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たすけあいの日とはいつ?意味や由来、イベントは。「世界人助け指数」日本は何位

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「10月15日  たすけあいの日」

■はじめに

2020年の九州を中心とした豪雨を、気象庁は「令和2年7月豪雨」と命名しました。

地域ではなく年月を入れた命名としたのは、頻繁に起こる豪雨被害を識別するためなのかもしれません。

例年であれば、復旧作業に携わる多くのボランティアの活動ぶりが報道されますが、2020年はコロナという大きな壁が「たすけあい」の前に立ちはだかっていました。

 

たすけあいの日とは

社会福祉法人「全国社会福祉協議会」(社協)が1965(昭和40)年に、10月15日を「たすけあいに日」に制定し、地域でのボランティア活動をはじめ、日々の小さな助け合いを呼び掛けています。

 

■たすけあいの日の意味と由来

国語研究所の外国語定着度調査によれば、「ボランティア」という言葉を知らない人はわずか2.8%で、1位の「リストラ」2位の「ストレス」に次いで、認知率は調査対象405語中、第3位でした。

一方で、その意味の正確な理解率は90.8%で第6位にまで落ちています。

 

ボランティア(volunteer)の語源はラテン語の「volo」で、「自分から進んで行う」ことを意味するので、自発性が伴ってこそのボランティアですが、往々にしてこの自発性がないがしろにされる場面も見受けられます。

たとえば学校や地域の子ども会で、「自分たちの住む町や河原の美化は大切だから、子どもたちみんなできれいに掃除しよう」といったボランティア活動もあるようですが、ここには個人の自発性がありません。

かつて「volunteer」は奉仕活動と訳された時代があって、そのために「volunteer」は「善行」とするイメージが強くなり、本来の「自発性」が覆い隠されてしまいました。

 

しかし、阪神・淡路大震災が大きな契機となり、多くの学生や社会人、退職者などが個人の意思で復旧作業に参加する本来のボランティア活動が拡大、その後の東日本大震災や各地の自然災害でも多くのボランティア活動が見られるようになっています。

そのため、ボランティアは災害時のイメージが強くなってしまいましたが、国際交流や文化、スポーツ、芸術、福祉、医療など多様な分野で取り組まれているのは、東京五輪のボランティアに多くの人が応募したことでも明らかですね。

 

■たすけあいの日のイベント

赤い羽根共同募金やNHK歳末たすけあいの活動は全国的に知られていますが、各地の福祉協議会やNPO、生協なども年末に限らず、子育てや障害者支援など、日々の暮らしをサポートし合う活動をしています。

 

たすけあいの日の雑学

▽「夫婦のたすけあい」調査

生協が実施した「夫婦のたすけあい」に関する調査結果によると、夫婦がうまく助け合えていることの1位は「ゴミ出し」で、これは出社のついでだからでしょうか。

次いで2位が「買い物」、3位「皿洗い」と続いており、夫の風呂掃除も思いのほか多いようです。

また、夫婦が助け合っていくために「必要なこと」の1位は「感謝の気持ち」で、「相手を思いやること」「会話・コミュニケーション」と続きますが、そうだそうだ!と納得できることばかりなので、10位まで紹介しておきます。

 

4位以下は「相手を尊重」「完璧を求めない」「相手を信頼する」「干渉しすぎない」「ガマン」「悪いと思えばすぐに謝る」「許す」で、全部大切なことだと身に沁みます。

夫婦が助け合うようになる「魔法の言葉」という設問もあって、これも予想通り?「ありがとう」がダントツ1位、2位の「やってもらえて助かった」はともかく、3位の「結婚して良かった」は20代の回答が率を押し上げていますね。

 

▽「世界人助け指数」日本は107位

イギリスのチャリティー機関が、各国を対象に人々の「Giving」を調査した「世界人助け指数」を発表しています。

「Giving」とは、見知らぬ人を助けたか、寄付をしたか、ボランティアをしたか、といった3項目を言い、調査の直近1か月間の実績を指数化しています。

この調査は毎年実施され、このほど発表された2009~2018年の10年間の総合ランキングによると、日本は126カ国中、なんと107位で、先進国の中では最下位の評価でした。

 

1位はアメリカで、以下ミャンマー、ニュージーランド、オーストラリア、アイルランドと続き、共産主義国は全体的に低評価となっています。

さて、日本ですが「寄付」は64位、「ボランティア」は46位なので、「見知らぬ人を助けたか」が足を引っ張っていることになります。

外国人観光客からは「日本人は親切」といった声も多く聞かれると言いますが、ホームレスの避難所入りを拒否したことの賛成意見も多く、そもそも「人助け」とは何なのかをあらためて考え直すよう迫られた指数だとも言えそうです。

 

■最後に

いざという時、筆者は「助けてもらう」側だと思いますが、どうしても「助けてもらう」ことは「迷惑をかける」と同義語に思えてしまいます。

日本人は「助けてもらう」ことに不慣れなのかもしれません。

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