■はじめに
まだ肌寒さの余韻が抜けきれない3月から、4月に入るといよいよ本格的な春が到来するシーズンになります。
季節の変わり目には、体調不良が気になるという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな4月の中旬は、私達の健康にとって欠かせない柔道整復の日です。
目 次
柔道整復の日とは
柔道整復の日は毎年4月14日にあります。
柔道整復の日が制定されたのは、2003年(平成15年)8月27日のこと。
NPO法人全国柔整鍼灸協会によって制定されました。
東洋医学の普及と柔道整復師の資質向上、技術の練磨を目的に活動していると共に、東洋医学に関心のある方たちを広く会員として募り、東洋医学独自の低廉で良質な医療を普及すべく、健康と福祉の増進を目指して活動しているとのことです。
■意味
柔道整復の日は、国民に対して柔道整復についての認識を深めてもらうという意味合いがあります。
そして、柔道整復師はより一層の資質の向上に努める一日とする日でもあるんですね。
例えばこの日を含む週には、柔道整復師の記念イベントが全国各地で開催され、柔道整復師についての情報が広く呼びかけられています。
■由来
1970年(昭和45年)4月14日に、「柔道整復師法」が公布されました。
このことから、柔道整復の日は4月14日に制定されました。
■イベント
2004年から、大阪にて柔道整復の日記念イベント【柔整ふれあいフェスタ】が開催されています。
これは、整骨院や鍼灸院の施術が無料で体験できたり、脳年齢や肌年齢の測定などが体験出来るというもの。
入場は無料で、子どもから大人まで楽しく参加出来るイベントとのこと。
第16回目となる2019年も4月14日(日)にグランフロント大阪うめきたSHIPホールにて開催され、6月には東京会場でも開催されました。
他にも、4月14日を含む週にはあちこちで柔道整復をテーマとしたイベントが開かれています。
特別講演会や健康測定や抽選会等など。
お近くの情報を、ぜひチェックしてみてください。
柔道整復の雑学
柔道整復の日にちなんだ雑学をご紹介します。
□柔道整復とは!?
柔道整復(じゅうどうせいふく)は、日本古来の武道である柔術(柔道の前身)から発展したもので、骨折・打撲・脱臼・捻挫・肉離れなどの処置を、手術をしない手技で施術・治療することです。
人の持つ自然治癒能力を最大限に発揮させるもので、日本独自の治療技術です。
□東洋医学とは!?
東洋医学は、東洋で発展してきた伝統医学といえます。
民間療法と区別するために、古医籍に基づく薬物療法を「漢方医学」、鍼や灸でツボなどを刺激する物理療法を「鍼灸医学」としていて現在、東洋医学と呼ばれるものは主にこの二つのことを指します。
現代日本の医療では、西洋医学が中心ですが、近年、西洋医学の限界を感じつつあり、西洋医学のなかに東洋医学的な考えを取り入れる統合医療に徐々に注目が集まっています。
□東洋医学の歴史
古代中国で生まれた東洋医学は、約2000年もの歴史をもちます。
7世紀には、遣隋使や遣唐使らによって日本にも伝えられました。
しかし、鎖国とともにその後の情報流入がかなり閉ざされ、その結果、日本人の体質や文化にあわせた日本独自の東洋医学が確立していきました。
■まとめ
柔道整復の日についてご紹介させて頂きました。
定期的に、柔道整復のお世話になっているという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
一般的な医療とはまた少し違った見方にもなるかと思いますが、体のメンテナンスやもちろん治療としても注目されている柔道整復。
毎年4月14日柔道整復の日には、柔道整復で改めて体をメンテナンスしたり、関連イベントをチェックして参加してみるのがおすすめです。
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