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お見合い記念日とはいつ?意味や由来は。お見合いのはじまりは鎌倉時代⁈

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▪はじめに

突然ですが、みなさんは恋愛結婚派とお見合い結婚派どちらでしょうか?

一般的には、お見合い結婚には愛の無い強制的な結婚のようなイメージが持たれていて、圧倒的に恋愛結婚派が多いようです。

そんなお見合いのイメージが少し変わるようなお見合いに関する記念日や雑学などについて解説していきましょう。

 

お見合い記念日とは

お見合い記念日は毎年11月6日にあります。

この記念日は、1947年(昭和22年)のこの日に東京の多摩川河畔で集団お見合いが開催されたことに因んで制定されたものです。

 

この集団お見合いは、結婚紹介雑誌「希望」が主催したイベントで第二次世界大戦の影響で結婚相手をなかなか見つけられない女性のために開かれたものでした。

当時の結婚はお見合いが主流でしたが戦争で若い男性はほとんど駆り出され、また戦死された男性も多く、従来のお見合いでの結婚は難しい状況でした。

そのためこの集団お見合いには、20歳~50歳の男女合わせて386人と多くの人が参加したそうです。

 

▪意味

お見合い記念日には、1947年(昭和22年)11月6日に、東京・多摩川河畔で集団お見合いが行われたことを記憶しておくという意味があります。

 

この集団お見合いでは、お見合い終了後気になった相手に身上書を渡すというシステムで、最高3人までに身上書を渡していいというルールでした。

 

▪由来

お見合い記念日は、1947年(昭和22年)11月6日に東京の多摩川河畔で集団お見合いが行われたことに由来して制定された記念日です。

 

▪イベント

お見合い記念日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。

 

お見合いの雑学

<お見合いのはじまりは鎌倉時代⁈>

近年のお見合いとは、仲人と呼ばれる第三者がお見合いをする人の間に入って行う出逢い方のことですが、この「お見合い」とはいつ頃から始まったものなのでしょうか?

お見合いの歴史は古く、鎌倉時代に始まったとされています。

 

当時のお見合いという結婚の方法は身分の高い武士や公家・貴族などのだけに許されたものでした。

それまでの結婚方法は、奈良時代の貴族の結婚は男性側から媒酌人を通して女性側の両親や祖父母に了解を得ることで結婚することができるというシステムで、平安時代は天皇には貴族の娘が入内という形で嫁入りし、貴族クラスは男性が3日間女性の家に夜に通うことで結婚が成立するというものでした。

 

鎌倉時代の入り、武士の勢力が強くなってくると、武家同士の結びつきを強くする目的のためにお見合いという形が生まれたものと考えられています。

当時のお見合いの形式は、「中媒(ちゅうばい)」と呼ばれる仲人のような役割の人が間に入って話を進めていたそうです。

当然、いわゆる政略結婚なので現在のお見合いのように断ることはできませんでした。

最初は身分の高い人たちだけに許されていたお見合いでしたが、江戸時代に入ると庶民にも広まっていきます。

 

江戸時代のお見合いは、仲人が男性と女性の家格の釣り合いをみて、男性を連れて女性の家に行き、女性は男性にお茶を出すという形でした。

男性は女性のお茶の出し方や立ち居振る舞いなどをみて判断し、女性を気に入ったなら「出されたお茶を飲む」「お菓子を持ち帰る」「扇子を置いて帰る」という行動でその意思を示していました。

しかしこの時代でも、女性は選ばれる側で女性から断ることはできませんでした。

 

このようにして、お見合い結婚は恋愛感情よりも家同士の結びつきのためや、家格が同等もしくは上になる所へ嫁がせることが娘の幸せであると考えられていたために広まっていったとされています。

 

<お見合いは時代によって変化している!>

お見合いは徐々に一般化していき、昭和に入ると全体の7割以上にまでなります。

恋愛結婚が全く許されていなかったわけではなかったのですが、結婚にするには家長の許しが必要だったので、場合によっては結ばれないこともありました。

また、農家などではお見合いをする機会も少なかったため、親同士の話し合いで結婚が決められるケースも少なくなかったようです。

 

しかし、戦後発布された「日本国憲法」の中で「結婚は両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」という結婚に関する新たな法律が生まれたことや、日本の欧米化が進んで女性の地位が向上していくと、恋愛結婚の割合の方が高くなっていきました。

とはいえ、お見合いが全く無くなったわけではありません。

 

戦後のお見合いは、お互いのプロフィール(釣書)を写真と一緒に送り合い、仲人が間に入って料亭やレストランなどで顔を合わせるといったスタイルになり、女性から断ることもできるようになっていきます。

さらに現在では、お見合いは出会いの場の1つとして考えられるようになり、婚活パーティーのような集団お見合いスタイルやネット上でお互いの条件に合った相手を探すネットお見合いスタイルなど様々な形のお見合いが行われるようになりました。

 

また、恋愛結婚が主流となっている現在では、お見合い結婚の離婚率が恋愛結婚よりも低いため、お見合いの需要も高まっているようです。

その理由の1つとしては、恋愛の場合はお互いが「好き」のピークに達した時点で結婚したら今度は悪い所がたくさん目につくようになってしまうためだといわれています。

 

一方お見合いの場合は、結婚した後に好きな部分が少しずつ見つかるから離婚率が低いのではないかとされています。

どちらにもメリットとデメリットはありますが、お見合いのスタイルも変わってきていますし、お見合い結婚も存外悪いものではないのではないでしょうか?

 

▪まとめ

「お見合い記念日」の由来となった集団お見合いは、戦後まだ女性は結婚して家庭を守るものという考え方が主流だったので、戦争によって結婚する機会や伴侶を失った人のための1種の救済措置だったのではないでしょうか。

また、時代の流れと共にお見合いの形が変わっていったのも女性の社会的地位の向上だけでなく、出会いの場が少なくなったためともいわれています。

お見合いは昔のような強制的な結婚のためではなく、出会いのきっかけとして今後も形を変えつつ残っていくのではないでしょうか。

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