▪はじめに
みなさんは「氷上のF1」と言われているボブスレーという競技を見たことはありますか?
日本ではまだまだマイナーな競技ではありますが、アメリカのコメディ映画の題材にもなり話題になったのでボブスレーに興味を持った方も多いと思います。
そこで今回は、ボブスレーに因んだ記念日やイベント、雑学などについてご紹介します!
目 次
ボブスレーの日とは
ボブスレーの日は、毎年2月12日にあります。
この記念日は、1938年(昭和13年)の2月12日に北海道札幌市で日本初の全日本ボブスレー大会が開催されたことに因んで制定されました。
▪意味
ボブスレーの日は、1938年に北海道札幌市で開かれた日本初の全日本ボブスレー大会を記念しています。
▪由来
ボブスレーの日は、1938年(昭和13年)2月12日に札幌で初めての全日本ボブスレー大会が開催されたことに由来しています。
▪イベント
北海道札幌市では、毎年2月に「大通公園ウィンタースポーツフェスティバル」というイベントが行われています。
これは、冬の風物詩ともいえる北海道札幌市の大通公園で毎年行われるさっぽろ雪まつりの後に大雪像の雪を再利用して行われるイベントで、歩くスキーやスノーホッケー、バイアスロンなどのウィンタースポーツを無料で体験することができます。
中でも目玉なのがボブスレーの体験コーナーです!
大雪像に使われた大量の雪で作られた雪山のコースを小型のボブスレーで駆け抜けるボブスレーのコーナーは3歳~12歳の子供限定(親子で乗ることも可能)ですが、毎年たくさんの子供たちが参加していて、1時間以上待つこともあるんだとか!
雪山のジェットコースターみたいで楽しそうですよね!
スキーなどの道具は全て貸してくれるので、雪対応の温かい服装であればだれでも自由に参加できます。
また、ウィンタースポーツで冷えた体を温めてくれる飲み物や食べ物の屋台も出ているので、ぜひ家族みんなで参加してみてください!
札幌市HP http://www.city.sapporo.jp/sports/event/wintersportsfestival/
ボブスレーの雑学
<ボブスレーのソリはどう進化していったの?>
ボブスレーとは、ハンドルとブレーキの付いた箱型のソリに4人もしくは2人の選手が乗って滑り降りそのスピードを競う競技です。
もともとはスイスのアルプス地方の子供がやっていたソリ遊びがボブスレーの起源で、旅行でアルプスを訪れていたイギリス人(アメリカ人との説も)が「大人がやっても楽しいんじゃない?」というところから始まったとされています。
1884年ごろに世界初のボブスレー大会がスイスで行われ、1924年の第1回冬季オリンピック(フランスのシャモニー)の正式種目にもなりました。
大人が本気で遊び始めるとオリンピック競技にまでなるという典型的な例ですよね。
もともとがソリ遊びだったので、ボブスレーのマシンも最初はハンドルとブレーキがついたただのでっかい木のソリでした。
それがオリンピック競技になったことでマシンがどんどん改良されていきました。
木のソリから鋼鉄製のソリになり、よりスピードを出すために航空力学を活用した流線型の覆いがソリの先に付けられ、最終的にはスポーツカーやロケットを彷彿とさせる箱型のマシンにまで変化したのです。
また、素材も軽くて丈夫な強化プラスチックになり、最高速度が140㎞/hまで出るようになりました。
現在ではフェラーリやBMW、ヤマハなどの自動車やオートバイのメーカーがマシンの開発に協力するようになっていて、ボブスレーはまさに「氷上のF1」という名前にふさわしい競技に進化していったのです。
大人の本気ってすごいですよね。
<ボブスレーのオリンピック選手だった王様がいるって本当?>
世界の王族の方々の中で、スポーツを嗜んでおられる方は数多くいらっしゃいます。
モナコ公国の現大公であるアルベール2世もその1人で、ボブスレー選手としてなんと5回もオリンピックに参加しているのです!
モナコ公国といえばかつてハリウッド女優のグレース・ケリーが当時の大公と結婚したというシンデレラストーリーが有名ですが、アルベール2世はまさにそのグレース・ケリーの息子で自らも一般女性と結婚するというエピソードがあります。
アルベール2世と結婚したのは、南アフリカで水泳のオリンピック選手として活躍していたシャルレーヌ妃で、とてもスタイリッシュで美しい王妃としても有名な方です。
出逢いはモナコで行われた水泳の世界大会だったそうで、お互いオリンピック選手だったことで意気投合したそうです。
アルベール2世がボブスレーをしていたからこそ生まれたご縁だったといえるのではないでしょうか?
▪まとめ
いかがでしたでしょうか?
残念ながら日本ではボブスレーの練習場所や選手が少なくてメジャーな競技になりにくい現実があります。
しかし、現在も選手の皆さんやマシン開発に携わる皆さんが頑張っているので今後のオリンピックで私たちもしっかりがっつり応援していきましょう!
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