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漁業法記念日とはいつ?意味や由来は。「現行漁業法」が施行された日

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「3月14日  漁業法記念日」

■はじめに

もちろん漁業法のあることは知っていましたが、ご多分に漏れず難解な言い回しの条文で、目を通すのに新聞記事の5倍も6倍も時間がかかります。

理解するには、さらに5倍も6倍も時間が必要です。

 

■漁業法記念日とは

1949(昭和24)年3月14日に「現行漁業法」が施行されたことから、この日は「漁業法記念日」と言われていますが、制定のいきさつに関してはまるで情報がありません。

もっとも、2020年12月1日に70年ぶりの改正となる新漁業法が施行されたことで、1949年の漁業法からは「現行」の2文字が消されることになり、これで知る人もほとんどいない「漁業法記念日」の意味も失われることになります。

果たして12月1日が「新漁業法記念日」と呼ばれることになるのでしょうか。

 

漁業法記念日の意味と由来

明治維新以降の漁業に関する法令は、1871(明治4)年の「旧漁業法」、1910(明治43)年の「明治漁業法」、そして1949年の「現行漁業法」へと引き継がれて来ました。

これから「現行漁業法」は「昭和漁業法」と名前を変えて呼ぶことになるでしょう。

 

■漁業法記念日のイベント

「漁業法記念日」のイベントがあるとは思えません。

 

漁業法記念日の雑学

▽「現行漁業法」成立の背景

戦後、GHQは軍国主義排除と民主化の一環として、農地改革に次いで漁業制度の抜本的改革に着手しました。

しかし当時は、召集による若手漁業者の減少、大型漁船の軍事徴用や老朽化などによって漁業生産力が低下しているところへ、戦地からの引き揚げ者や復員で食糧事情はさらに逼迫、漁業法改正による漁業体制の立て直しが急務とされました。

改正案作成作業はGHQの勧告をもとに水産当局が検討し、修正案を提示するといった工程でしたが、この過程で判明した漁業の不振は、漁業者や漁船の不足に加え、水面が有効利用されていないことでした。

例えば漁業者同士が話し合い、同じ漁場で冬に定置網を設置し、それ以外の季節は網を撤去して漁船が操業すれば効率のいい操業ですが、当時の免許は網元といった顔役や企業が保持し、零細漁業者は優良な漁場から締め出されたままでした。

民主主義と漁業生産力は不可分の関係だとするGHQと水産当局は、当初、漁民団体へ権利を移譲させようとしましたが、それに対するソ連の好意的な反応を警戒したGHQは自営漁業者個人への漁業権交付に方針転換することになります。

しかし当然ながら網元たちの反発は強く、紆余曲折の末、漁民たちによる民主的な運営を原則とし、官庁の監督権限を制限する水産業協同組合法が1948(昭和23)年に制定され、翌年の「現行漁業法」と両輪を成して、新しい漁業の船出となりました。

 

▽サンマ不漁

近年、秋の手ごろな味覚の代表であるサンマの不漁が続いています。

かつては毎週のように食卓に登場したサンマですが、去年は数えるほどしか食べた記憶がありませんね。

スーパーから姿を消したわけではありませんが、買い物担当の同居人に言わせると「いくらおいしくても、モノにはモノなりの適正価格がある」んだそうで、去年はイワシをよく食べさせられました。

全国さんま棒受網漁業協同組合の発表によれば、2020年のサンマの水揚げ量は前年比27%減の2万9566トンで、記録が残っている1961年以降で最低だった2019年をさらに下回って、2年連続の最低記録更新でした。

当然、価格も前年の約1.5倍に上昇、これでは筆者の食卓には届かないのもムリからぬ話です。

不漁の原因はいくつか挙げられていて、間違いないと思われるのは地球温暖化の影響によって日本近海の海水温が高くなったことで、サンマの来遊が遅れている間に、マイワシが入り込んでエサのプランクトンを食べてしまい、サンマが追いやられているという見方です。

さすがに10月に入れば海水温も下がるので、まとまった数のサンマが見られるようになりますから、だんだんと冬の味覚にシフトしてしまうのかもしれません。

この海水温原因説同様に根強いのが、中国や台湾の漁船が日本の手前の公海上でサンマを獲ってしまうからだというものですが、これはルール違反でもなく、かつては日本漁業のお家芸でもありました。

ただ乱獲の恐れはあって、サンマ資源の減少につながっているという見方もあながち穿っているようには思えませんね。

サンマも人間の食を支える大切な資源、絶滅危惧種指定なんていう事態はカンベンしてほしいと思います。

 

■最後に

2020年の漁業法改正では、「獲り得」と言われていた密漁撲滅のため、罰金の最高額が200万円から3000万円に引き上げられるなど、罰則が大幅に強化されました。

しかし法と規制は常にイタチごっこで、規制の実効性がいつまで担保されるのか心配でもあります。

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