軍に反撃を受け、この作戦は失敗に終わったそうです。

このように、パラシュートを使った作戦や使わずに空から攻撃する作戦がことごとく失敗したため、パラシュートの改良が進められました。

そこで作られたのが穴あきパラシュートだったのです。

 

穴が開いていないパラシュートだと、傘の内側に溜まった空気がいろんな場所から逃げようとするので大きく揺れたり回転したりと不安定な状態になります。

でも、パラシュートに穴を開けることで傘の内部の気流が安定して操作しやすくなり、より安全に着陸することができるようになったのです。

近年ではさらに改良が進み、複数の通気口が作られたパラシュートも使われています。

 

▪まとめ

私が子供のころは、駄菓子屋さんに売ってあったり花火に仕込まれた落下傘で遊んだりしましたし、子供が小さいころには児童館や幼稚園などで作って遊んだりもしました。

スカイダイビングなどで実際のパラシュートに触れることは難しいかと思いますが、ときには小さなパラシュートを作って遊んでみても楽しいかもしれませんね。

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