■はじめに
春になるとどのような音楽が聞きたくなりますか?
春といえば出会いや別れ、桜の季節といったイメージでしょうか。
様々な思いに合わせて音楽を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?
そんな4月の始まりは、私達に昔から馴染みのあるフォークの日です。
目 次
フォークソングの日とは
フォークソングの日(フォークの日)は毎年4月9日にあります。
様々なジャンルの音楽やアーティストを送り出している日本クラウン株式会社のPANAM(パナム)レーベルによって2015年に制定されました。
日本クラウン株式会社は1963年(昭和38年)に創立され、1970年(昭和45年)にフォークやニュー・ミュージックの専門レーベルとして誕生したのがPANAMレーベルになります。
■意味
フォークの日はフォークソングを広め、世代を問わずその魅力を知ってもらいたいという意味合いがあります。
実際に全国各地では「フォーク酒場」が盛況で、フォークは近年新たなブームとなっています。
制定を機に規模を広げたイベントも行っていきたいとのことです。
■由来
4月9日は、英語で「フォー(4)」と音読みで「ク(9)」と読むことができます。
この語呂合わせから、フォークの日は4月9日に制定されました。
PANAMレーベルを通して「やなわらばー」という女性ユニットが発案しました。
2015年のこの日に東京・新橋のフォーク酒場「落陽」にて記念日登録証授与式が行われた際にも出席し、関係者と共にお祝いしました。
音楽のジャンルとしては、初めての記念日認定とのこともあり注目を集めました。
■イベント
記念日が制定された翌年の2016年から2017年にかけてフォークソングの日実行委員会主催の【フォークソングの日】と題したイベントが開催されました。
これはフォークの日の発案者である“やなわらばー”を始めとした、出演アーティストによるライブ・トークを観客と一緒に楽しむことができるといった内容です。
そして2018年には、やなわらばーによるインターネット番組「続・やなわらばーのやらねばなー」にて【フォークソングの日スペシャル!!】が4月9日にライブ配信され、リスナーからのメッセージやリクエストを募りました。
他にも2018年の記念日には、大阪のイシバシ楽器・心斎橋店で【俺のワンマンステージ大応援祭】が行われ、店内設置のステージにて唄を披露するとプレゼントがもらえたり、沖縄県中部嘉手納(かでな)町では【フォークソングまつり2018】が開催されビールや泡盛を片手に楽しめるステージ演奏が行われました。
全国のフォーク酒場やイベント会場でも通年通して関連イベントが行われることもありますので、お近くの情報をチェックしてみてくださいね。
■フォークの雑学
フォークの日にちなんだ雑学をご紹介します。
□フォークとは!?
今回紹介するのはフォークソングの記念日ですが、このフォーク(Folk)は“民衆の”、“民間の”という意味になります。
もともとは民族音楽や民謡を差し、アコースティックギターやバンジョーなどを使った演奏でしたが、そこから派生したポピュラー音楽も含まれるようになりました。
日本でも戦後にアメリカンフォークの影響を受け、弾き語りからバンドまで幅広いスタイルに発展し今に至ります。
1960年代にはコンサートの先駆けとなった“日劇ウェスタンカーニバル”に続いて「日劇フォークカーニバル」という企画も行われ、全盛期を迎えました。
□やなわらばーとは!?
沖縄県・石垣島出身の幼なじみの女性ユニットです。
ボーカルと三線(さんしん)担当の石垣優、ボーカルとギター担当の東里(あいざと)梨生によって結成され2003年にデビューしました。
時代に左右されない心に響く歌を届けるため、精力的にライブ活動などを行っています。
ちなみにユニット名の“やなわらばー”は、沖縄の方言で「やな=イヤな、ダメな」、「わらばー=子ども」と言われることから「いたずらっ子」や「悪ガキ」という意味になります。
■まとめ
フォークの日についてご紹介させて頂きました。
フォークソングと聞くとやはり世代が問われそうなイメージですが、日本初の音楽の記念日であり再ブームが来ていることから、幅広い年代でもこれから聴かれるようになるかもしれませんね。
毎年4月9日フォークの日には、お近くのイベントやラジオなどの配信番組をチェックして音楽を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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