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ダンスの日とはいつ?意味や由来、イベントに大舞踏会

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「11月29日  ダンスの日」

■はじめに

映画やドラマで社交ダンスのシーンはよく見かけますが、実際に目の前で見る機会はほとんどありませんね。

まして、自分で踊るとなれば、敷居の高さは身の丈をはるかに超えそうです。

 

ダンスの日とは

11月29日は「ダンスの日」になります。

これは日本ボールルームダンス連盟(JBDF)が生涯スポーツとしての社交ダンスの楽しさを知ってもらおうと2004(平成16)年に制定した記念日ですね。

ボールルームダンスとはいわゆる社交ダンスのことで、「Ball」はラテン語由来の「踊る」という意味ですから、ボールルームダンスを直訳すると「舞踏室で踊る」になるでしょうか。

また、これはカップルで踊ることが決まりになっていますね。

日付は1883(明治16)年11月29日の鹿鳴館開館にちなんだものです。

 

■ダンスの日の意味と由来

中世のヨーロッパでは庶民が祝い事や祭りに際して踊った民族舞踏があり、これがボールルームダンスの起源と言われています。

やがて17世紀、フランスのルイ14世がこの民族舞踏を宮廷に持ち込んだことで、王侯貴族が鑑賞する文化として洗練されて「クラシック・バレエ」となりました。

また、その一方で王が自ら踊ったことで「コート・ダンス」(宮廷舞踏)として宮廷内の社交の華となりました。

当時のコート・ダンスは男女とも華やかな衣装を着込んでいたため、体も動かしづらく、今のようにカップルが抱き合うような形にはならず、曲も3拍子のワルツが主流だったそうです。

その後、産業革命に伴って大衆の生活様式も変化したことで、コート・ダンスは大衆にも支持され、現在のボールルームダンスの原形である「スタンダード種目」が誕生しました。

 

■ダンスの日のイベント

JBDFは毎年の「ダンスの日」前後に、全国各地で「大舞踏会」を開催していましたが、コロナ禍では中止となりました。

カップルが「密」を避けてはダンスになりませんね。

 

ダンスの日の雑学

▽スタンダード5種目とは

スタンダード種目にはワルツ、タンゴ、ヴェニーズワルツ、スローフォックストロット、クイックステップの5種目があります。

・ワルツはゆったりとした3拍子の音楽に合わせ優雅でロマンティック

・タンゴはあるアルゼンチンタンゴから派生し、切れ味鋭く情熱的

・ヴェニーズワルツはワルツよりやや速いテンポで舞踏会の主流

・スローフォックストロットは流れるようなダンスでアップダウンや回転が少なく

・クイックステップはリズミカルな音楽に合わせた陽気で軽快なダンス

このスタンダード種目はカップルがお互いに向き合ってホールドし、一方が前進すると相手が後退するのが基本で、息が合わないと足を踏んづけてしまうことになりますね。

また、1950年ころにはラテンミュージックのリズムがボールルームダンスに取り入れられたことで、新たに「ラテン・アメリカン種目」が加わっています。

ラテン・アメリカン種目のうち、サンバとパソドブレはホールドしたり離れたりと変化があるムービングダンスですが、ダンスの流れをきれいに見せるため進行方向が決められています。

しかし、ルンバ、チャチャチャ、ジルバは場所の移動がないようですね。

 

▽鹿鳴館

明治の外交政策の場としての「鹿鳴館」はあまりに有名ではありますが、歴史の授業ではそれ以上鹿鳴館に触れることはありませんね。

そう言えば、なぜ「鹿鳴館」と名付けられたのか考えたこともありませんでした。

「鹿鳴」とは古代中国の詩編「詩経」中にある「賓客をもてなす」という意味合いを持つ「鹿鳴の詩」が由来になっています。

鳴り物入りで開館した鹿鳴館でしたが、退廃的、ぜいたくといった批判がやむことはなく、建設に尽力した外務大臣・井上馨(1836~1915)の失脚に伴って、鹿鳴館はわずか4年で使命を終えることになります。

鹿鳴館は宮内省所有を経て民間に払い下げられましたが、太平洋戦争が勃発すると不経済を象徴する建物として非難が再燃し、1940(昭和15)年に取り壊されてしまいました。

現在、東京・千代田区の帝国ホテルわきに設置された「鹿鳴館跡」という碑が鹿鳴館の面影を残すだけとなりました。

 

 

■最後に

2012(平成24)年の学習指導要領改訂で、ダンスが中学校の体育の一環として必修化されました。

この場合のダンスはさすがにボールルームダンスではなく、表現力や想像力を伸ばす「創作」、円滑なコミュニケーションを養う「フォーク」、リズム感と運動能力を向上させる、いわゆるヒップホップの「現代的なリズム」の3種です。

筆者の時代にも体育の授業でフォークダンスはありましたが、運がよければあこがれの女子と手をつなぐチャンスと思うばかりで、これでコミュニケーション能力が上がるとは思えませんでしたが…。

「現代的なリズム」にはちょっと問題もあって、これは進捗に個人差が出て全体の足を引っ張る形にもなりかねません。

そのため、イジメの原因につながるのではないかと懸念されています。

いっそのこと、社交ダンスのほうがいずれ役に立ちそうな気もします。

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