「写真の日」というのを聞いたことがあるでしょうか?
最近では、誰でも気軽に写真撮影できるようになりましたが、いったいどのような記念日なのでしょうか。
紹介していきます。
目 次
写真の日とはいつ?意味や由来は?
「写真の日」とは、毎年6月1日にあります。
1951年(昭和26年)のこの日、日本写真協会により制定されました。
毎年、日本写真協会賞の表彰がされたり、この日をはさんだ5月~6月にかけて「東京写真月間」が開催されています。
この記念日の由来には、ちょっとしたエピソードがあります。
日本に写真が渡来したのは、嘉永年間とされています。
そして、最初にダゲレオタイプ(銀板写真)の撮影に成功したのは1857年(安政4年)の9月17日で、薩摩藩士の市来四郎、宇宿彦右衛門らが藩主の島津斉彬を撮影したものであり、現在は鹿児島の尚古集成館に保存されています。
更には1999年(平成11年)4月、写真初の重要文化財として文化庁より指定を受けました。
しかし、この日本人による初めての写真撮影が行われたのは当初1841年(天保12年)6月1日と、日にちが間違って認識され、この6月1日を「写真の日」としていました。
その後、上記の通り間違いが判明しましたが、いったん定められたこともあり、引き続きそのまま6月1日を「写真の日」としたのだそうです。
写真の日のイベント
東京写真月間
東京写真月間(The Month of Photography, Tokyo)は、社団法人日本写真協会が写真文化の普及と発展を目的に、写真業界に呼びかけ、プロ・アマチュアの枠を超え開催されている写真イベントです。
催事は6月1日の「写真の日」を中心とした5月~6月にかけて東京都内のギャラリー、サロンで催されていて、1996年から毎年この時期に行なっています。
ちなみに主催は東京写真月間実行委員会(公益社団法人日本写真協会と東京都写真美術館)で、後援には外務省、文化庁、東京都、協賛には写真関連企業などが参加しています。
2016年の詳細はこちら。
東京写真月間2016
http://www.psj.or.jp/gekkan/schedule/index2016.html
写真の日記念写真展2016
http://www.psj.or.jp/gekkan/schedule/contest2016/index.html
写真の種類
【アナログ写真】
アナログ写真はデジタル写真の対義語とされていて、フィルム写真、銀塩写真(ぎんえんしゃしん)とも呼ばれています。
フィルムを記録媒体として使用した従来のカメラ写真のことで、単純に写真と言われることもあります。
感光剤として、銀塩(塩化銀や臭化銀といったハロゲン化銀)が光に当たることで黒化する原理を利用しています。
一度撮影したものは撮り直しができず、撮影してすぐに確認ができません。
また、仕上げには現像・焼付けを行うことが必要です。
【デジタル写真】
コンピュータで扱える写真をデジタル写真といいます。
デジタル写真(画像)は、ピクセルと呼ばれる小さな格子状の色情報の集まりでできているのですが、一区画あたりのピクセル数が多ければ多いほど解像度は高くなり、その分サイズは大きく(重く)なります。
撮影後すぐ確認したり撮り直しができ、パソコンやスマートフォン等に取り込んで編集を加えることもできます。
パソコンでは編集できるソフトウェアをペイントソフト、画像編集ソフト等と呼び、スマートフォンのアプリもフリーでありながら高い機能を持ち、SNS関連のものなど様々な種類があります。
近年、目覚ましく進化を遂げている写真ですが、敢えてアナログ写真の質感を楽しむ方もたくさんいるようです。
写真が趣味の方も、日々のスナップ写真が中心という方も、この日にちょっとイベントや使っているカメラの性能に注目してみるのも面白いかもしれませんね。
以上、写真の日についてでした。
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