▪はじめに
現在日本では、季節ごとに色々な野菜や果物が生産され、手に入りやすくなっています。
しかし、野菜や果物を上手に食事に取り入れるのは難しいですよね。
そんなときに役立ち、生産者と消費者の架け橋になるのが野菜ソムリエという資格です。
そこで今回は、野菜ソムリエに関する記念日や野菜ソムリエという資格について詳しく紹介していきます。
目 次
食と野菜ソムリエの日とは
食と野菜ソムリエの日は、毎年4月9日にあります。
この記念日は、野菜や果物のある豊かな食生活を提起する日として、2005年(平成17年)11月に日本ベジタブル&フルーツマイスター協会(現在の一般社団法人・日本野菜ソムリエ協会)が制定しました。
日本野菜ソムリエ協会とは、2001年(平成13年)8月に誕生した団体で、「生活者が野菜・果物に関する楽しさ、新たな発見、感動などを見出せる環境」「農業・青果物流通業を含む、全ての食に関する仕事に従事している方たちが国民の健康の維持増進に寄与しているとプライドを持って働ける環境」を創り、「生産者と生活者の間の距離を、情報の相互流通を通じて縮める活動をする」という理念のもとに活動しています。
▪意味
食と野菜ソムリエの日には、野菜ソムリエを通じて、食を楽しむ社会の実現をアピールするという目的があります。
▪由来
食と野菜ソムリエの日は、「し(4)ょく(9)」(食)という語呂合わせが由来となって、4月9日となりました。
▪イベント
日本野菜ソムリエ協会は、毎年食と野菜ソムリエの日である4月9日に
というイベントを開催しています。
このイベントは、野菜ソムリエ資格保持者が、1年間野菜ソムリエとしてどんな活動を行ってきたかを発表し、価値ある活動をした野菜ソムリエを選出するというものです。
部門は、野菜ソムリエプロ以上の資格保持者がエントリーする「野菜ソムリエ部門」と、協会認定の野菜ソムリエコミュニティがエントリーする「野菜ソムリエコミュニティ部門」があります。
各部門とも、どのような活動を行ったかをPRする動画(2分以内)をYouTubeに投稿し、協会事務局によって選ばれた動画が一般公開され、閲覧数+いいね数及び社会に対する影響力によりファイナリストが選ばれます。
ファイナリストは審査会場でプレゼンテーションを行い、審査員(野菜ソムリエ)による投票で順位が決定します。
エントリーは野菜ソムリエの資格を持っていないとできませんが、資格を持っていなくても動画を見て審査することはできるので、興味にある方は動画を見てみてはいかがでしょうか。
野菜ソムリエの雑学
<野菜ソムリエってどんな資格?>
野菜ソムリエとは、野菜や果物の目利き・栄養、素材に合わせた調理法など毎日の食生活に欠かせない野菜・果物の幅広い知識を身につけることで、家族の健康や食に関わるさまざまな仕事に活かすことができる資格で、野菜や果物の魅力や価値を社会に広めることができるスペシャリストです。
この資格は、2001年(平成13年)10月から始まった日本野菜ソムリエ協会が認定する民間資格で、以前はベジタブル&フルーツマイスターという名称でしたが、2010年(平成22年)3月から野菜ソムリエという名称に変更されました。
野菜ソムリエには、「野菜ソムリエ」のほかに「野菜ソムリエプロ」「野菜ソムリエ上級プロ」という上級資格もあり、さらに専門的な知識を身につけて講演会やテレビなどに出演したり、本を出版したり、個人で事業を展開したりするのに活用できる資格となります。
野菜ソムリエの資格を取る方法は、通学制・半通学制・通信制・地域校ワーク付きの通信制があり、必要な科目(全7科目を2時間ずつ)をいずれかの形で受講した後、修了試験を受けるという形です。
合格率は85%で、難易度としてはあまり高くない取得しやすい資格とされています。(ただし、上級資格は難易度があがります)
実際に野菜ソムリエを取得した人は、日々の食事や子供の食育に活かしたり、飲食関係の仕事に就いたりしています。
<子供の食育にもおすすめのキッズ野菜ソムリエ養成プロジェクト!>
野菜ソムリエの資格取得には年齢制限がなく、実際に小学生や中学生のころに資格を取得してメディアなどで活躍している子もいます。
でも、さすがに未就学児で資格を取得するのは難しいですよね。
でも、小さいうちから野菜や果物に興味を持っている子のために、日本野菜ソムリエ協会では「キッズ野菜ソムリエ育成プロジェクト」という企画を行っています。
このプロジェクトは、年中(4・5歳)~小学校6年生までを対象としたもので、日本野菜ソムリエ協会が主催するイベントに参加してセミナーを体験すると「キッズ野菜ソムリエ任命書」が与えられ、さらにキッズ野菜ソムリエエプロンとチーフが贈呈されます。
キッズ野菜ソムリエに任命されると、お友達に野菜や果物の魅力を伝えるという任務が与えられ、また、協会が主催する子供向けのイベントに参加して野菜や果物と触れ合う体験ができたり魅力を伝える活動に参加できたりする機会が設けられます。
キッズ野菜ソムリエ養成プロジェクトは、3,000円の参加費で誰でも参加できるので、興味のある方は日本野菜ソムリエ協会のHP(https://www.vege-fru.com/)をご確認のうえ、参加してみてください。
▪まとめ
野菜ソムリエは普段の食事に活かされるだけでなく、子供も一緒に野菜や果物について詳しくなれるなど食育の一環としても魅力的な資格ですよね。
もちろん、野菜や果物の魅力を伝える職業にも活かされ、年齢性別を問わず誰でも取れる資格なので、親子で資格取得にチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
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