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イチジク浣腸の日とはいつ?意味や由来、イベントは

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▪はじめに

イチジク浣腸は、病院だけでなく家庭でも使われる日本でもっとも知名度の高い浣腸薬です。

みなさんの中にも使ったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、私たちにも馴染み深いイチジク浣腸が作られた理由や名前の由来などを記念日と併せて紹介します。

 

イチジク浣腸の日とは

イチジク浣腸の日は、毎年1月19日にあります。

この記念日は、1925年(大正14年)創業のイチジク製薬株式会社が2015年(平成27年)6月に年創業90年を記念して制定した記念日です。

 

▪意味

イチジク浣腸の日には、さらに多くの人にイチジク浣腸を知ってもらうためという意味と、イチジク製薬株式会社の創業90年を記念するという意味があります。

また、記念日が1月19日ということから、年末年始の乱れた食生活や運動不足、寒くてあまり水分を取らなくなることなどから便秘気味になってしまいがちなこの時期を、快腸に過ごしてもらいたいという願いも込められています。

 

▪由来

イチジク浣腸の日が1月19日になったのは、「1(イチ)19(ジク)」という語呂合わせが由来となっています。

 

▪イベント

イチジク浣腸の日を制定したイチジク製薬株式会社では、毎年イチジク浣腸の日に色々なイベントを行っています。

 

過去には、イチジク製薬のマスコットキャラクターかんちゃんとハローキティのコラボキャンペーンが行われました。

このキャンペーンでは、イチジク製薬のツイッターをフォローし、「♯キティちゃんとイチジク浣腸」のついた投稿をリツイートすると抽選で119名にコラボマスコットとステッカーのセットが当たるというものでした。

 

このようなイベントは毎年行われているので、興味のある方はイチジク製薬のホームページや公式ツイッターを確認してみてください。

イチジク製薬HP

 

イチジク浣腸の雑学

<イチジク浣腸は子供たちのために作られた家庭用薬品>

イチジク浣腸は、1925年(大正14年)に、医師の田村廿三郎(たむらはたさぶろう)によって作られました。

浣腸という医療行為の歴史はとても古く、紀元前1500年ごろのエジプトで既に行われていた記録があります。

日本には、江戸時代にグリセリンを使用するグリセリン浣腸が西洋医学の1つとして伝わり、医師によって行われるようになりました。

 

大正時代に行われていた浣腸は、大きな注射器でグリセリン50%水溶液を注入するという方法で、医師にしかできない医療行為でした。

当時の田村医師は、夜中でも連絡があればすぐに往診をしており、子供の突然の発熱やひきつけで呼ばれることもよくありました。

そんな子供たちは、浣腸を行って排便を促すと改善するケースが多いことを田村医師は発見します。

田村医師は、子供たちが少しでも早く便秘の苦しみを取り除いてやりたいと考え、家庭でも簡単に使える浣腸薬の開発を医師仲間と始め、8年間かけてイチジク浣腸を作り出したのです。

 

開発当初、浣腸薬の容器に使う素材としてセルロイドを選びましたが、セルロイドは固くて壊れやすく、薬液が漏れやすかったため、皮膜を被せて保護しましたが、欠点を完全に補えるものではありませんでした。

しかし、1953年(昭和28年)にポリエチレン製のイチジク浣腸が開発され、ようやくこの欠点は解消されます。

 

イチジク浣腸は日本中に広まり、現在でも赤ちゃんから大人まで幅広く家庭でも使える浣腸薬として販売され続けているのです。

 

<イチジク浣腸の名前の由来とは?>

イチジク浣腸の名前は、容器の形が果物のイチジクに似ていることに由来して名付けられたといわれています。

イチジク浣腸の形は、開発者の田村医師が往診のときに吠えて飛び掛かってくる番犬を撃退するために自ら考案したスポイト(ヒリヒリする液体を中に入れていた)をヒントにしたものでした。

イチジクの実を彷彿とさせる形や大きさは名前と合致し、多くの人に知って貰えたのだそうです。

名前の由来はそれだけではなく、複数の説があるとされています。

 

1つは、和漢医学ではイチジクの実を乾燥させたものが体の中を温める効果があり、冷えが原因で起こる下痢や腹痛に効くとされ、古くから和漢薬の緩下剤の材料として使われていたことが由来となっているという説です。

また、イチジクの実が熟すのが早いことが浣腸の即効性を伝えるのによいとされ「イチジク浣腸」と名付けられたという説や、イチジク浣腸が誕生した大正時代に子供たちがよく歌っていた「いちじくにんじん」というわらべ歌(江戸時代から歌われてきた毬つきや羽根つきなどをして遊ぶときの数え歌)が親しみやすいということから名付けられたという説などもあります。

 

▪まとめ

今回調べてみて、イチジク浣腸が大正時代に子供たちのために開発されたことに驚きました。

私も、子供がまだ小さかった頃に使ったことがあり、しばらく常備していたイチジク浣腸ですが、やはり家庭で便秘のケアができるのはとてもありがたかったです。

また、イチジク浣腸は便秘症の患者さんだけでなく、お腹の手術をするときの術前ケアにも用いられる医薬品でもあります。

イチジク浣腸の日には、今でも使われ続けている素晴らしい発明品のイチジク浣腸に感謝をしつつ、便秘予防のために食生活を見直したり運動をしたりしようと思います。

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