▪はじめに
みなさんはスポーツ新聞を読んだことはありますか?
駅のキオスクやコンビニなどでよく見かけるスポーツ新聞は、サラリーマンの象徴の
1つですよね。
そのスポーツ新聞は、日本では戦後に生まれました。
今回は、そんなスポーツ新聞に関する記念日や雑学などについてご紹介します。
目 次
スポーツ新聞の日とは
スポーツ新聞の日は、毎年3月6日にあります。
この記念日は、1946年(昭和21年)のこの日に、日刊スポーツ新便社から日本初のスポーツ新聞が発売されたことに因んで制定されました。
日本初のスポーツ新聞の見出しは「さあ明るく朗らかにスポーツだ」という言葉で、野球やホッケーなどのスポーツ選手のイラストが1面に大きく描かれていました。
▪意味
スポーツ新聞の日は、日本で初めてスポーツ新聞が発売されたことを記念しています。
日本初のスポーツ新聞は、タブロイド版(普通の新聞の半分の大きさ)の4ページで1部50銭で売り出されましたが、発行された1万5000部はあっという間に売り切れたそうです。
▪由来
スポーツ新聞の日は、1946年(昭和21年)3月6日に、日本で初めてスポーツ新聞が売り出されたことに由来した記念日です。
▪イベント
スポーツ新聞の日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。
スポーツ新聞の雑学
<世界初のスポーツ新聞とは?>
スポーツ新聞は、世界各国で発行されています。
その内容はスポーツ以外にも政治や経済、エンタメなどの娯楽まで掲載されている日本のスポーツ新聞とは少し違って、スポーツだけの国が多いようです。
そんなスポーツ新聞のルーツは、18世紀半ばにイギリスで定期的に配布されていた「レーシング・カレンダー」という印刷物でした。
これは日本でいう江戸時代の瓦版のようなもので、競馬の開催予定やルールを伝えるものだったそうです。
19世紀に入ると、色々なスポーツのルールがきちんと整備されるとともにそれらのスポーツを運営する団体も次々に生まれました。
スポーツ界は活気づくようになり、一般の新聞にスポーツ欄が設けられるようになります。
そして、1822年にイギリスで世界初のスポーツ新聞「ベルズ・ライフ・イン・ロンドン」が刊行されたのです。
世界初のスポーツ新聞の内容は、貴族の間でも流行っていた競馬についてでした。
さすが近代競馬発祥の国ですね。
因みに日本初のスポーツ新聞の内容は、東京六大学野球の再開を望む記事や競馬情報などに加えて、GHQ民間情報教育部のインタビュー記事、映画や歌舞伎などの演劇の紹介など、現在のスポーツ新聞と同じようにスポーツ以外の記事も掲載されていました。
<朝刊と夕刊では内容が違う?>
一般の新聞でも朝刊と夕刊があるように、スポーツ紙にも朝刊と夕刊を刊行している新聞社がいくつかあり、なかには夕刊専門の新聞社もあります。
スポーツ新聞の朝刊と夕刊、同じ日に刊行されたものでも内容が少し違っているのです。
スポーツのことが1面に掲載されていることが多い朝刊紙と違って、夕刊紙のほうは政治や経済のことを1面で大きく取り上げられていて、内容も一般紙に載っていないようなセンセーショナルな内容が多いようです。
スポーツ新聞ならではの違いといえば、コンビニやキオスクなどで販売しているものと宅配のものとでは少し違っている所があります。
それは、大人向けの風俗情報が載っている欄が宅配のものだとテレビやラジオの番組表になっているのです。
奥さんや子供に見られないようにとの配慮、なのでしょうか?
まあ、お父さんが外で買ってきたスポーツ新聞をその辺に置いておけば目に入ることもあるのでしょうが、その辺りの気遣いは面白いですよね。
▪まとめ
インターネットの普及により新聞離れが進んできているとされていますが、そんななかでも地域によってはスポーツ新聞の方が人気の高い新聞社もあるくらいです。
野球やサッカーなどひいきにしているチームがある人は思わず手に取ってしまいますもんね。
戦後のまだ焼け跡の残るような日本で生まれたスポーツ紙がスポーツによって日本に元気をくれていたように、現代もスポーツ新聞によって元気をもらっている人が少なくないということなのでしょうね。
3月6日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります!